2012年05月15日

『メグとセロンVII 婚約者は突然に』

『アリソン』 『リリアとトレイズ』 に続く 時雨沢恵一 先生のシリーズもいよいよ最終巻。
大変なことになる “メグ” と “セロン” の2人が辿り着く1つの終着点を見届けました。
(イラスト/黒星紅白 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1205.php#new2


いやー、大惨事でしたねコレは。“新人君” の手紙が送られてきたタイミングもその内容、
“リリア” のアドバイス内容、新聞部が受けた依頼の内容、どれも絶妙のタイミングで2人
に絡んできたとしか言いようがありません。まさに不運でしたね、“セロン” にとって。

そこに “セロン” の煮え切らない態度が重なって “メグ” は随分とやきもきする形と
なりましたが最後は上手くやってくれました。「婚約者」はダブル・ミーニングになった
ワケですね。章題も含みのあるものが多くて上手くつけてきたな、と感じました。

黒星 先生のイラストがまた的を得た素晴らしいものばかりで言うことなし。「メグセロ」は
無事めでたく幕を閉じることと相成りましたが 「もうワンチャンあるで」 ということで
これまた期待が高まります。決意表明が実を結ぶその時がくることを楽しみにしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル