内山靖二郎 先生がお贈りする名状しがたきリプレイ第SAN弾。「冒険」をテーマとする連作
キャンペーンシナリオに “さやか” たち4人の探索者が挑みます・・・・って、ようやく読めた。
(イラスト:狐印 先生)
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さやか : だったら、なっちゃんに「深きものってなんなんですか?」って、
問い掛けたいのですが。
KP : ・・・・・・なっちゃんって誰なの?
さやか : 蜘蛛の神様のことですが。
KP : ああっ、アトラック=ナチャのことね!(笑)
辰巳 : アトラック=ナチャが、なっちゃん呼ばわりとは(笑)。
さやか : ナチャ、ナチャ言っているから、なんとなくなっちゃんと呼んでしまいました。
佐々原 : アトラック=ナッちゃん・・・・・・かわいいかも。
さやか : そりゃあ、超かわいいですよぉ。もう、〈正気度〉ロールなんかしないで
いいくらいかわいいのです!(力説)
KP : いや、呼び方変えても、まったくかわいくないからね。
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・・・確かにね(苦笑)。でも「クトゥルフ」の世界なのに和んだシーンであったのも確か。
そんな “さやか” 嬢が今回も大活躍。戦うヒロインとして絶妙な安心感を見せてます。
反省会でも触れられていますけど 〈正気度〉 が絡む判定での運の良さも神懸かってます。
逆に “佐々原” の出目の悪さが目も当てられないほど。その代わり “唯花” を守る場面
においては見せ場と言えるロールプレイを披露していて良かったかと思います。・・・いや、
〈正気度〉 が赤字になってるからやっぱりダメか(苦笑)。
徐々に謎が明らかになっていく過程、その裏にあるKPの想いなども解説してくれる構成は
TRPGのシステムを理解する手助けとなるリプレイの役割も十分に果たせる内容で、物語を
味わう以外の楽しみもあるのがまた良かったかと。第4弾の登場にも期待したいものです。