2012年03月17日

『迷い猫オーバーラン! 12 護ってなんていってないんだからね!!』

松智洋 先生のデビュー作である 『迷い猫オーバーラン!』 も遂に最終巻を迎える形に。
高校3年生という人生の岐路を前に “文乃” たち迷い猫がどんな道を選ぶか、注目です。
(イラスト/みつみ美里 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/-mayoineko/#b12


やはり みつみ 先生のイラストで来られると圧巻というか、えも言われぬものを感じると
共に3巻続いて複雑な思いを抱かずにはいられないワケではありますが、何にせよまずは
無事完結を心よりお祝い申し上げる次第です。

最終巻はもちろん “文乃” のターン、ということで最後まで素直になれない彼女らしさを
見せながら将来のこと、そして “巧” との関係に向き合ったのではないかと思いました。
そして、ここで「二回死ね」の真意が明らかにされるとは思いもよらず。

“千世” と “希” を含めた関係もどこか可能性を残しつつ “巧” として心積もりは
したようで。“乙女” の言葉にもあるように、それぞれがそれぞれの幸せを見つけられる
道を歩めたらいいね、という予感を感じさせる纏め方で良かったのではないかと思います。

posted by 秋野ソラ at 13:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル