2012年07月31日

『ソード・ワールド2.0リプレイ with BRAVE(1) 聖剣のクルセイド』

北沢慶 先生/グループSNE が世に送り出す、本気の 「SW2.0」 リプレイシリーズが登場。
「聖戦士物語」 シリーズの “ロイ” たちに新キャラを迎え堂々の幕開けとなります。
(イラスト:秋津たいら 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201205000028


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  ヘザー : やはり蛮族でしたか。速やかに倒しましょう。
  フィオ : 初めて意見が合いましたね。すぐに殺しましょう。
  ロイ : ちょ、ちょっと待って!(笑)
  レーシィ : ああ、ロイ王子! 会いたかった!
  フィオ : 絶対殺ス!
  一同 : (爆笑)!!
  フィオ : えねるぎーじゃべ──
  一同 : わーわーっ!(みんなで押しとどめる)
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姫さんはブレないなぁ(笑)。それでいて王子が 「グラスノ王国」 に逗留し続けた間
何も無かったというのだからおいたわしい(苦笑)。このシリーズでは“イングリッド”
以外にも王子の傍にあらんとその座を狙う女性陣が多くて一層苦労しそうです。

対する王子も相変わらずのほほんとしてるし、「ここぞ!」 というときの出目の悪さも
そのままだし、何より第一話から××しちゃうとかいきなり神懸かりなところを見せつけて
くれなくてもいいのに(苦笑)。しかもその影響がシナリオ進行にも波及してるし。流石です。

人間側も蛮族側も主戦論に押されて一触即発、という流れ。その裏にどちら側にも争いを
望まぬ勢力がある、という一枚岩ではないところを感じさせる描写。“ロイ” たちが
遊撃手として戦争を食い止められるのか。今後の展開に期待が高まるというものです。

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2012年07月30日

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ナイツ(3) ナイトアゲンストナイト』

矢野俊策 先生/F.E.A.R. が贈る 「ナイツ」 シリーズ第3巻。「デイズ」 チームとの
対決を経て今度は新旧ナイトフォールの決戦を迎える “瑠璃” たちの動向を追います。
(イラスト:エナミカツミ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201110000121


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  ハウント : 通信機のスイッチを入れる。瑠璃に向けて。
  瑠璃 : 即反応する。──少佐?
  ハウント : 瑠璃か。・・・・・・今をもって、私はこのチームを離脱する。
  瑠璃 : えっ!?
  ハウント : 私は私の目的を遂行する。キミたちはキミたちの任務を遂行したまえ。
  瑠璃 : どういうことですか、少佐!
  ハウント : 説明はできない。では──キミたちの武運を祈る。
  瑠璃 : 少佐! 待ってください、少佐!
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新たな遺産を巡り、金獅子騎士団の移動式海底要塞へと侵入するナイトフォール・チーム。
そこでついにキャラハン家当主の座を追われ亡霊となった“シーザー”こと“ハウント”の
復讐の炎が燃え上がり、捨て身の一手へと駆り立てる展開に。

さらに旧ナイトフォール・メンバーが操られていたことが新旧決戦を意味していたのでは
なく、その先にある対決がそれを指し示していたという濃密なストーリーをこのページ数で
実現してくるところが 矢野 先生の空恐ろしいところで。もちろんPL諸氏の好演ぶりも。

どれだけ絶望を味わい、何度その身を捨てようとしたか知れない “瑠璃” が絆の強さを
もってついに聖杯と向き合う意思を得た反面、思惑の外れた “スナッチャー” の劣情と
憤怒ぶりが対照的で、直接対決を予感させてくれます。次巻も楽しみで仕方がありません。

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2012年07月29日

『私とあなたの青春革命。』

広沢サカキ 先生と CUTEG 先生の 『アイドライジング!』 コンビが贈る新シリーズ。
アイドル学科のある学園で強権を発動する生徒会に抗う革命家少女の物語を拝読です。
(イラスト/CUTEG 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1207.php#new16


校内で公開処刑とかスゴい学園だな。まぁ、それも「アイドルを守るため」という題目の
下で強い自治権が認められている体制を示すための演出の一つなのでしょうけど。それに
してもパンツとかモロに見えてるからなぁ。揺るぎないなぁ。・・・まぁ、それはさておき。

反体制派として暗躍する “麒麟堂奏子” の活動に巻き込まれた “天道優馬” がとある
事情から駆け出しのアイドルである妹 “使織” を助ける身代わりとして生徒会の手に
落ちた “麒麟堂奏子” を救うべく闘志を燃やして猪突猛進する、という展開が見どころ。

そして組織対組織の確執とは別に、生徒会長 “鳳凰院姿子” と “麒麟堂奏子” の、
共通する過去から生じた相容れない思想の違いからくる対立の図式が今後どう作用して
いくのか、という点が次巻以降の焦点になるものと期待しつつ次巻の刊行を待ちます。

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2012年07月28日

『ミニッツ2 〜神の幸運、天使の不運〜』

乙野四方字 先生が贈る学園騙し合いラブストーリー第2巻。相手の心を読む “櫻” の
力では太刀打ちできない、運命を味方につけ常勝するという相手が立ちはだかります。
(イラスト/ゆーげん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1207.php#new7


「ワルツの14番」で “明芳” に勝負を挑むところの駆け引きも相当なものですが、その
常勝少年を巡ってのせめぎ合いもまた想像以上にフェイクの連続で深く静かに熱い展開を
見せてくれています。・・・“櫻” はツメが甘いっすねぇ(苦笑)。

牽制し合う “櫻” と “遙” のやりとりを見ているのが相変わらず面白いところ。更に
今巻では渦中の勝負において男を魅せた “陣内” と感情が表に出ない “よもぎ” が
僅かな成長の一歩を踏み出した場面も目を惹くところがありました。

また、もう一つ焦点を当てるべきところとして、“櫻” が思わぬところから見届ける
ことになった 「鬼火憑き」 の能力のぶつかり合い、その顛末。“茉莉” が気付いた
彼ら、彼女らの共通点が何を意味するのか。続きに期待が掛かる展開となっております。

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2012年07月27日

『魔法の材料ございます10 ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』

葵東 先生の 「魔材」 シリーズ、ついに2桁巻数へ突入。バラキア神国のクラウト王国
侵攻に “リリアーナ” たちが、そして “シャルト” がどう動くかに焦点が集まります。
(イラスト:蔓木鋼音 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/mahou/


何かと後手に回ったり力及ばずな “シャルト” に代わり先陣を切る “リリアーナ”。
そんな彼女に告げられる 「幸運神の加護」 の真実、その根源に秘められたとある偏執。
存在意義を揺るがされてもなお前へと進む彼女の姿はまさしく救国の英雄そのもの。

対する “シャルト” も最後の最後では肩を並べ、なんとか “バルシュタット” と対峙
する気概を取り戻しました。また、「顔見知りの方が大切なんだ」 という彼の澱みない
本心がついに “タトラ” の心をも動かしています。流石という他にありません。

しかしながら、ここまでの一連の流れがすべて “バルシュタット” の思惑通りという
後塵を拝する結果であり、このまま定められたレールを突き進むことになるのか。または
窮鼠の如き “シャルト” が取る一手が流れを変えるか。次巻の動きに注目です。

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2012年07月26日

『うちの居候が世界を掌握している!2』

七条剛 先生の 「第4回 GA文庫大賞・奨励賞」 受賞作、第2巻。オリオンリュート社の
人材確保を図るはずの “真哉” が世界経済の危機と立ち向かっていく物語を綴ります。
(イラスト:希望つばめ 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/isourou/


力の使い方を間違えない。先見の明もある。そんな若き社長 “真哉” が今巻も狙いを
外すことなく仕留めていきます。アウトローなやり方にも理解があるのでまさに向かう
ところ敵無し、というしかありません。

話の筋としても登場するキーワード、条件の繋がりが分かりやすく自然と頭の中に入って
くる感じがします。“桃香” と “莉子” の微笑ましい姉妹喧嘩や、借りを返そうとする
“莉子” の言動が心を和ませてくれます。

キャラクター同士のやりとりであるとか、希望 先生のイラストが醸し出す雰囲気が好きで
応援したくなるシリーズだと思っております。家族思いの “真哉” がいつか本領発揮
せざるを得ない状況に陥る場面を見てみたい、と思いつつ次巻の刊行を待つことにします。

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2012年07月25日

『俺はまだ恋に落ちていない3』

高木幸一 先生が贈るトライアングル・ラブコメディ第3巻はかつての思い人の登場とその
アプローチに動揺が隠せない “赤井”、そして “恵衣美” “詠羅” の様子を描きます。
(イラスト:庭 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/hamada/


中学時代の想い人 “晴子” の登場にかつての甘酸っぱい想い、そしてほろ苦い想いを呼び
起こされる “赤井”。かつて告白したこともある、と知らされ更に改めて交際を迫ってきた
ともなると “恵衣美” と “詠羅” も言いあっている場合じゃなくなってしまうワケで。

“愛子” さん曰く 「呆れるくらい愚直で、不器用で、生き下手」 な “赤井” が過去を
選ぶのか、今を選ぶのかが見どころとなります。どちらに対しても真摯に向き合って、
最後にバレンタインデーという一大イベントで出した結論、その理由がなるほど彼らしい。

“空河” の好感度も着々と伸びを見せる中、“赤井” たちの様子を微笑ましく眺める
“橘” さんの視線と、“赤井” に対して教育的指導の思い溢れる “愛子” さんの目線が
嵐の去った3人の様子を捉えているかのようです。次巻も何やらありそうな引きですけど。

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2012年07月24日

『おと×まほ 15』

白瀬修 先生の大人気魔法少女コメディ第15巻。これまで世に秘されていた「ノイズ」を
広く知らしめようとする「カコフォニー」との対決を描き、クライマックスを迎えます。
(イラスト:ヤス 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/otomaho/


クライマックスに向けてシリアスな中にもコメディな要素と “彼方” への辱めを忘れる
ことのない 白瀬 先生の心意気には頭が下がる思いです。女性陣との裸のお付き合いまで
させちゃうとか全裸待機させちゃうとかスケスケにさせちゃうとか良い仕事ぶりです。

「オリジンキー」を投げつけちゃう武闘派魔法少女として活躍してきた “彼方” ですが
その真意が、そして真価が “深未” と対峙する上で、さらに最終決戦に臨むところで
大いに発揮された、本作らしいクライマックスでありました。

白瀬 先生、ここまでお疲れさまでした〜・・・と思いきや何とワンチャンあるで、とのこと
ですのでどんだけ “彼方” を辱め足りないの? という想い以上に魅せてくれ! という
気持ちが溢れてきます。白瀬 先生、全力全開でよろしくお願い致します。期待してます。

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2012年07月23日

『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 5 「別冊パチレモン付き」限定版』

関連コミックスも時を同じくして刊行され、その中で一斉に報じられたTVアニメ化に沸く
裕時悠示 先生の甘修羅らぶ×らぶコメディ。小冊子付きの第5巻を読ませて頂きました。
(イラスト:るろお 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/syuraba/


某モバマスを意識した挿絵の数々には驚かされると共に、るろお 先生の労力も半端ないな
という気がしてならない今日この頃。これ、元絵はカラーなのでしょうか。いずれ画集とか
出ることになったら収録されたりするのでしょうか。

というのはさておき。“真涼” の中のニセ彼氏設定が崩壊しっぱなしで “鋭太” に対する
反応が心底恋する少女に成り下がってます(苦笑)。“愛衣” も本心バラしちゃってるし。
“千和” と “姫香” は人として一歩前に進んだ感があるような、ないような。

四者会談の中でも気持ちを新たに “真涼” へ食い下がる “千和” との対決姿勢が示された
ワケですが、その “真涼” が有していたアドバンテージもついに無くなり、改めてフラット
な関係になりそうな “鋭太” と女性陣たち。今後の展開が気になるというものです。


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  ・1Pコミック「おれしゅら」(るろお)
  ・ゲストイラスト
   (稲瀬信也、閏月戈、切符、狐印、蔓木鋼音、七介、ぽんかんG、まりも)
  ・裕時悠示書き下ろし短編
   「元カノとヨリを戻すことにしたら婚約者に訴えられた」
                                      (敬称略)
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「別冊パチレモン」 の収録内容はこんな感じで。「とらだよ。」 の出張コミックでも
魅せて頂いている るろお 先生の1Pコミックは上手くまとまってますし、ぽんかんG神も
お呼びしてのコラボイラストは見どころ満載。まりも 先生のがだいぶ攻めてて良いです。

裕時悠示 先生の書き下ろし短編は、状況が状況なだけにこれまた混沌としております。
“愛衣” は本当に自分の設定で首をしめてますね、という結果をこじらせた一例なのかも
しれません。彼女が今後、“鋭太” 争奪に向けてどう動くのかも注目したいところです。

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2012年07月22日

『七星降霊学園のアクマ 01 グラトニー・シールド』

ファンタジア文庫の新作 『デーゲンメイデン』 と同時期に 田口仙年堂 先生が世に送る
もう一つの新シリーズ。兄妹イチャラブアクション・ストーリーを読ませて頂きました。
(イラスト:夕仁 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201203000169


規定のクラスに分類されないことにひがむのではなく、無限の可能性をもつ存在であると
前向きに捉え挑戦していく 「クラスX」 の面々に好印象を受けました。悪魔使いとしての
立場を受け入れるまでに時間が掛かった “花村” 兄妹には頑張っていただきたいところ。

突出した能力しか持ち合わせていない “柚子” や “ボブ” そして “雪伽” をまとめる
こととなった “月斗” が力を得るために行った代償行為が今後どこまで通用するのか、
どれだけ使えるのかが一つの鍵を握ることになりそうです。

その対価の支払い先である悪魔 “カグラ” の悪魔らしからぬ所業の数々が面白く、そして
可愛らしいのも見どころの一つ。途中参戦してきた2名の 「Xクラス」 メンバーが彼/彼女
たちにどんな影響を及ぼすのか、時間の動向を注視しておきたいと思います。

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2012年07月21日

『ベン・トー 9 おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円』

アサウラ 先生が贈る本編第9巻、シリーズ11冊目。半額弁当争奪バトルに力と青春を注ぐ
「HP同好会」 の面々が冬の合宿において遭遇する宿命の対決、その顛末が描かれます。
(イラスト/柴乃櫂人 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/-bento/#b11


合宿という非日常のシチュエーションに上乗せされた若さ故にリビドー溢れる “佐藤” の
偏執的な妄想とその描写の数々がいかにも青春、という感じですが “茉莉花” に対する
あれやこれやについては122ページにある “著莪” の言葉を私からも贈っておきたい所。

「大厄の闘牛士」 の二つ名をもつ “秋鹿”、「HP部」 当時の “仙” と少なからず因縁
がある相手の登場でますます過去のエピソードに興味が沸きます。「氷結の魔女」 への
復讐に燃えるその裏にある、単純な敵としての存在では持ち得ない感情も興味深い。

“レッド” が要所要所で魅せてくるところもなかなかポイント高いな、と思いつつ男同士の
絆を拳を振り上げて確かめ合う “佐藤” の姿が何とも勇ましく、そして格好よく映ります。
スーパーの希望とは一体何なのか。意味深長な言葉に想いを馳せつつ次巻へと続きます。

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2012年07月20日

『選ばれすぎしもの!』

峰守ひろかず 先生と 京極しん 先生の 『ほうかご百物語』 コンビが贈る新シリーズ。
幾つもの異世界の窮地を救う勇者のこき使われぶりを綴るブレイブストーリーを拝読です。
(イラスト/京極しん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1207.php#new14


ヒロインがいきなり6人も登場する、という彼女たちの描写に掛けるページの割合が減る
ことが明白な中でもきっちりと整理して分かりやすく読ませてくるあたりは流石、という
感じがしました。安心して次巻以降も手が伸ばせそうです。

「勇者は本当に “護” しかなれないの?」 とか 「当番制って言うけど、じゃあ・・・」 と
いった当然湧き上がる疑問についてもちゃんと伏線を張って、答えも用意して頂いていて
話の展開としても申し分ないと思います。

のっけからヒロイン6人のキャラクターデザインをお願いしたところで次巻でまた新しい
メンバーを増やすという 京極 先生泣かせな 峰守 先生の宣言はさておき、次はどんな
異世界の窮地を “護” が救っていくのだろうかと思うと楽しみなところです。

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2012年07月19日

『C3 -シーキューブ- XIV』

TVアニメのBD・DVDが発売中、ということで 水瀬葉月 先生が贈るシリーズの第14巻。
悪堕ちした “このは” を巡って “春亮” たちの気持ちに葛藤が生まれ、渦を巻きます。
(イラスト/さそりがため 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1207.php#new5


“このは” がこのまま帰ってこなければ──。“春亮” への想いがある故にそんな暗い
感情に囚われる女性陣、とりわけ “錐霞” の機微が話の流れとして注目の一点かと。
彼女と対等でありたい、という感情でもってその暗い気持ちを昇華させるところが特に。

“このは” との過日を織り込みながら “リリィハウル” との共闘も辞さないほど彼女を
取り戻す願望を高めていく “春亮”。彼らの秘策をもってしてもその願い叶わず、打つ手
なしの絶望の淵からどうやって彼女を取り戻せたのか、という点も見どころと言えましょう。

“このは” が涙ながらに “春亮” へ告げた我が儘とそれを証明するために示した行為。
“フィア” たちの想いに衝撃が走る中、“拍明” が宣告した一言が、そして “春亮” の
前に現れた謎の美女が放つ発言に新たな注目を集める展開が次巻への期待を誘います。

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2012年07月18日

『マグダラで眠れ』

『狼と香辛料』 最終巻の刊行から1年が経ち、支倉凍砂 先生が贈る新シリーズ。眠らない
錬金術師 “クースラ” と白い修道女 “フェネシス” の物語、読ませていただきました。
(イラスト/鍋島テツヒロ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1207.php#new4


「クラークの三法則」 なるものが世の中にはありますが、「科学」 という概念すらまだ
確立していない中世のような世界観であるからこそ 「錬金術」 という呼び名が性に合う
気にさせてくれる描写の数々。それらに惹き付けられていく展開に好感が持てます。

常人から見れば狂気のように思われるかもしれない “クースラ” や “フェネシス” の
夢を賭けてのやりとりは 支倉 先生らしさを感じました。女性の扱いにも長けたところが
ある “クースラ” の言動には物珍しさを感じざるを得ないものもありますけれども。

“クースラ” の相棒たる “ウェランド” の計り知れない物言いや振る舞いも気になる
ところですが、運命の出会いを果たした “クースラ” と “フェネシス” の二人が今後
どんなお話を紡いでいくことになるのか期待できることが確認できて良かったと思います。

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2012年07月17日

『魔法科高校の劣等生(6) 横浜騒乱編<上>』

文科系の九校間対抗戦とも言える 「全国高校生魔法学論文コンペティション」 に “達也”
が参加するところから始まる 佐島勤 先生の大人気シリーズ、第6巻の登場です。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1207.php#new2


「大魔王」 とまで示唆される “達也” の無双っぷりが飽きることなく発揮されているのは
相変わらずですが、女性に対する妄言もいくつか飛び出すあたり別の意味でも底知れない
ものを見せつけてくるあたりは羨むべきか蔑視すべきか悩ましいところで(苦笑)。

他にも挿絵つきでラッキースケベな目にあう男性陣もいたりして何ともうらやまけしからん
ワケですが、こちらもいいモノを見せてもらいましたので是認しておきましょう。あと、
ベッドの上で右に左に転がる “深雪” の様子が可愛らしく想像できるのもいい感じです。

外なる魔法師たちの暗躍、何よりからめ手で “達也” たちの周囲を脅かす “周” の存在が
何とも空恐ろしい限りですが、風雲急を告げる 「論文コンペ」 直前の状況に第一高校の
面々がどう対処していくことになるか。「横浜騒乱編<下>」の登場を待ちたいと思います。

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2012年07月16日

『ソードアート・オンライン10 アリシゼーション・ランニング』

「大」が何個か付くくらいTVアニメが好評放映中な 川原礫 先生 のシリーズ第10巻。
現実世界で姿を消し、謎のファンタジー世界で時を過ごす “キリト” の今に迫ります。
(イラスト/abec 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1207.php#new1


“茅場晶彦” の想いがまた一つ、違った形で受け継がれたのか。現実世界で長い時間を
掛けて解き明かされる 「プロジェクト・アリシゼーション」 の内容からそう感じました。
そして 『アクセル・ワールド』 と繋がっていくかのような設定の数々に心躍る感も。

ということで 「SAO」の上位ソードスキルが謎のファンタジー世界 「アンダーワールド」
でも使えるという理由に自力でほぼ辿り着いてしまう “キリト” は新世界で定めた目標に
着々と歩を進めていくと共に、新たなる得物を手にすることでいよいよ本領発揮なご様子。

力を手に入れる傍ら、既存のものとはまた一味違うVRMMOの世界での可能性を見い出そう
とする “キリト” の心優しさは賞賛に値するものがあります。“アリス” に再開するという
目標を遂げる “ユージオ” たちが何を目にすることとなるのか、期待させて頂きます。


#背表紙のSDキャラによるアピールがステキです。

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2012年07月15日

『魔法戦士リウイ ファーラムの剣 魔法の国の魔法戦士』

1998年 10月 21日に 『魔法戦士リウイ1』 が刊行されてから14年弱。水野良 先生が
長年にわたって綴ってきた英雄譚ですが、ついにその幕を下ろす時がやってきました。
(イラスト:横田守 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201005000201


私はシリーズ刊行の途中から読ませていただいてますけど、それでもここまで辿り着くのは
長かったと感じました。表紙の “パーン” と “ディードリット” と共に無の砂漠に集う
冒険者の一員として「SW1.0」PLのPCたちが居たのかと思うと殊更印象的に映るものです。

最後の最後で “リウイ” が表舞台から姿を消し “ルキアル” の遊戯に世界が翻弄される
展開にはハラハラとさせられるものがありましたけれども、秘中の秘儀で魔法戦士としての
素質を補い、再び “アトン” との決着をつけに行く姿がそれを払拭してくれました。

ヒロインとの決着も 「なるほど、そうですか」 という形でまとめていただいて完結した!
という感がひとしおです。「アレクラスト」大陸を巡る物語はこれだけに留まらないという
のがまたこの世界の奥深さをにじませています。無事の完結を心よりお祝い申し上げます。

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2012年07月14日

『ニーナとうさぎと魔法の戦車 6』

藪口黒子 先生のコミックス1巻も発売中、ということで順調に巻を重ねる 兎月竜之介 先生
のシリーズ第6巻は “ニーナ” の憧れの歌姫がアンフレックを訪れる所から始まります。
(イラスト/BUNBUN 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/_nina/#b06


BUNBUN 先生の挿絵で 「ハーモニカの音色」 とか言われるとつい別の場面が頭をよぎる
程度にはラノベ読みな私ですが、まぁそれはさておき。今回は歌姫 “リディア” の意外な
一面を二度味わうことになるラビッツのメンバーたちが描かれております。

歌で世界を平和にしたいと願う “リディア” の想いと、彼女の楽団をマネジメントする
“スプライカ” の願い。2つがぶつかりあった先に残ったそれぞれの感情が歌声に、そして
ハーモニカのメロディに透けて見えるかのような描写が見どころと言えるのではないかと。

絵的にはコンサートに参加するにあたってコスプレするところですかね、目を惹くのは。
どうにか陰謀を阻止することができたラビッツの面々ですが、アンフレックの街が受けた
被害が大きいのが気に掛かるな、などと思いつつ次の巻が出るのを待ちたいところです。

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2012年07月13日

「好きなライトノベルを投票しよう!! 2012年上期」エントリー


いちせ さん主催の「好きなライトノベルを投票しよう!! 2012年上期」
http://1se.sakura.ne.jp/lightnovel/2012_01-06/ )に投票します。



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  『六畳間の侵略者!? 9』(健速)

  【12上期ラノベ投票/9784798603551】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/54292152.html


  『アリス・イン・ゴシックランドIII 吸血機ドラキュラ』(南房秀久)

  【12上期ラノベ投票/9784041001448】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/54015882.html


  『サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA』(河野裕)

  【12上期ラノベ投票/9784041002094】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/55046884.html


  『楽聖少女』(杉井光)

  【12上期ラノベ投票/9784048865661】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/55828418.html


  『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』(宇野朴人)

  【12上期ラノベ投票/9784048865593】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/56761699.html


  『パンツブレイカーG』(神尾丈治)

  【12上期ラノベ投票/9784758043212】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/56041949.html


  『蒼穹のカルマ8』(橘公司)

  【12上期ラノベ投票/9784829137321】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/54338444.html


  『六花の勇者 2』(山形石雄)

  【12上期ラノベ投票/9784086306713】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/55677888.html


  『も女会の不適切な日常1』(海冬レイジ)

  【12上期ラノベ投票/9784047279278】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/55406096.html


  『東雲侑子は全ての小説をあいしつづける』(森橋ビンゴ)

  【12上期ラノベ投票/9784047280779】

   ⇒ http://njmy.sblo.jp/article/56230389.html


              ※敬称略。順不同。リンクは当ブログ内の感想記事。

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posted by 秋野ソラ at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ココロコネクト ステップタイム』

TVアニメの放映が開始となり、人気度を増していく 庵田定夏 先生の五角形コメディ、
短編集第2弾は 「FB Online」 に掲載の2編に書き下ろし2編を収録しております。
(イラスト:白身魚 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01


なんとなく集められたあぶれ者5人。5人の視点を切り替えながら少しずつ「文化研究部」
を通して繋がっていく様子を描く「ファーストエンカウンター」、手段は違えども排他的な
“稲葉” と “伊織” が長い時間を掛けて歩み寄るまでを描く 「ふたりぼっちの友情」。

「FB Online」 に掲載の小編で掴みを得た所で三者三様×2のカップルの恋愛模様を描く
「デート×デート×デート」。“太一” と “稲葉” の熟年カップルぶりには違った意味で
驚かされつつも 「デレばん」 が出れば年相応になるので一安心。皆、青春を謳歌してます。

そして愛の伝道師 “藤島” が恋愛マスターとしてまた一歩ステップアップする過程を描く
「この我が道を行く疾走」。やはり “藤島” さんはこうでないと(笑)。お騒がせな彼女の
エピソードの最後に嵐の予感を残した所で本編の動きに期待と不安が入り混じります。

posted by 秋野ソラ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル