2012年03月08日

『蒼穹のカルマ 8』

新シリーズ 『デート・ア・ライブ』 の攻勢に一時鳴りを潜めていた 橘公司 先生の本作。
最新巻にして最終巻となる第8巻は “在紗” の授業参観に “駆真” が全てを賭けます。
(イラスト:森沢晴行 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201010000220


“在紗” の授業参観に全員集合! と意気込んだところに相次ぐ欠席を生む障害が続発。
問題点を一つ一つ整理し、これまでに得た力と関係で順々に解決していこうとする冷静さ、
その影にある “在紗” 本意さは最後まで “駆真” らしさを感じさせてくれます。

一方 “在紗” は守られるだけの存在ではないことを見せながらも、あくまで “駆真” を
応援し、期待するその姿勢は表紙にも、そして挿絵にも表れています。ここは 森沢 先生の
良い仕事ぶりを褒めるしかありません。最後に “リサ” にも救いがあって良かったです。

「このラノ」 でその存在を知ってからではありますが、こうして最後まで見届けることが
出来て良かったと心から思える作品でした。橘 先生には無事の完結をお祝い申し上げると
共に、アニメ化進行中の『デート・ア・ライブ』 の大ヒットを祈念する次第であります。

posted by 秋野ソラ at 00:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル