2012年03月09日

『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5』

鈴木大輔 先生の大人気ラブコメ第5巻。学生寮の管理人として赴任した “鷹ノ宮ありさ”。
妹ポジションが奪われそう、と危機感を抱く “秋子” の抵抗は必至な展開ですが・・・。
(イラスト:閏月戈 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/819


「婚約者」だとバレてからの “秋子” “銀兵衛” “アナスタシア” それぞれの反応が
予定調和で一安心な展開から “ありさ” を管理人として認めてもらうまでの流れ、そして
今度は “秋人” から各ヒロインの生態に迫るアプローチの切替え、と楽しませてくれます。

それにしても 12 歳でここまで出来て、しかもあそこまで愛らしいお願いとかやっちゃう
なんてチートすぎるなぁ。“秋子” ですら太刀打ちできずに悶絶するのも分かるという
ものです。それでも “秋人” の視野には入っていないのだから彼の異常ぶりが際立ちます。

とは言いつつも “嵐” とのエピソードの中で見せたように男らしさも持っているのだから
あなどれないのが “秋人” という人そのものでもあるワケですが・・・・・・今巻の落とし所は
そうきますか。鷹ノ宮での生活実態が気になる新たな騒動の種がどう芽吹くか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル