2012年04月30日

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・アカデミア(2) 燃えろ!第三生徒会』

中村やにお 先生/F.E.A.R. が贈る、ダブルクロスなのに学園ラブコメなリプレイ第二弾。
“修太郎”、そして 「第三生徒会」 に仮面の秘密結社から仕掛けられた窮地が訪れます。
(イラスト:しらび 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201201000333


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  やにお : おはようございます。──なんで、みんな笑ってるんですか?
  Oはた : こ、これ・・・・・・(ぷるぷる震えながら、ノートを指さす)。
  片岡 : れ、れいちゃんの・・・・・・新しい日記が・・・・・・(笑)。
  矢野 : いいから、やにおも読んでみろ。すごいぞ(笑)。
  佐藤 : いひひっ黒ハート すごくないですよ! 普通です!
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・・・プリプレイにも入ってないのに笑い疲れるでしょ「れい's Diary」(笑)。コミカルな場面の
連続で破壊力がもう半端じゃない。佐藤有世 さんのセンスにはまさしく脱帽としか言い様が
ありません。これ、人が居るところで読めませんね、笑いが堪えきれなくて(苦笑)。

“修太郎” の超モテ期を利用してシリアスな話運びを演出する 片岡あづさ さんの技巧に
あふれたロールプレイがこれまた秀逸で脱帽クラス。「幼なじみ」という立ち位置、そして
過去の経緯も含めての機微を全体を通して見事に演じきったところは一見の価値アリです。

そんなお二人の想いも汲み取りつつ、秘策をもって臨んだ 中村 先生のシナリオもほど良く
お馬鹿(笑)で印象に残る内容となっていて、それだけでも読み応えはあります。安心して
オススメできるシリーズかと思います。引きからの続きも気になる3巻に期待しております。

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2012年04月29日

『ミニッツ 〜一分間の絶対時間〜』

乙野四方字 先生の 「第18回電撃小説大賞・選考委員奨励賞」 受賞作。大河内一楼 氏の
推薦文をオビに載せた学園騙し合いラブストーリー、読ませていただきました。
(イラスト/ゆーげん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1204.php#new11


“櫻” にしろ “遙” にしろ、腹に一物ある人物ばかり。腕っぷしではなく腹の探り合い、
高度な判断能力と言葉の力で相手をねじ伏せようとする彼ら、彼女らの機微の演出が深く、
静かに熱い。「馬鹿と天才ゲーム」 というギミックだけでなく、ありとあらゆる場面で。

2人の行動の裏にあるものが実は似通っていたりして、それが同族嫌悪を生んでいたり、
あるいは同族意識を育んでいたりと思春期ならではの精神的な不安定さも相まって複雑な
恋愛模様を描いております。・・・それにしても “彼方” の言動は読めなかったなぁ。

「鬼火憑き」という精神疾患との因果関係であるとか、穂尾付学園第三生徒会前期会長の
傑物具合といったぼやけた部分がどうなっているのか気になる所ではありますが、それは
シリーズ化して続刊が出れば明らかになるんでしょうかね、ということで期待しときます。

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2012年04月28日

『サイハテの救世主 PAPERT:破壊者』

『ムシウタ』 の 岩井恭平 先生が贈る新シリーズ。過去の名誉や栄光を捨て、一人沖縄に
移住する破目となった天才少年。予測した世界の危機が迫る中、彼がとる行動や如何に。
(イラスト:Bou 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201112000096


唯我独尊というか傲岸不遜というか、“葉” の言動が鼻につく序盤からの展開ですが
話が進んでいくにつれて、自分が沖縄に逃げてきた理由、あるいは引き金となった場面の
記憶すら疑い深くなっていく過程はサスペンス仕立て。

かつて自分が提唱した 「破壊者」 の出現を示すかのような出来事が次々と発生する中で
かつての自分を思い出すべく自問自答し懊悩する様子。あるいは 「破壊者」 と対峙した
結果として導き出された一つの結論が、天才としての業の深さを早くも露呈するかのよう。

普通の人間として生きていくことができるのか、あるいは 「天才」 として生きていく
人生に呼び戻されるのか、そのあたりが今後注目すべき点ではないかと感じました。
もちろん、どんな「災厄」、あるいは自分自身の過去と向き合うことになるかも含めて。

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2012年04月27日

『這いよれ!スーパーニャル子ちゃんタイム(1)』

「FlexComix Web」にて 星野蒼一朗 先生が連載を続ける 『這いよれ!ニャル子さん』 の
スピンアウトコミックが第8話まで1冊にまとまった、ということで読ませて頂きました。
(原作:逢空万太 先生 キャラクター原案:狐印 先生)

http://flex-comix.jp/comics/list/hoshinosouichiro/nyaruko.html#1


悲願とも言えるアニメ化を果たした作品のコミカライズに何の意味があろうか、と思った
こともありますがそんな懸念を吹き飛ばしてくれる小気味の良いノリとテンションで、
原作既読者でも楽しめることうけあいの作品かと思います。

原作を単に踏襲するだけでなく、原作のテイストだとかキャラクターが持つ要素だとかを
星野 先生なりに噛み砕いて話を構成しているように感じられるのが良いのかも知れません。
言うなれば本作の存在は 「公式同人誌」 に近いものがあるのかも。

幼女化したシャンタク鳥の “シャンタッ君” とナイトゴーントの “ナッ子” が生み出す
ふわふわな雰囲気であるとか、可愛いものに目がなさすぎて思わずキャラ崩壊しかけている
“ルーヒー” なども見どころかと思います。連載、そして第2巻の刊行に期待します。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2012年04月26日

『這いよれ! ニャル子さん9』

ニコニコ動画で第1話の再生数が100万回を突破するなどTVアニメ放映が絶好調の勢いを
見せる 逢空万太 先生の大人気シリーズ第9巻は “ニャル子” たちの過去に迫ります。
(イラスト:狐印 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/nyaruko/


“真尋” もだいぶ「デレ」が進行してきている感じですね・・・・ってヒロインに向かって
言うべきセリフが毎度のことながら出てきてしまうワケですが。嬉々としてフォークを
まとめ買いする姿を見せるあたりは未だ険しい道のりなのかも知れませんけど。(苦笑)

そんな現場を目撃してしまう “琥太郎”、そして “理々” も(アニメ同様)ゲスト出演
しているあたりが微笑ましい。これはアレですね、またいつか両作品のコラボ小説を上梓
して頂いて 七 先生のイラストとも合作を果たすフラグってことにしておきましょう。

今巻は過去に出てきた設定回収する場面が多く、「そう言えばそんな話もあったな」 と
思うと同時に 「もう3年経ったの!?」 ないし 「まだ3年!?」 と感じられるものもあり
なかなか胸中複雑ですが安定した面白さがあることについては何ら異論はありません。

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2012年04月25日

『うちの居候が世界を掌握している!』

七条剛 先生の 「第4回 GA文庫大賞・奨励賞」 受賞作。人生の迷子となった天才中学生が
美少女三姉妹の住む貧乏工務店を救うアットホームラブコメディということで拝読しました。
(イラスト:希望つばめ 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/isourou/


家族を、絆を求めて世界有数の大企業 「オリオンリュート」 の社長という立場を捨てた
ハイスペックな少年 “真哉”。彼の父と縁のある町工場へ身を寄せてみればそこは廃業の
危機に瀕していて、打開策には少なからず自分も関係している。さてどうするか──。

「家族」というものに対する希薄感、あるいは中学生の身でありながら社長として大人の
世界で渡り歩いてきた経験からか、何事にも冷静に対応していく “真哉” の言動と美少女
三姉妹の人情味あふれる言動がほど良く対比した形になっています。

それらが交じり合っていくことで 「朱に交われば赤くなる」 が如く、自分の中に芽生えた
大切な何かを胸に再出発を図る彼の姿に繋がる。とても読みやすいお話でした。工務店の
危機を救うのが彼の手によるものではない、というのも捻りが効いていて良かったです。

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2012年04月24日

『GJ部中等部(1)』

新木伸 先生が贈る四コマ小説は新しい春を迎えると共に舞台を中学生たちシスターズの
学校へと移して新シリーズへと突入。形式は変わらずショートストーリー36話を収録です。
(イラスト/あるや 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#03


“森” さんはいったい何を教えているのやら(苦笑)。『GJ部』 の中でも描写されて
いた “聖羅” のお面の謎にまた一歩近付くも解明には至らず。絵付きで別人の言動から
いろいろと想起させられるものがあるのは楽しみの一つとも言えるかも知れません。

「異能」に絡めて言えば “ジル” の先読み筆談能力もある意味そう位置づけられる気が
しますね、力自慢に加えて。「GJ部」 の面々が保持していたキャラクター性、それらが
本作の5人に適度に振り分けられた印象を受けました。

・・・まぁ、“ケンケン” のバカさ加減は無いかもですけど。“霞” もどっこいどっこい
な感じなので良いコンビ、あるいはその先の展開もあり得るか。“ジンジン” は全方位
からイジられまくってますね、早速。これからどんな中学校生活を送るのか楽しみです。

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2012年04月23日

『人生 第2章』

川岸殴魚 先生が贈る人生相談ライトノベル、第2巻。読者から寄せられた相談に加えて
関係者からの相談も含め、“梨乃” “ふみ” “いくみ” たちがそれに答えていきます。
(イラスト/ななせめるち 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#04


「第一新聞部」 の戦略がえげつない。つーか、“浅野” ってモロに犯罪者じゃん。(苦笑)


人生相談なのに何で合宿に行くの? という疑問はさておき。三者三様で合宿に行けない
原因を解消すべく人生相談を利用したり、パクリを止めさせる、というか “浅野” の
野望を阻止するために人生相談を使ったり、という話運びがなかなか興味深いところ。

「第二新聞部」 のメンバーで合宿に行こう! というテーマの裏に、“ふみ” の人格形成
にも影響した家庭事情の克服であるとか、“勇樹” に対して抱く “梨乃” の微妙な想い
描写も見え隠れするあたりも同様に・・・・って、 “いくみ” は?(苦笑)

それにしても挿絵に時折見える艶かしさは 「生クリームびより」 の ななせめるち 先生
ならでは、と言うしかありませんな。川岸 先生がiPhoneの壁紙に選ぶ気持ちも分かります。
引き続き人生相談募集中、ということで次は何が出てくるやら。楽しみにしておきます。


◆「人生 第2章」発売!(人生相談受付の説明あり)
http://d.hatena.ne.jp/okawagishi/20120417

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2012年04月22日

『棺姫のチャイカIV』

茶菓山しん太 先生によるコミックも好評連載中、という 榊一郎 先生のシリーズ第4巻。
紅き “チャイカ” の登場に白の “チャイカ”、そして “トール” の心が揺れ動きます。
(イラスト:なまにくATK 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201106000878


・・・そう言えば、茶菓山 先生のコミックを試読できる紙が挟んでありましたけどコレって
ラノベ読みの方たちにどれだけ訴求能力があるんでしょうね。ラノベ読みはコミカライズ
作品も読むか、という疑念がふと。コミックがイイ感じな雰囲気なのは分かりましたけど。

それはそれとして、あとがきで 榊 先生も触れられているように通称 “紅チャイカ” と
“白チャイカ” の書き分けには苦心されたのではないかと読み手として思います。挿絵を
除けばテキストのみの勝負ですからねぇ、ここまで特徴が似通った二人については。

“紅チャイカ” の登場によって “チャイカ・ガズ” の娘とは何か、そして “トール” に
とっての “チャイカ・トラバント” とは何なのかということを思い返す良い機会になった
その先にどこへ向かおうとしているのか、三人の旅の行方を気に掛けておきたいところです。

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2012年04月21日

『も女会の不適切(アイ・ド・ラ)な日常1』

「MF文庫J」 にて 『機巧少女は傷つかない』 を上梓し続けている 海冬レイジ 先生が
精神的流浪の民となった果てに辿り着いた物語を手に 「ファミ通文庫」 へ進出です。
(イラスト:赤坂アカ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_05


「もっと学園生活を豊かにする善男善女の会 部」なる珍妙な名の部において今まさに
青春を謳歌しようとする一男四女の高校生たちの日常を描く物語・・・・なんてそんな軽い
ノリですませられない中盤からのサイコでタイムリープな展開が強烈な印象を与えます。

そしてちょっとおかしな部員、“ちだね” “繭” “ユーリ” “雛子” そして “廻” が読み進めて
いくうちに実はとんでもなくおかしい人たちであることが明らかになっていく話運びはまさに
サスペンスと言ってもいいほど。思わずページをめくる手も止められなくなるというもの。

表紙を飾る “アイ” にも意外な設定が隠されていて・・・と最後まで気が抜けない物語は
読み応え十分。破格の新シリーズが出てきたものだと断言せざるを得ません。赤坂 先生の
挿絵も雰囲気に合っていて文句のつけようがなく、2巻の刊行が楽しみで仕方ありません。

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2012年04月20日

『魔王なあの娘と村人A(3)〜ロボ娘は今日も空を飛べない〜』

「電撃マオウ」誌にて tsucaco 先生のコミック連載も続く ゆうきりん 先生のシリーズ
第3巻は《ロボット》の個性者で不登校を続ける少女を呼び戻すべく村人Aが奮闘します。
(イラスト/赤人 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1204.php#new5


今回はロボットになれると信じている、つまり 「個性者としての悩みが無い」 という
パターンで手の施しようもありゃしない袋小路からどう巻き返すのかがポイントでしたが
なかなか上手い絡め手で事態の解決してきたな、という印象を受けました。

《魔王》という個性者であることが邪魔をして名字でも名前でもなく、あくまで「村人A」
と “佐東” のことを頑なに呼び続けようとする “桜子” ですが・・・もう好感度はすでに
上がりきっているとしか言いようが無い言動が可愛くて、そしてもどかしい。

とは言え、今巻では更にその状態からわずかに歩み寄る彼女の姿も見れました。その姿が
“佐東” 自身も認識しきれていない気持ちに火をくべることに繋がってくれたのか、次巻
以降の展開にて確認してみたいと思う次第です。

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2012年04月19日

『魔法科高校の劣等生(5)』

累計5,000万PVを誇る 佐島勤 先生のWeb小説第5巻は未公開の書き下ろしを含む6つの
小編からなる短編集。魔法科高校の生徒達が過ごすそれぞれの夏のひとときを綴ります。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1204.php#new4


容姿端麗、能力も申し分ない “深雪” と “達也”。各々が持つ歪み、重度のブラコン
であるとか感情表現に乏しいであるとか、その真意が本人たちの口から伝えられることで
登場人物にも、そして読み手にも改めて伝わることとなった 「夏の休日」。

兄妹とは言いながらも街を行く二人の姿は他者からすれば恋人同士のようにしか見えない
ということを再認識させられる「メモリーズ・オブ・サマー」。共に居ればどんな出来事
であっても夏の日の思い出にすることができるあたりは傑物としか言いようがありません。

読めば表4、裏表紙のデフォルメされたイラストの意味が分かる「会長選挙と女王さま」
など、他の短編もキャラクターが持つ背景、心情を推し量るに足る好材料という印象で
楽しませてもらいました。次巻は「横浜騒乱」編、ということで刊行を待望しておきます。

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2012年04月18日

『さくら荘のペットな彼女7』

ついにアニメ化決定の知らせが世に公表された 鴨志田一 先生の大人気シリーズ、第7巻。
さくら荘の空室を早くも埋める変わり者の登場や“空太”を巡る三角関係の変化に注目です。
(イラスト/溝口ケージ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1204.php#new3


方言というものは標準語よりも人間味があるというか開けっ広げな感じがするものだと
思うワケですが、そのあたりを活かして魅せてくれたのが “七海” のアプローチでは
ないかと。悩んだ末に大きく一歩、“空太” の前に歩み寄った彼女にまずはエールを。

一方、近づいていく二人の姿を見て湧き出る気持ちを持て余してしまう “ましろ” が
とった絵を描くという行動、更には出来た作品を通して想いを整理し相手に伝えるという
手法はいかにも彼女らしく、その想いが意図するところも印象的なものでありました。

期せずして両者から想いを告げられた “空太” がどういう選択肢を選ぶのか。一癖ある
問題を抱えた “栞奈” や “伊織”、そして “優子” も加わって益々賑やかな変化を
迎えた彼の周囲の状況と共に「さくら荘」の行方を見届けていきたいと思う次第です。

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2012年04月17日

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(10)』

2期目のTVアニメ製作を決めた 伏見つかさ 先生の大人気シリーズ第10巻。親の目からは
急に仲が良くなったと見える兄妹に訪れた生活の変化から窺える関係の進展に注目です。
(イラスト/かんざきひろ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1204.php#new2


口絵にもありますが “黒猫” と “あやせ” の直接対決は見所。爆弾発言が過ぎますよ
“黒猫” さん(苦笑)。それにしても親父さんが随分と理解を示してくれるようになった
ものだなぁ、という感がひしひしと。怒りながらも一緒に組み立てたりなんかね、もうね。

“黒猫” や “加奈子”、そして “沙織” までもが “京介” の一人暮らしを支えようと
名乗りを上げて盛り上がる中、一歩引いて躊躇いがちに眺めるだけの “あやせ” の姿が
彼女自身、心境の変化に戸惑いを見せているかのようで。

そんなスタンスを覗かせた先、後半からはぐいぐいと寄せてきて、ついに “あやせ” ルート
確立か!? というところまで辿り着いた物語。“麻奈実” と “桐乃” の仲直り作戦どころ
ではなくなったかも知れない “京介” はどーすんねん? ということで次巻に続きます。

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2012年04月16日

『アクセル・ワールド11 ―超硬の狼―』

ついにTVアニメの放映もスタートし、人気も物語も加速していく 川原礫 先生の大人気
シリーズ第11巻は新たなアビリティの獲得に潔白を証明した “ハルユキ” が挑みます。
(イラスト/HIMA 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1204.php#new1


お話を発散させるのが宿命、のような印象は読み手として受けているのですけど。あとがき
でも触れられているように物語の終着点をどのあたりに見定めているのか、場合によっては
インデックスさんすら目じゃないような巻数が必要になりそうで軽く戦慄を覚えたりします。

さて本編は 「災禍の鎧」 問題にケリをつけてまた一歩成長を見せた “ハルユキ” ですら
打ちのめす 《ウルフラム・サーベラス》、しかもレベル1のニュービー登場ということで
“黒雪姫” が言及するようにそのタイミングが意図するものが何なのか注目したいところ。

さらに 「メタルカラー」 という存在が示す存在理由、あるいは存在価値の一つの可能性が
提示されたところが興味深くもあります。《ウルフラム・サーベラス》 という存在がどんな
解を示してくれるのか、そして “ハルユキ” はアビリティを獲得できるのか、楽しみです。

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2012年04月15日

『ひきこもりの彼女は神なのです。5』

すえばしけん 先生が贈る、神と人が繰り広げる超日常ストーリー第5巻。“天人” の元に
泊りがけで遊びに来る妹の登場に 「天秤の会」 の面々が思い思いの対応を見せます。
(イラスト/みえはる 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1204.php#novel120406


「拒絶を踏み越えて来る人間しか信用できない」 とは “亜夜花” が言うからこそ響く、
含蓄のある言葉だな、と感じました。その言葉が、彼が “奏” と改めて向き合う勇気を
与えましたし、彼から本心の礼を言われる契機にも繋がったというのが印象的なところ。

“奏” や “ミツカズ” の行動が細かいところで伏線をいくつも張っているという結果論
も本作の特徴的なところを示していたように思います。あと、今巻は “天人” たち兄妹の
関係に言及しつつ実は “千那” たちの兄妹関係が訳ありな点に触れているのもポイント。

「雨降って地固まる」 とでも申しましょうか、騒動の後に繋がりが強固となって兄妹だと
言うのに甘い雰囲気をかもし出している “天人” たちの様子を羨む “亜夜花”。彼女が
改めて敵だと認めた “梨玖” も同じくその意思を見せることがどう繋がるのか注目です。

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2012年04月14日

『俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!? 4』

なめこ印 先生が贈る、ヒロインを助けまくって修羅場を迎えてしまう “烈火” の物語。
第4巻は一筋縄では行かない関係にあるヒロインを新たに3人迎えることとなります。
(イラスト/和狸ナオ 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1204.php#novel120405


うん、ナイスなテンプレ修羅場ということで導入部分を受けての安定した落とし所でした。
今回 “烈火” とヒロインたちが外的要因から敵対行動をとる破目に陥りましたが、いつ
内的要因で彼女たちが争い始めてもおかしくないことを改めて暗喩するかのようです。

今回は3人のヒロインうち誰かを助けようとすると他のヒロインを助けることが出来なく
なるという三すくみのような関係から、如何に機転を働かせて3人ともを救う逆転サヨナラ
満塁ホームランを狙うかのように “烈火” が奇跡を掴み取るかがポイント。

もちろん “烈火” だけの力ではありませんが、ピンチをチャンスに変えていく彼の姿勢は
敬服に値するものがあるように思います。今回更にヒロインが増えましたけど実質、先に
繋がるのはあの子だけかな。これだけ増えても話が上手く回せるのか、注目が集まります。

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2012年04月13日

『デート・ア・ライブ4 五河シスター』

橘公司 先生が贈る新世代ボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー第4巻。第4の精霊にして
妹である “琴里” をデレさせるという過去最大難易度の作戦に “士道” が挑みます。
(イラスト:つなこ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201108000161


“折紙” の言動が色々な意味を込めて狂気を孕んでいるのが心配でしょうがない(苦笑)。


“琴里” の機嫌を確かめるべく “士道” が問いかけた際に “令音” が回答した内容。
改めて読み返してみると確かにそんなふうなことを言っていたな、ということで文句なく
“琴里” カワイイですね、と太鼓判は押せるでしょう。

精霊だと分かってから、じゃあ 「いつから精霊になったのか?」 という疑念が生まれ、
そして辿り着いた5年前の記憶。“士道” と “琴里” の運命を歪めた存在が居るという
ことが分かり、それが今後の展開にどう繋がっていくのかが楽しみなところ。

連載が始まっている 鬼八頭かかし 先生の外伝コミック、今月から始まる ringo 先生の
本編コミック、着々とメディアミックスな展開が進んでいて順調に人気を上げているので
あろうことが窺える本作を引き続き応援していきたいと思うところであります。

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2012年04月12日

『氷結鏡界のエデン9 決戦限界‐アマリリス・コーラス‐』

細音啓 先生が贈る重層世界ファンタジー第9巻。想像を絶する力を有する三体の幽幻種の
出現に思いがけない共闘関係をもって対処にあたる “シェルティス” たちの姿を描きます。
(イラスト:カスカベアキラ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201112000302


うわー、“イグニド” ってそんな札を切ってくるのかー。“ユミィ” の名にも絡んでくる
とあってこりゃあとんでもない引きを見せてもらいました。“春蕾” はその身に宿す能力が
あってこそ気付けた、というのも納得です。

その “春蕾” が示した決死の覚悟を前に “レオン” がその身をもって感じたあの二人の
繋がり、そして “春蕾” に対する強い想いが巫女とその護衛というだけの関係でない
ことを改めて示す印象的なシーンの一つであったと思います。

まぁ、姫さまの窮地に颯爽と現れる白馬の王子よろしくカッコイイところを見せつけて
くれる “シェルティス” の勇姿が一番のキメどころだと思いますけど。“モニカ” も
頑張る中、それを吹き飛ばすような前述の引きの先が気になる次巻が待ち遠しいです。

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2012年04月11日

『それがるうるの支配魔術 Game4:ロックドルーム・ゴッデス』

土屋つかさ 先生が贈る、常識と魔術が織り成す学園ストーリーの第4巻。夏合宿と称して
“タマキ” の田舎へと赴く欧文研の面々がまたもや不可思議な出来事に遭遇します。
(イラスト:さくらねこ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201106000091


いきなり 「神様」 の登場で更にファンタジー色が添えられた導入部分。垣間見える奇跡の
ような出来事を前に魔術のことを忘れそうになりましたけれどもそうは問屋が卸さない。
“タマキ” の能力が発動すると同時に過去と別れ、過去と向き合うこととなりました。

彼が向き合うことを忌避していた過去、すなわち “るうる” にとっての “マル” では
ないのかという疑念が決定的な証拠をもって晴らされることにもなりました。その瞬間を
前に彼女へ打ち明ける形となった彼の想いがとても印象的なものとして目に映りました。

当事者たちの外側に居る魔術師サイドの動きであるとか、2人の過去と密接に絡み合う
「レビクシの光教団」 の存在も気になるところですけど、今回の騒動を経て “タマキ”
たちの目にも疑いを拭えなくなった “小春” がどんな鍵を握っているのか注目です。

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