2012年03月21日

『俺ミーツリトルデビル! 3 ひと夏のフェニックス』

峰守ひろかず 先生が送る半熟悪魔と妄想少年による甘美系ラブコメ第3巻。母 “夕星”
に宛てられた手紙をきっかけに、妄想あふれる夏の海へと二人が足を伸ばします。
(イラスト/犬洞あん 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1203.php#new8


“夕星”をたずねて三千里・・・・どころじゃない距離を行き来している“巧馬”や“芽亜”
ですが、どうも終盤の展開が速いな、と思ったら最終巻でしたか。『ほうかご百物語』
みたいに長く続くものかと想像していたので惜しい気がしてしまったのが読了後の思い。

フェニックスの少女 “エルハーム” との出会いから “芽亜” との関係を改めて見つめ
直すことになった “巧馬” の素直じゃないっぷりは “芽亜” とどっこいどっこい。
そんなところからも二人がお似合いの関係であることを如実に感じとることができます。

“芽亜” たちを助けたい、という想いだけでサラマンダーになってしまった “巧馬” を
元に戻すための符号も駆け足ながら用意されていて、物語の構成要素をパズルのように
上手く嵌め込むかのような話運びも読みやすさに繋がっていて良かったと思います。


ということで 峰守 先生、執筆お疲れ様でした。次回作にも期待しております。

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2012年03月20日

『彼女(アイドル)はつっこまれるのが好き! 6』

サイトーマサト 先生が送るハイテンション・つっコメディ第6巻は “まどか” に対する
敵愾心丸出しの新人アイドル登場で現場もプライベートも油断ならない雰囲気です。
(イラスト/魚 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1203.php#new7


サイトー 先生が言葉で際どい所を攻めてくるのは相変わらずですが 魚 先生も負けじと
イラストで攻めてくるのが素晴らしい。その姿勢、好きですよ。“まどか”と“良人”、
二人のボケとツッコミの小気味良さも絶好調で楽しませてもらっています。

前巻で嵐の予感を見せた “陽菜乃” が登場するも、意外に憎めないキャラクターであり
背景を抱えているということで予想していたほどギスギスすることもなく、むしろ新人の
窮地に手を差し伸べるくらいの余裕を見せるくらいでどこか安心するものがありました。

突然、ラジオのパーソナリティとして巻き込まれたところから自分なりに将来の選択肢
としてのエンターテインメント業界というものを改めて見つめるきっかけになった夏休み
最後の日に飛び込んできた驚天動地の大事件。話がどう動くのか注目したいところです。

posted by 秋野ソラ at 00:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年03月19日

『花×華(5)』

「電撃萌王」 にて すらだまみ 先生によるコミック連載がスタートする、岩田洋季 先生の
だぶはなラブコメ第5巻。“夕” との繋がりを意識する二人の想いは膨らむばかりです。
(イラスト/涼香 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1203.php#new6


もう 「リア充爆発しろっ!」 って言うしかないよなぁ、この展開は(苦笑)。しかも最後には
とんでもない発言が飛び出したりするし、最近の若い方は柔軟な発想をお持ちの様で。
あと、大人の立場から言っておきますが「お酒は二十歳になってから」ということで一応。

美桜祭での上映会を終えてから新入部員を、そしてコンクールで審査員特別賞を獲得した
映像研が新体制で挑む新作。その中で今度は役者としても “花” と “華”、二人の女優と
接する機会を持った “夕” は、二人の内面に触れる新たなきっかけを得たとも言えます。

撮影を進めていく中で “花” の頭に浮かび上がる “葉奈子” のあの言葉が、“華” と
演じる “夕” の姿と相まって重くのしかかり、迷いから自分らしさも失いかけますが、
そんな窮地を救うのもやはり彼しかいない、ということでやっぱり爆発しろっ!(笑)

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年03月18日

『彼女を言い負かすのはたぶん無理 3』

ディベートをテーマに描く うれま庄司 先生のラブコメ第3巻。停学処分の “アイラ”
以外にも “詩織” との距離も縮めつつある “祐也” に部廃止の危機が迫ります。
(イラスト:しらび 先生)

http://www.php.co.jp/comics/smash/


・・・まぁ、オビもオビなんですけど、ある意味チャレンジャブルとでも言いますか(苦笑)。
個人的にはオマージュしていく中で業界全体の盛り上がりであるとか、横連携が得られる
のであればこういう危険球には寛容というか、楽しめてしまうのが私です。

さて本編ですが、引っ込み思案な “詩織” とタッグを組んで部の存続を賭けたディベート
に臨むことになった “祐也” を取り巻く青い春な恋模様を「爆発しろ」と言わんばかりに
描いております。どっちつかず過ぎないか、という気もしなくはないですけど。

ディベートで対峙する、元ディベート部で生徒会長の “駒田” との討論の中で垣間見る
“詩織” の内面、そしてディベートの結果が特に印象的でした。“アイラ” とも対等に
向き合える強さを得た彼女、そして “アイラ” を前に “祐也” が選ぶ道が気になります。

posted by 秋野ソラ at 11:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年03月17日

『迷い猫オーバーラン! 12 護ってなんていってないんだからね!!』

松智洋 先生のデビュー作である 『迷い猫オーバーラン!』 も遂に最終巻を迎える形に。
高校3年生という人生の岐路を前に “文乃” たち迷い猫がどんな道を選ぶか、注目です。
(イラスト/みつみ美里 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/-mayoineko/#b12


やはり みつみ 先生のイラストで来られると圧巻というか、えも言われぬものを感じると
共に3巻続いて複雑な思いを抱かずにはいられないワケではありますが、何にせよまずは
無事完結を心よりお祝い申し上げる次第です。

最終巻はもちろん “文乃” のターン、ということで最後まで素直になれない彼女らしさを
見せながら将来のこと、そして “巧” との関係に向き合ったのではないかと思いました。
そして、ここで「二回死ね」の真意が明らかにされるとは思いもよらず。

“千世” と “希” を含めた関係もどこか可能性を残しつつ “巧” として心積もりは
したようで。“乙女” の言葉にもあるように、それぞれがそれぞれの幸せを見つけられる
道を歩めたらいいね、という予感を感じさせる纏め方で良かったのではないかと思います。

posted by 秋野ソラ at 13:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル