TVアニメ化に加え、ゲーム化も決めた 庵田定夏 先生の 「ココロコ」 シリーズ本編第6巻。
〈ふうせんかずら〉 から告げられた最後予告で 「文研部」 メンバーの心に衝撃が走ります。
(イラスト:白身魚 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01 】
一通り読み終えた後、改めて表紙絵を眺めてみると 「深いものがあるな」 と思うワケで。
〈ふうせんかずら〉 から付与された 「山星高校全員の願望が見える」 という能力を巡って
「文研部」 メンバーの思惑が割れた状況を如実に表しています。いい仕事されますなぁ。
今巻で見えた “太一” という一個人の抱える問題点が自分としては色々と考えさせられる
ものがあったりしました。軽く人生を省みたくなるくらいには。対して “青木” の株が
ここで一気に急上昇したというか、男を見せつけられた感じです。カッコ良かった。
崩れそうになる心を何度も奮い立たせて “太一” を諌め続けた “姫子” の言葉が最後は
ようやく届く形となってすごく救われた気分になりました。涙を流すのも無理も無い話で。
・・・そんな雰囲気を揺るがしかねない最後の 「問いかけ」 に不安を想起しつつ続きます。
#“紫乃” のハイテンションな暴走具合がナニゲに面白かったり。(w