2012年05月31日

『も女会の不適切(アイ・ド・ラ)な日常2』

発売されるやいなや 「ブログ、驚愕。Twitter、騒然。」 となった 海冬レイジ 先生の
新シリーズ第2巻。「否(≠非)日常系」ストーリーがますますエスカレートしています。
(イラスト:赤坂アカ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02


まずは当方の感想記事を販促用POPに採用して頂いた「ファミ通文庫編集部」の方々に、
この場より改めて御礼申し上げます。戴いたPOPは大切に保管させていただきます。

http://twitpic.com/9pqhzf
http://njmy.sblo.jp/article/55406096.html


さて、本編の話ですが・・・・こんな展開予想できるか!(笑) 前半の日常的なノリから
後半の怒涛の展開が更にひどくなってる!(褒め言葉) 丁寧に咀嚼したくなりました
のでじっくりと時間を掛けて味わいながら最後まで読ませてもらったところです。

・・・だって “リンネ” と “愛” の駆け引きが見どころなのかと思いきや別の次元まで
話が絡んでくるわ、忘れられた過去がトンデモない形でのしかかってくるわで “リンネ” の
機知がなかったらあの結末まで辿り着けません。自分じゃあたふたするだけでとてもとても。

あとはネタバレが気になって仕方が無いので実際に読んで確認してもらってもいいですか?
とお茶を濁してみたり(苦笑)。絶対に読んで損はしないと思っているシリーズですので。
3巻も期待のハードルを上げつつ 海冬 先生の執筆を心より応援する次第であります。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年05月30日

『精霊使いの剣舞7 最強の剣舞姫』

『えむえむっ!』 も担当された 氷樹一世 先生が 「コミックアライブ」 でのコミカライズを
今夏から開始する、志瑞祐 先生の原作第7巻。“カミト” が奥の手を次々と披露します。
(イラスト:桜はんぺん 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/861


「──俺が〈最強の剣舞姫〉の剣技を見せてやるよ!」・・・うわぁ、あのタイミングで宣言
されたらもうカッコイイと言うしかないですね。そりゃあ女性陣も惚れるってもんですわ。
実際、チームの窮地を何度も救った八面六臂の活躍ぶりで功績としても大きいところです。

その代償とでも言いますか、“カミト” = “レン・アッシュベル” という図式が仲間内で
取り沙汰されることに。まぁ、それに構ってもいられない〈闇の精霊姫〉「三年前の真実」
といったキーワード、〈煉獄の使徒〉が一枚岩でもないといった事実に目は向くのですけど。

それにしても女性陣の性癖は大丈夫なの? “エスト” もだいぶ毒されてますが(苦笑)。
出し抜いたり、出し抜かれたりと油断ならない恋の駆け引きも相変わらず注目の的となる中
そろそろ 〈精霊剣舞祭〉 も大詰めが近付いているようで期待が高まると言えるでしょう。

posted by 秋野ソラ at 01:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年05月29日

『しゅらばら!5』

ドラマCDもリリースされて人気の高さを感じさせる 岸杯也 先生のドタバタ系ラブコメも
第5巻に突入。夏休みという特別な時期においてもちょっぴり修羅場な展開を迎えます。
(イラスト:プリンプリン 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/855
http://www.hobirecords.com/syura/


“真愛” には “壇” さん、“早乙女” には “鈴音” と身内に相談できる相手が居る。
“鷹奈” からすればその立ち位置には “一大” が収まるのですけど話に付き合ってもらう
ことで距離感は近づくとしても幼なじみの壁は崩せず、もどかしい関係が続きます。

そんな繋がりを抜け出そうと仕組んだ “鷹奈” ですが、今回は “真愛” のほうが一枚
上手でありました。“早乙女” に対しても抜かりない手の打ち様には思わず舌を巻くかの
ような感覚を抱きました。・・・金のチカラ、恐るべし。

謀略すら窺わせるほど、すでに形骸化した 「ニセ恋人」 の関係ですがこれでも女性陣3人
の関係は友達として維持できているのが驚異的。本気だとカミングアウトするのが先か、
“一大” が誰かに恋愛感情を意識するのが先か、鍵を握るのはそのタイミング次第でしょう。

posted by 秋野ソラ at 00:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年05月28日

『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 6』

満を持して、2012年秋のTVアニメ化が決定した 鈴木大輔 先生の大人気シリーズ第6巻。
言動からはなかなか思いが掴みきれない “アナ” の内面描写が見どころとなります。
(イラスト:閏月戈 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/856
http://oniai.com/


“秋子” との出会い、そこから更に “秋人” との出会いを経る日々において “アナ” が
感じていた思いを綴る小編 「那須原アナスタシア」。ホントに難しい人だなぁ、彼女は
と言うしかないですね。自分の中でも持て余すその感情の行く先は気になるところです。

「僕らとメガネとコンテスト」、確かに “秋子” のメガネのことは気に掛かっていた点
ですので、それを題材にした小編が読めたことで胸のつかえが下りる気分を味わいました。
・・・それにしてもこの兄妹は何だかんだ言いながらも揺るぎないな、「日常」 も(苦笑)。

特に “秋子” の揺るぎのなさは小編 「姫小路秋人も、ただ一方的にモテるだけではない」
で繰り広げられる “秋人” を肴にしたお風呂場トークでも感じることができるかと。あの
昇華レベルは確かにハンパないです。さて、次巻はどんな話が飛び出すか、楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年05月27日

『彼女の恋が放してくれない! 俺たちは手錠で繋がっているだけの健全な友達です。』

『断罪のイクシード』 を完結させた 海空りく 先生が打ち出すのは、突如手錠で繋がって
しまった少年と少女の日々を描くゼロ距離拘束ラブコメディ、ということで拝読しました。
(イラスト:有河サトル 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/kanojyonokoiga/


有河 先生の口絵がえも言われぬ背徳感をかもし出していて何かこう、いろいろと困ったり
するワケですがそこは 「いいぞもっとやれ」 ということで。サブタイトルも含めてやたら
長い作品名ですが、読んでみれば 「なるほどね」 という気にはなりました。

“此花” がなぜネガティブ思考な性格となったか。すべてはそこに絡んでくるというのが
ポイントになります。・・・思い返してみるといろいろと不遇すぎて泣けてきそうですけど。
想い人がそういうふうに繋がるんだろうな、というのは読み手として折り込み済みです。

すったもんだありましたが、今度は知る者・知らぬ者として新たな関係へと進んだ2人。
あとがきによると 海空 先生の妄想は溢れんばかり、とのことでこのシチュエーションで
どこまで話が膨らませられるのか注目しておこうかな、と思います。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル