各地に伝わる義経の逸話を辿り自身の完全復活を果たさんとする “義経” とその一行の
東進行を描く 三輪清宗 先生のリプレイシリーズ第2巻はパーティ分裂の危機を綴ります。
(原作:小太刀右京 先生 イラスト:すがのたすく 先生)
【 http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861768781.html 】
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具視 :「ひとつお前に言っておくことがある。昨日の夕べ、俺の部屋にお前の妻だと
自称する女が訪ねてきた」
九郎 :「・・・・・・どれ?」(一同爆笑)
葛ノ葉 : 最低だーっ!(笑)
具視 :「予測の域を出ん答えだな。久我の方、と名乗っていた。俺の先祖だそうだ」
九郎 :(スマートフォンで検索しながら)「なるほど、あいつか・・・・・・」
具視 :「wikipediaで調べんと、お前は自分の女房も判断つかんのか」(一同爆笑)
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“九郎” が示さんとする 「愛」 は色々な意味で広く、深いなぁと感じさせるエピソード。
そんな愛にあてられて “葛ノ葉” というか、演じる すがの 先生も当初貫こうとしていた
プレイスタイルにぶれを見せてしまうほど。そのへんの様子が感じられる所も面白いです。
四国・屋島を発ち、一ノ谷そして京都へと足を向ける “義経” の運命共同体 “葛ノ葉” の
心を揺さぶる 「白面の君」 の分身と名乗る存在が仕掛けてくる策をどうはねのけていくかが
鍵を握ります。そこに “ロンロン” も絡んでくる事実が発覚して衝撃を呼んだりします。
さらに言えば “葛ノ葉” という存在、“義経” という存在自体にもとんでもない事実が
隠されていたことが分かり、物語はより大きく動いていきます。PL諸氏の機知も相まって
GMも驚くほど速いシナリオ進行を見せた話が次にどう繋がっていくのか楽しみなところです。