2012年06月30日

『アリアンロッド・サガ・リプレイ(9) 妖精郷のピルグリム』

菊池たけし 先生/F.E.A.R. が贈る「無印」シリーズ第9巻。辿り着いた地「アヴァロン」
にて問われる 「戦う意味」 に対して “ピアニィ” たちが導き出した結果に注目です。
(イラスト:佐々木あかね 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201203000373


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  矢野 : 戦う意味・・・・・・?
  大竹 : 戦いに理由とかいるんでしょうか。
  一同 : ・・・・・・・・・・・・。
  GM : 修羅か。キミは。
  大竹 : いやいやいやっ、そういう意味でなく!(笑)
      世界を平和に導くために戦うことに、疑念は抱いたりしないかなーと。
  GM : さあ、どうかな・・・・・・? うっひっひ。
  大竹 : っ!?
 _____________________________________


修羅がいます(笑)、というのはさておき。絶対的な平和への想いに何ら疑問を抱くことの
なかった “ピアニィ” に対しGMが抉るように疑念を投げかけます。そして “アル” も
一気に動きます。それらに対して出した答えもまた彼女らしいと言えるのではないかと。

他にも読者からの投稿ハガキをもとに次々と明かされる “ナヴァール” の後付け設定や
『アリアンロッド・リプレイ』 からの関係者がNPCとして “ベネット” と問答する場面
などを見ていると、何やら感慨深い思いに囚われる気がいたしました。

「神喚者」となって1メインプロセスで4桁のダメージをも叩き出すことが可能となった
彼女たちは、文字通り別世界から「アルディオン」を救う道を、それぞれの「夢」を胸に
選びました。願わくば「フェリタニア」へ戻れる日を、ということで次巻を待ちます。

posted by 秋野ソラ at 00:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月29日

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』

『神と奴隷の誕生構文』 でデビューした 宇野朴人 先生が贈る新シリーズ。戦争嫌いで
怠け者で女好きの少年が波瀾万丈なドラマの主人公となる仮想戦記、読ませて頂きました。
(イラスト/さんば挿 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1206.php#new16


あー、コレは面白いわ。続刊出たら購入確定だわ。「間男」とまで言われてしまった少年
“イクタ” がいざという時に持てる知識を総動員して相手をやりこめる様子は爽快でも
ありますし、常識に囚われることへの戒めを提示しているかのようにも感じられます。

更には “トルウェイ” の弱点克服まで視野に入れた作戦を展開するなど深慮遠謀ぶりに
ますます驚かされる次第で。旧知の仲である “ヤトリ” はもちろん、“シャミーユ” が
その才を買うのも無理は無いと言えるでしょう。

数多の経緯を経て “シャミーユ”、「カトヴァーナ帝国」 第三皇女である幼き彼女が彼に
授けた下命がこれまた興味深い。教義から見ればとても天国へ辿り着けないとされる
未来を望む2人が黄泉路への旅と例える道のり、しっかりと見届けたいと思う次第です。

posted by 秋野ソラ at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月28日

『ドラゴンライズ 3 王宮と竜の嘘』

水市恵 先生の異世界ファンタジーバトル第3巻。“カーネス” を奪った “シェリー” を
追いかける 「ギルド・クライズ」 の3人が、更なる 「嘘」 に直面することとなります。
(イラスト/029 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#03


“シェリー” 無双が続きますねー。もう、留まるところを知らないって感じですねー。
ガーディス家の秘密とかお二方の強さとか出てきたんですけどねー。当て馬にもならない
ってのは切ってない札がたくさんありすぎますねー。

と、ウザいのでここで口調を戻して。戦略として道を分けた “ノラ” と “アイ” が
拳闘士 “マッケルガー” や弓術士 “ハナティア” の助力を得て “シェルグーヴ” ほか
新たな敵勢力との戦いに挑んだりと 「ギルド・クライズ」 のメンバーも頑張ってます。

ただ、その頑張りも虚しく “ノラ” が意識することもなかった 「王都での諍い」 が元で
引き起こされた一連の騒動も着々と最悪の結末に向かって突き進んでいきます。“フレイク”
たちは “シェリー” 止めることが出来るのか。クライマックスに注目したいと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月27日

『千の魔剣と盾の乙女7』

コミック化決定の報に沸く 川口士 先生の魔剣ファンタジー第7巻。図らずも自分の故郷
「シュリガッハ」へと向かうことになった“ロック”に新たな出会いと冒険が訪れます。
(絵 : アシオ 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804334


なるほど、“フィル” が反省したのはそういうことでしたか。アシオ 先生の仕込みが
いろいろな意味で磐石でもう何も言うことはありません。どんどんいきましょう(笑)。
・・・純真なリアクションを返してくれる彼女も彼女らしい、ということでGJです。

さて、戦力の底上げを図る期間中(?)ということで表紙デザインにも見られるように
今回は “エリシア” がその対象です。ピンチをチャンスに、そして “ロック” への
想いもより強いものへと昇華させた彼女の活躍に期待が掛かるというもの。

対して、今回登場した “ロック” の幼なじみ “ノエル” の登場にもどこか達観した
様子を見せる “フィル” が “ロック” と共にあることを賭してまでも決意した願いが
どういった形に結びつくのか。“リャナンシー” の思わせぶりな雰囲気も気になる所です。

posted by 秋野ソラ at 00:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月26日

『魔境の女王陛下 薬師寺涼子の怪奇事件簿』

言わずと知れた 田中芳樹 先生の大人気シリーズ、待望の新作ということで殺人鬼を追って
シベリア出張した “涼子” たちが世界を揺るがす陰謀へ立ち向かうことになります。
(イラスト:垣野内成美 先生)

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/kodansha-novels/1206/tanakayoshiki/


ということで今回は、原発の廃棄物処理問題にロシアが有するシベリア極東地区の問題を
絡めた、これまた風刺の効いた内容になっております。退治する相手が怪異というよりは
だいぶ科学的な存在だったのがなかなか珍しかったかな、と思うところもあります。

国家権力その他諸々に真っ向から対峙し打ちのめしていく “涼子” の言動の爽快さは
相変わらずですが、今回は “泉田” 警部補がその役の一端を担うシーンもありました。
ああいうのを現実世界のお偉い先生方にもやってもらいたいものですが、と嘆息したり。

今回登場した “ペト” さんの得体の知れなさも印象深いものがあったな、と思ったり。
あと、“マリアンヌ” と “リュシエンヌ” に対する “タマラ” の思わせぶりな話が
何とも気になる限りで。次はいつになるでしょうね、と首を長くして待つ日々に戻ります。

posted by 秋野ソラ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月25日

『僕は友達が少ない 8』

平坂読 先生が贈る残念系ラブコメ、シリーズ第8巻。「隣人部」 の存在を大切に思う
気持ちが募るほどメンバーとの関係に頭を悩ませる “小鷹” が一つの決断を下します。
(イラスト:ブリキ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/864


“理科” が本当に良く出来た娘だと思いました。「友達思い」 でないとここまで “小鷹”
のためにあれこれできないでしょう。どつきあって心を通わせるとか少年漫画の主人公か!
って感じですが。台詞回しのブレに彼女のいっぱいいっぱい感が表れています。

今巻もいろいろと最新のネタとかガジェットが盛りだくさん。“理科” が着けてたアレは
絶対ダミーだと思ってました(苦笑)。それと、ボードゲームをプレイしている様子がTRPG
のPCとPLみたいな関係に見えてツボにはまりました(笑)。

それにしても、ここ暫くの間 “理科” に後押しされる形ではありますがやっとプロローグ
を抜け 「残念なラブコメディ」 の主人公となった “小鷹” の物語が幕を開けるとのことで
「隣人部」 の面々がどんな局面を迎えるのか、次巻の展開も注目せざるを得ないようです。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月24日

『天夢とカントクのそこまで聞いて委員会』

美少女コンテンツ雑誌「E☆2」にて連載を続けているイラストレーター同士の対談企画。
ご好評につき1冊にまとめちゃいました、とのことで端から端まで読ませていただきました。
(著:天夢森流彩 先生 イラスト:天夢森流彩 先生、カントク 先生)

http://www.etsu.jp/books/sokomade/


インタビュアーである 天夢森流彩 先生、カントク 先生と対談されたゲストの方々で今回
収録されたのは以下の通り。その他、お二人だけの特別対談や過去の対談を振り返っての
コメント、そしてイラストギャラリーが収められています。


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ≪ゲスト≫

   えれっと
   籠目
   しんたろー
   南野彼方
   せんむ
   魚
   トモセシュンサク
   貴大(鶴崎貴大)
   ヤス
   梱枝りこ
   桜二等兵
   ポコ
             (敬称略・掲載順)
 ___________________


大きめのイラストをふんだんに使ってくるところが「E☆2」らしい色彩豊かな構成で、
その上に載ってくるテキストがまたそれぞれのイラストレーターさんが抱いている絵に
対する思考であったり嗜好であったりがつまびらかにされていて濃密に仕上がってます。

通して読んでみるとその構図も少しずつ変わってきているのが感じられてまた面白い所。
トモセシュンサク 先生の別タッチの絵の数々とか、貴大 先生の自衛隊時代の逸話とか、
桜二等兵 先生の兼業の話などなど印象的な話が伺えて楽しませてもらってます。

引き続き応援していきたい企画だと思ってますので雑誌共々、拝読させてもらいます。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他

2012年06月23日

『天使の3P!《スリーピース!》』

『ロウきゅーぶ!』 を美麗イラストで飾る てぃんくる とのコンビで贈る 蒼山サグ 先生の
新シリーズ。時雨沢恵一 先生の帯コメントに三度推される形で、満を持しての登場です。
(イラスト/てぃんくる)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1206.php#new6


・・・確かにページ数のワリにはお風呂シーンの含まれている割合が多いきがします(苦笑)。
主人公 “響” もよく逮捕(エンディング)されないもんだ、と思わずにいられません。
しかも 『ロウきゅーぶ!』 から学年一つ下がってるし。チャレンジ精神に頭が下がります。

それはそれとして、今回のテーマは 「ロック」 ということでヴィンテージものの楽器も
多数出てくるため 「絵に起こすのも大変そうだな」 とか余計なことを考えている間にも
サッと読み終えられるテキスト量でとても読みやすいと感じました。

三人の少女からの頼みごと。親代わりの “正義” からのお願い。間に挟まれた “響” の
取った行動が思わぬ希望を、可能性を呼び起こすということで話の滑り出しとしても上々で
彼女たち以外にも “桜花” や妹 “くるみ” との距離感も気になる所で次巻が楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 01:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月22日

『ストライク・ザ・ブラッド4 蒼き魔女の迷宮』

三雲岳斗 先生が贈る学園アクションファンタジー第4巻。常夏の人工島で行われる祭事
「波朧院フェスタ」 のタイミングを狙って新たな異変が第四始祖を襲います。
(イラスト/マニャ子 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1206.php#new5


編集さんに表紙は却下されたにしても口絵トップは “那月” ちゃんなのでとりあえずは
“那月” ちゃん回。・・・ただし、扱いは存外にヒドいですけどね(苦笑)。衝撃の事実を
ひけらかしたあとにやってくれた引き具合を見て次巻でどうなるのか気に掛かるところ。

絃神島に訪れた異変の中にあっても相変わらずラッキースケベ的な面において役得の多い
“古城” ですが、今回は幼なじみの “ユウマ” にまんまとしてやられた感が強い。
最後に何とか巻き返した・・・かに見えてまだ負けがこむ形に。血も吸えてませんし。

更に今回の事情をうけて “雪菜” は苦渋の決断を迫られる形となりました。“古城” の
女性関係にあれこれ頭を悩ませるのはいつも通りなのですが。“古城” との信頼関係も
ますます強固に感じられて微笑ましいです。安易に甘やかさない姿勢もポイント高いです。

posted by 秋野ソラ at 01:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月21日

『あやかしマニアックス!3』

夏希のたね 先生が贈るいちゃいちゃノンストップ悶絶ラブコメ第3巻。兄 “和樹” に
好意を寄せる “亜璃紗” の様子がおかしいところから今巻の話は進んでまいります。
(イラスト:犬洞あん 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/ayakashi/


表紙誰だよ!? と思ったら突然のTSモノ。犬洞 先生が願望を呟いてしまうのも分かる
気がします(苦笑)。ということで今回はいわくの有る精霊、ユニコーンたちに引っかき
回される “和樹” たちのドタバタぶりに注目です。

・・・それにしてもなぁ、かの一柱である “ジーク” は確かに 「あの発言」 をしていた
のですが、それがここまで話を引っ張ることになるとは。夏希 先生にはしてやられた
という感じを抱いたのが読了後の思いです。

なお、小説投稿サイト 「小説家になろう」 にて外伝 『あやかしマニアックス! 3.3』 が
公開されています。なぜWebに公開したのか、についてはあとがきをご確認ということで
“和樹” と “メリーさん” の出会いを綴ったシリアスな話が読みたい方はどうぞ。


◆ あやかしマニアックス! 3.3
http://ncode.syosetu.com/n3055bf/



#“ターボ婆ちゃん” のエピソードがムダに思わせぶりでメッチャ気になる(苦笑)。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月20日

『お前のご奉仕はその程度か?4』

urute 先生、町田とし子 先生によるコミカライズが連載中となっている 森田季節 先生の
ボーイ・ミーツ・ヴァンパイア・ラブコメディ第4巻。今回は “ササラ” 回となります。
(イラスト:尾崎弘宜 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/omaeno/


“王花” に対する忠誠と愛はそのままに、事情が事情とは言え「血を吸った」という行為
故に “良太” のことを意識せざるを得ない “ササラ” の百面相ぶりがポイントの一つ。
普段は凛とした彼女が初恋の如き仕草を見せる場面はえも言われぬいじらしさがあります。

そんな彼女も良家のお嬢様、ということでふって湧いたような見合い話に気もそぞろ。
彼女の言動をいぶかしむ “王花” たちがとった対策がまた何とも彼女向け。その対策に
おいて出てくるブツについては 尾崎 先生が口絵で再現されています。良い仕事ぶりです。

困っている人に兎角手を差し伸べたがる “良太” を戒める “詩憐” の言葉であるとか
“ササラ” の婚約者である “雅綱” からの問いかけに答えた “良太” の発言などには
特に目を引きましたが、結局の所は “王花” が最後に一人ごちた台詞に帰結しますね。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月19日

『妹は僕に手を出すなっ!』

シナリオライターにしてデザイナーという 木緒なち 先生のライトノベル・デビュー作。
同業の 橘ぱん 先生、絵師の refeia 先生の帯コメントに推されつつの登場となります。
(イラスト:久坂宗次 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/imosuna/


「一迅社文庫」T澤 氏のコメントを見る限りでも色々と迷惑が掛かっていた模様ですが、
などとあとがきを読みつつ思ったり(苦笑)。第一章で改めてタイトルコールを入れてくる
あたりはまるでその手のゲームを見ているかのようで新鮮に感じられました。

デレのないひたすらツンな義妹 “晶” の前に、両親の離婚を期に日本を離れていた義妹
“シズカ” の来日と彼女の前のめりなデレ攻勢の日々が訪れることで二人の兄 “孝美” の
生活は急変。“晶” も手をこまぬくだけで成す術なし、という三角関係に突入。

“サディナ” の有能ぶりもさることながら “シズカ” 自身もスペックが高いので流れで
押し込まれるか? という局面をどう切り返すのかが面白いラブコメに仕上げてきたな、と
思いました。二人とも兄に対する好感度が振り切れた状態でどう話を続けるのか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月18日

『RPF レッドドラゴン T 第一夜 還り人の島』

虚淵玄、奈須きのこ、紅玉いづき、しまどりる、成田良悟。五人のためのゲーム、六夜限り
の物語(フィクション)、その一夜を綴る 三田誠 先生の一冊、読ませていただきました。
(イラスト:しまどりる 先生)

http://sai-zen-sen.jp/special/reddragon/


Webで公開されているのは重々承知していたのですが、なにぶんヤクザな商売をしている
社会人ということで観る時間は中々取れず。ということで、こうして本に落とし込んで頂いて
その熱量の一端を共有できることを心より喜ばしく感じる次第であります。

・・・それにしても噂には聞いていましたが “婁” のスタンドプレイぶりが凄すぎる(笑)。
効果的成功の発生タイミングあたりはもう奇跡としか言いようが無い。PC、PLどちらの
視点で見ても気苦労が絶えない “スアロー” の言動が見ていて面白かった(笑)。

彼らの思惑を悉く吹き飛ばす 成田良悟 先生の出オチぶりも半端無いですが(苦笑)。
数多のTRPGシステムを下敷きにしている、ということでリプレイ読みの私には馴染みの
ある所もありましたし、そういった面でも読んでいて楽しいです。次巻も期待しています。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月17日

『Maaya Sakamoto Live 2011 in the silence』

『イージーリスニング』 『30minutes night flight』 『Driving in the silence』 3枚の
コンセプトアルバムを曲順の通りに演奏する、2011年12月に行われた 坂本真綾 さんの
異色のライブを余すところなく収録したDVD/BDが満を持しての登場となりました。

http://www.jvcmusic.co.jp/maaya/disco/indexVTBL-13.html


チケットの抽選をことごとく外して歯痒い感情を抱いたこと、今でも思い出せます。まぁ、
結局は仕事の都合で行けなくなることが分かって更に切ない思いをしたのですけど。でも
BDの高画質・高音質で当時の状況を垣間見ることが出来て救われる気がします。

MCもちゃんと収録してくれているので、いつもの真綾さんらしいトークが聞けるのは素敵な
仕様です。最近のスマッシュヒットである『おかえりなさい』のライブバージョンが聴けた
のも嬉かったです。今回のサプライズは「雪」でしたか。スタッフさんイイ仕事してます。

映像特典のメイキング映像に収録されているコメンタリーからは今回のライブ、あるいは
ライブそのものに対する心境の変化、そして想いが伝わってきて、これまた良い話を拝聴
出来たと思います。また1枚、BGVとして重宝しそうなBDが増えました。

posted by 秋野ソラ at 01:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | DVD・BD

2012年06月16日

『King Of Super Highway』

階段譜面というものを意識させられた「beatmania 3rdMIX」初登場曲「Super Highway」。
その全バージョンを収録し、更にリミックス曲、フルCGPVも収録という 「Super Highway」
づくしの1枚、ご紹介しておこうと思います。

http://croixmode.jp/SHOP/CD0013.html


「super highway (kors k Remix)」 や 「Electric Super Highway (kors k Remix)」、
「Electric Super Highway (Ryu☆ Remix)」 といった私好みのリミックスも注目すべき
ところですが、やはり一番のオススメは「super highway (munich mix)」。

「Electric Super Highway」 のゲーム内映像を手掛けた sateto 氏によるフルCGPVが
えも言われぬ心地良さを味わえる、楽曲と共に疾走感あふれる映像で中毒性が半端ない。
ずっと見ていても飽きが来ない、というのは本当に素晴らしいと思います。

予約特典 『All Super Highway Non Stop Mix Mixed by kors k & DJ WILDPARTY』 も
「Super Highway」 だけで45分超という驚きの内容ですが作業用BGMとしても有用で重宝
しています。偶然知った1枚にここまで満足することになるとは思いも寄りませんでした。

posted by 秋野ソラ at 11:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

2012年06月15日

『対魔導学園35試験小隊 1.英雄召喚』

『Re(アールイー): バカは世界を救えるか?』 シリーズの 柳実冬貴 先生が贈る新作。
銃剣入り乱れる世界で活動する問題児揃いの小隊を描く学園アクションファンタジーです。
(イラスト:切符 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201202000012


剣よりも銃のほうが遙に有利。草薙諸刃流を会得し腕に覚えありな剣術バカ “タケル” と
若くして異端審問官 「魔女狩り」 となったエリート “桜花”、かつて2人が相まみえた
一戦がそれを物語っています。

そんな逆境にある銃が主流の世界観を示した上で、更にはその銃によって絶望を味わった
という過程を踏まえてラストでは剣の技を如何なく発揮し大活躍を見せた “タケル” の
強さが見どころの一つであると言えるでしょう。

それに加えて、頑なな心で周囲との関係を閉ざす “桜花” に対してそれでもひたむきに
歩み寄った精神面の強さも評価に値できるのではないかと。学園理事長の立ち位置である
とかレリックイーターのこととか、含む部分も気になる上々の滑り出しかと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月14日

『大奥のサクラ 現代大奥女学院まるさんっ!』

日日日 先生が描く美少女たちの戦国学院第三幕。“豊臣秀影” が征夷大将軍となった
「大奥女学院」、その地下監獄に押し遣られた “さくら” が新事実へと近付いていきます。
(イラスト:みやま零 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201110000583


「大奥」 の勢力がだいぶ様変わりした中、今巻は新たな勢力として 「新撰組」、そして
「黒船」 と “デンキ” をお披露目する展開で、殺伐とした雰囲気は若干抑え目です。
“秀影” の出番もなく “さくら” 中心で話が進んでいきます。

地下監獄にて “さくら” を客人扱いしてくれた “吸血姫”。彼女の本心を吐露する場面は
その事実に驚かされるのと同時に、これまでの “さくら” の頑張りが無駄ではなかったと
感じさせてくれる良い展開であったと感じました。

そして 「黒船」 から送られてきた “モモ” の思わせぶりな発言に “さくら” の想い
のみならずこの世界そのものを揺るがしかねない予兆を感じさせてくれて、次巻でどんな
ドロドロとした展開になるのか注視せざるを得ない思いでいっぱいです。

posted by 秋野ソラ at 01:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月13日

『月花の歌姫と魔技の王』

翅田大介 先生が贈る新作は、魔法全盛の時代に科学の力をもたらした 「最後の魔女」 の
弟子である少年 “ライル” が世界を、そして2人の少女の命運を握る物語を綴ります。
(イラスト/大場陽炎 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1206.php#novel120602


“マリーア” の口から語られた “ライル” の本質。それ故に彼女が彼に対して抱く想い
というものが板についているように感じられて中々興味深い展開を見せてくれました。
女傑とも言える強さと安易に手は出さない可愛さを兼ね備えた、まさにヒロインかと。

壮絶な過去を経たが故に厭世的な人生を過ごしてきた “ルーナリア” がその気持ちを
改めたのも “ライル” の本質からくる傲慢な優しさあってこそ、というのもまた気を
引かれるところで。意外にドジッ娘、というのもポイント高めです。

執拗なまでに “ライル” の力を求める “ゼスト” が一枚も二枚も上手をいく強さを
披露してくれて太刀打ちできるのか最後までハラハラさせてくれましたが、そこはやはり
「最後の魔女」の弟子たる力を発揮して決着をつけてくれました。良かったと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月12日

『夢見のサクヤ 死の予知はキスで訪れる』

『渚フォルテッシモ』『ドラゴンクライシス!』など様々なレーベルで作品を上梓し続ける
城崎火也 先生が学園ドラマティック・サスペンスと共に 「ファミ通文庫」 に登場です。
(イラスト:ともすけ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06


そのテのジャンルに詳しいワケではありませんが、精神的な性別の入れ替わりが行われる
作品としてやっておいてほしいことはちゃんと押さえてきてるのではないかと思いました。
“大成” と “咲夜” それぞれに困惑する言動から察してみた感じですが。

夢見の力、それも死を予感させる能力をもつことで世を嫌忌するかのように生きてきた
“咲夜” が偶然の産物で “大成” と出会い、入れ替わりの経験をすることでこれまでとは
違った生き方も出来ることを知るまでの気持ちの変化が物語の焦点の1つになるかと。

そしてページ数の割に比較的短時間で読み終えられるところは 『ドラゴンクライシス!』
と変わらぬ読みやすさを提供する 城崎 先生らしさを感じるところでもありました。
前向きな一歩を踏み出す締めくくりも好感触でした。シリーズ化は・・・するのかな?

posted by 秋野ソラ at 01:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年06月11日

『こわれた人々』

「第6回 小学館ライトノベル大賞・優秀賞」を受賞した 高岡杉成 先生の受賞作。奇行に走り
周囲から忌避される少年と、彼に手を差し伸べようとする少女の数奇な運命を描きます。
(イラスト/モフ 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#01


高校生である “城介” はなぜ奇行に走るのか。それが分かってからは彼の言動が意味する
ところであるとか機微が察するところができて、すべてが裏目に出てしまう因果に何度となく
もどかしさを彼と一緒に味わうことになります。

それを踏まえて “城介”、もしくは “美冬” にも言えることですが自身の行動が結局は
自己満足の上に成り立っていることを痛感させる展開とその描写が秀逸で、上述の点も
含めてとてもしっくりとくるものがありました。

齟齬はあったものの遂には心通わせて共に戦う道を選んだ2人の強さもさることながら
終盤に掛けての種明かしの数々もなかなか目を見張るものがあって良かったと思います。
「ガガガ文庫」 の新人さんは推していきたい方が多いので引き続き注視したいところです。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル