2012年03月16日

『ニーナとうさぎと魔法の戦車 5』

私立戦車隊 「ラビッツ」 の活躍を描く 兎月竜之介 先生のシリーズ第5巻。戦車修繕に
要する金を工面すべく参加する賞金レースに “サクラ” の結婚話がベットされます。
(イラスト/BUNBUN 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/_nina/#b05


表紙の雰囲気がどことなく最終巻を予感させますがちゃんと続きますよ、ということで
まずは一言。口絵とかもそうなんですが、緊迫感のある時の流れ、その瞬間を抜き取った
かのような BUNBUN 先生のイラストが今回は一段と映えていたように思います。

序盤から中盤にかけての何気ない情景の中に実は後半での厳しい局面を打破する鍵がある
という伏線の張り方が板についてきたように思います。『少女九龍城』 ではガチな百合
とのことですが本作でもほど良くその成分を吸収できるので助かります。

今巻は “サクラ” を中心に、昔も今も色々あります、ありましたという 「ラビッツ」
メンバーの新たな事情も見せてもらいました。レースの展開も、オチのつけどころも
楽しませてもらいました。次巻も引き続き楽しみにしておこうと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル