菱田愛日 先生が送る学園キャバクラブコメ第3巻。ボーイとキャストの恋愛は御法度と
認識した中で “瑠花” が初めてお客と同伴出勤。“奈斗” の胸にある想いや如何に。
(イラスト/ さんた茉莉 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1202.php#new16 】
“真琴” と “瑠花” の良好なライバル関係、それを一歩引いた感じで見られる “彩香”。
そんな彼女たちを 「ボーイ」 として支える “奈斗” にも “滝沢” から指名の入った
“瑠花” の同伴出勤を喜ばしく想う気持ちと何となくすっきりしない想いが交錯します。
そのモヤモヤ感に気づいた “良太” から諭されても彼女を送り出すことを優先してしまう
ところも、いざ二人が寄り添う姿を見てようやくショックを受けるところも彼らしいと言う
べきところではないかと。その後で悶々とするあたりが思春期真っ盛りという感じで。
対する “瑠花” も思う所はあって、二人それぞれに結論を導き出せた話運びは好ましく
思えるものがありました。あとがきを見るにこれが最終巻みたいだ、ということは惜しく
感じるところではありますが区切りがついたという点ではそれもアリかと思います。