2012年05月12日

『覚えてないけど、キミが好き』

『ギャルゴ!!!!!』 『神明解ろーどぐらす』 『泳ぎません。』 と 「MF文庫J」 にて作品を
上梓する 比嘉智康 先生が記憶喪失ラブコメディを引っさげて「一迅社文庫」に登場です。
(絵 : 希望つばめ 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804314


妹である “ひなた” と朝のスキンシップ、5秒間のハグを欠かすことのない “吉足”。
一見しなくても怪しい行動をとる、いや、とらざるを得ない兄の秘めた思惑が物語の鍵の
1つを担います。・・・最大級の身の危険に至るのかと思いましたけどね、あの場面では。

そんな彼、“吉足” が抱える問題である 「身近な人との記憶を無くした」 という過去。
物語のもう1つの鍵であるその過去を知る “ゆらら” の登場、そして元恋人宣言によって
戸惑いながらも進行していく恋愛模様がやがては三角関係へと繋がっていきます。

そんな様子を描く中においてもコメディな要素を忘れずに織り込んでいく姿勢は 比嘉 先生
ならでは、と言うべきところでしょうか。明らかになっていない部分もあるように思うので
そこはもう1冊くらい出れば分かるのかしら、ということで希望しておくことに致します。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル