田代裕彦 先生が描くデッド・エンド・ハーレム・ストーリー第2巻。真の婚約者を選択
できなければ即破滅の “節” にタイムリミットが設定されて益々緊張感が高まります。
(イラスト:笹森トモエ 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02 】
若人にここまで悩ませるのも酷かな、とは思いますが 「どれが正解か?」 と出された
材料を吟味しああでもない、こうでもない、と懊悩するのが本作のポイントでもあると
認識しているので、ここは涙を飲んで茨の道を進んでもらうことにしましょう。
そんな “節” 少年に“十慈郎” から提示された正解に至るためのヒントをもとにして
疑心の種が芽吹いてくるワケです。婚約者たちを目にして。そこから見えてくる彼女たちの
新たな側面も明らかにしてくるのは抜け目無いというところでしょう。
今回 “節” はその選択肢を選ぶんだろうな、と思っていたらホントに選んじゃったよ!
ということでその結果を自分なりに受け止め、対処するあたりは大人が経験するかのような
ものがあると思います。すげぇよ “節” 少年、ということで次巻のギミックにも期待です。