2012年05月14日

『楽聖少女』

杉井光 先生 & 岸田メル 先生の 『神様のメモ帳』 コンビで贈る新シリーズ。魔術と音楽が
入り乱れる絢爛ゴシックファンタジー、ということで期待度MAXで早速読ませて頂きました。
(イラスト/岸田メル 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1205.php#new4


『さよならピアノソナタ encore pieces』 が発売された2009年10月の内には企画を挙げて
まさに 「満を持して贈る」 とはこのことか、と言わんばかりの作品をものの見事に上梓。
有無を言わさずオススメの作品と申し上げて良いでしょう。とにかく読め! 的な感じで。

安心のスターシステムでキャラクター同士のやりとりは一癖ありつつも面白く、世界観と
音楽との密接な関係には感心させられることしきりで、史実にあるものと在り得ないものが
混ざり合う今に戸惑う主人公 “ユキ” が導き出した結論と結果にも驚かされること然り。

“フレディ” が思いのほかいい役回りを演じていたのも私としてはポイント高めなところ。
“ゲーテ” や “メフィ” の願いが、“ルドヴィカ” や “ユキ” の決意が、そして謎多き世界の
有象無象がこの物語の展開にどう作用していくのか、期待は膨らんでいくばかりです。

posted by 秋野ソラ at 00:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル