水口敬文 先生が贈るラブコメディの続編。恋人同士となった “和希” と “雪穂”。しかし
彼女の真意は図りにくく、そんな中で他の女の子に迫られてと混迷する恋模様を描きます。
(絵 : たろプン 先生)
【 http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804315 】
“楓花” も “藍那” も “八千代” も、いろいろと吹っ切れてしまって変人揃いだったり
するワケですが。そんな彼女たちが “和希” へとあの手この手でアタックを掛けるのとは
どうも温度差があると言わざるを得ない “雪穂” の言動の数々。
けれどひょんなことから彼女の家に招かれることになった “和希” が知った彼女の事情。
その過程を踏まえることでこれまで空回りしていた2人の歯車が少しずつ噛み合うように
なり、やがて彼氏彼女らしい距離感を築いていく。
この間に見せる「好き」という感情に、そしてその表し方に気付いていく “雪穂” の言動が
とても可愛らしくて 「これがクーデレの魅力か」 と頷くことしきりです。ひとまずここで
話としては区切りがついたと見ていいのかな。心密かに楽しませてもらった作品でした。