玩具堂 先生が贈る、「迷わない子ひつじの会」 の活動の日々を描くシリーズ第6巻。
クリスマスを前に、雪山の山荘で繰り広げられた殺人事件になぞらえた芝居に挑みます。
(イラスト:籠目 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=321205000020 】
まず 「あとがき」 がショッキングすぎる。「スニーカ文庫編集部」 さん、新シリーズに
挑戦させるのは経験を積む上でも意味のあることかと思いますが、ぜひ本作の続きも書く
ことを忘れないでいただきたいものです。よろしくお願い致します。
さて本編はというと、“佐々原” の 「“成田”の都合の悪いところ集め」 がエスカレート
して言動がますますおかしくなっていく最中、“会長” と “成田” の距離感というか彼女
の気持ちにも少なからず変化が訪れている模様です。どっちにしろ素直じゃない所で。
そこは “仙波” も負けてはいませんが、いろいろと心乱される渦中においてもしっかりと
謎は解いてくるあたりは流石と言えましょう。強い想いに囚われた当事者たちの人間関係も
捉えづらかったですし。そうそう、とりあえずサンタ姿も素晴らしいと言っておきましょう。