2012年01月31日

『パパのいうことを聞きなさい!(9)』

TVアニメも放送開始となり、コミカライズ6誌連載継続、PSPゲーム化決定と攻勢が続く
松智洋 先生の人気シリーズ第9巻。多感で悩み事を抱える “空” に焦点が当たります。
(イラスト/なかじまゆか 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/_papa/#b09


自分もウジウジするタイプなので、何かと上手くいかなくて葛藤する “空” の気持ちが
よく分かるというか。フォローされるとそれはそれでマイナスの気持ちに繋がったりとか
しちゃったりなんかして。それでも支えられて今があることに気付いたり、なんてもうね。

そんな “空”・・・だけではなくて瀬川&小鳥遊一家を支えようと頑張る “栞” の心も
一本筋が通ってしまった、ということでまた一つ “祐太” 周辺の女性陣は混戦の火種を
抱え込んだカタチに。“莱香” はどうするんだ・・・このままの距離感ってのもありうるな。

あと、本来であれば “栞” が表紙を飾ることになっていたようですが、なかじま 先生の
巻末マンガによると大人の事情で実現は叶わなかったようで。残念なことですが(苦笑)。
松 先生の仕事しすぎっぷりと共に次はどうするのか、気になるところです。

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2012年01月30日

『まよチキ!(10)』

あさのハジメ 先生の人気シリーズもついに2ケタ巻数の大台に。“マサムネ” の告白から
“ジロー” の周辺にいる女性陣にも大きな、そして決定的な変化が訪れようとしています。
(イラスト:菊池政治 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/807


あちらよりもよっぽど修羅場に突入しそうな雰囲気を見せ始めましたが・・・って、あちらとは
なんぞや、というのはさておき。三者三様で 「“ジロー”のことが好き」 という自覚が
形づいたところへ、互いの想いに宣戦布告状態となった先にあるのは悲劇か、喜劇か。

臆病風を吹かして殻に閉じこもってしまった “奏” を再び外へ連れ出した “ジロー” の
チキンなりの気概は魅せてもらいました。これまでの流れの中で “スバル” だけが一歩
出遅れた感があるので “奏” や “マサムネ” に追いつけるか、がポイントでしょうか。

あとがきを見る限りではだいぶ山場に近づいているみたいですので俄然注目が集まります。
それにしても表紙は相当攻めてますね。物憂い印象を見せる表情とその露な姿が今巻の
彼女を象徴するかのようでイイ仕事をされてますけど、手に取るのは恥ずかしいですぞ。

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2012年01月29日

『乙女ゲーの攻略対象になりました・・・。』

「メディアワークス文庫」 にて 『騙王』 を上梓した 秋目人 先生が、乙女ゲームを舞台に
美少女か命か、選択を余儀なくされるデスゲーム・ラブコメを連れて電撃文庫に登場です。
(イラスト/森沢晴行 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1201.php#new16


「乙女ゲーっていうのは──」、と妹の力説を聞く破目になる “湊” がその乙女ゲーと
呼ばれるジャンルのゲーム世界の一員である、と気付いてからの行動が興味深い。何せ
自身は「攻略されたことがない」上に「死にまくる」ということを知ってしまうのだから。

実は 「どんな死が訪れるのか」 が伏せられているのもポイントだと思うのですが、それを
回避しようとすべく動いてみても結局は数あるイベントにどんどん巻き込まれて、また回避
しようとして・・・と、まるでセカイとのせめぎ合いをするかのような展開も面白い。

もちろん登場人物、いわゆる 「攻略対象」 も一癖も二癖もあって楽しませてくれます。
「妹のいるセカイと姉のいるセカイはどちらが正しいのか」 とか 「“乙女” にしか見る
ことのできない選択肢がバグるのは何故か」 とか謎も多くて次巻でどう動くか楽しみです。

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2012年01月28日

『VS!! ―正義の味方を倒すには―』

正義の味方と悪の組織。華々しく火花を散らす対立構造とは別に無下に命を散らしていく
戦闘員。その一人である “21号” の擦れた生き様と逆転劇を 和泉弐式 先生が描きます。
(イラスト/白羽奈尾 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1201.php#new17


悪の組織もそんなに単純じゃないんだよ! という見せ方だけではなく、史上最強の怪人が
意外な行動に出てみたり、本作の主人公 “ニーイチ” も厭戦的でどこか達観している様を
出してみたり、と意外性の演出が巧みに盛り込まれていて面白い。

そんな彼も怪人 “ジャバウォック” に懐かれ、人並みなひと時を過ごすうちに少しずつ
心境の変化が生まれて、やがて来る戦闘員たちの窮地において、その胸の内に秘められた
ヒーローに対する反抗心を燃やすようになるといよいよ展開としては熱い流れに。

正義の味方たちのとある弱点を掴んでから畳み掛けるバトルも安易に勝ちを拾わせない
ように二転三転させていった点も良かったと思います。“ニーイチ” のシニカルな部分が
映えたと感じました。何より読みやすかったですし、オススメしていい一冊かと思います。

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2012年01月27日

『僕と彼女と幽霊の秘密』

喜多南 先生の第2回『このライトノベルがすごい!』大賞・優秀賞受賞作に続編が登場。
幽霊を引き寄せる性質をもつ少女が幽霊を生き返らせようと願い、行動していきます。
(イラスト:みよしの 先生)

http://tkj.jp/book/?cd=70886501


“桃果” の負った心の傷からして彼女の 「願いを叶えたい」 という想いを止めることは
なかなかに難しい。“クロ” のもつ力からすればもう少し早く対処することもできたかも
知れませんが、まぁ、それをして彼らしいと言うしかないでしょう。

今巻では人一倍、責任感の強い “緋色” の本質に触れたワケですけれども、あの弱点は
可愛らしいにも程がある。ギャップ大事。“黄” もおませさんというか、小悪魔というか
なんかいろいろと大変ですねぇ “クロ” は、という感じで。

“ルリ” って何なの? という本質をひた隠しにしながら 「勘違い」 を元に上手く話を
進めていくスタイルを掴んだところで、また意味ありげなエピローグを挟んできましたよ
この方は。“紫音” も気が気じゃないってね、ということで次巻に続きますかね。

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2012年01月26日

『墜落世界のハイダイバー(4)』

六塚光 先生が送るスカイダイブ・バトル・シリーズ、第4巻にして最終巻。日本に通じる
門が開くとき、“要” そして “アッシュ” の胸に湧き上がる想いとは、如何に。
(イラスト:オサム 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201103000923


「オ・ルヴォワール」。彼の別れの言葉は再び成立させてしまうのか。そんな未来を覆した
のはやはり “要” でした。「グレートゲート」 の説明が何となく繋がってきそうな予感は
してましたけど、実際に見せられれば 「やってくれたなぁ」 という感じで。

それにしても “オルランド” の、心から引きそうなほど静かな狂気ぶりにインパクトが
残るというか、“ルクレツィア” もそうなんですけど。ホントにどうしようもない父と母
としか言いようが無い。よくもまぁ立派に育ったものだと思いますよ、その子供たちは。

胸の大きさで地位も名誉も、そして力も決まってしまうというトンデモない設定に度胆を
抜かされた本作も、辿り着いてみれば落ち着くべきところに落ち着きましたし、因果応報
とも言える結末でした、ということで一安心。六塚 先生、執筆お疲れさまでございました。

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2012年01月25日

『ライトノベルの楽しい書き方(10)』

〆切破りから始まった 本田透 先生のラブコメディがついに完結。父 “半次郎” によって
別離する憂き目にあう “剣” と “八雲” の関係にどんな終止符が打たれるのでしょうか。
(イラスト:桐野霞 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/lightnovel/


・・・なんか “ゆうな” が「ひよこ」になってますけど(苦笑)。2人だけだったら絶対に
成立してない恋物語であったなぁ、と思います。ライトノベル作家を説得できるのはライト
ノベル作家だけ、という落としどころも本作らしさが出ていたのではないかと。

まぁ、正直言いますと “剣” の比類なきネガティブ思考は体に馴染まなかったりするので
ここまで来る間に何度そのページをめくる手を止めようかと思ったものですが、2人の恋の
行方を見届けるまでは、と奮起して 「空月」 まで読みきることができました。

まさか実写映画になるとか思わず正気を疑いたくなる展開もみせた「ラノたの」ですが、
こうして無事に、前向きなカタチで完結して良かったと思います。あとがきの振り返り
など読んでいると頓に、ということで 本田 先生、完結おめでとうございます。

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2012年01月24日

『生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録(10)』

葵せきな 先生の大人気シリーズ、本編最終巻が登場。初回刊行分はリバーシブルカバー
という微妙に値の張る装いで第三十二代碧陽学園生徒会の解散を見送ります。
(イラスト:狗神煌 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200912000651


行間に含みをもたせながら訥訥と告げられる “くりむ”、“知弦”、“深夏”、“真冬”
そして “鍵” の想いが胸を打ちます。それは卒業式の一幕であったり、あるいは最後の
生徒会であったり。本当に解散なんだなぁ、と彼の背中を見て改めてそう思いました。

『マテリアルゴースト』 で注目することになった 葵 先生が打ち出した新シリーズ。
2008年1月19日に第1巻が刊行されてから4年という月日で、随分と遠いところまで来た
という印象が。日常系、というジャンルを意識させられたのもつい先日のように感じます。

つい、しんみりとしてしまうところですけど、実はまだ「黙示録」7巻の『生徒会の土○』
が残っておりますし、“鍵” のその後を描く「アフター」が控えておりますし、まだまだ
涙を流すには早いぜ、ということでまずは無事の完結、おめでとうございます、なのです。

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2012年01月23日

『人生』

「第3回小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞」 受賞作 『邪神大沼』 シリーズを完結
させた 川岸殴魚 先生が次に満を持して世に送り出すのは 「人生相談ラノベ」 です。
(イラスト/ななせめるち 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#03


あー、これは発売前の前評判を裏切らない面白さですね。10の小編に分かれた相談だけで
なく、合間にある 「おまけの相談」 に対して理系代表の “梨乃”、文系代表の “ふみ”、
体育会系の “いくみ” が相談に答えていくその内容があまりに斜め上すぎてもう(笑)。

相談に答えていく過程で3人の個性も徐々に分かってくるワケですが・・・・個性派揃いの
3人をよくもまぁ “勇樹” は制御できるな、と感心します。特に “ふみ” の感性には
帽子を脱がざるを得ません。この笑いのセンスは 川岸 先生ならでは、という気がします。

そんな本作ですが、実は読むだけではない 「参加型ラノベ」 ということであとがきにも
ありますとおり 2012年2月18日 までツイッター or メールにて、作中に登場する相談を
受け付けているとのことで、皆さんも何か思いついたら送りつけちゃえばいいじゃない。


◆人生ハジマタ\(^o^)/  そんなわけで、一緒に「人生」しましょうか!
http://d.hatena.ne.jp/okawagishi/20120117/1326812489


#「ガガガ文庫」作品に登場する人物から相談を受けるのもアリなんじゃなかろうか。
#・・・先生方でもイイと思いますけど。

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2012年01月22日

『Rainbow☆Rainbow』

Ryu☆ 氏の3rdアルバム。「beatmania IIDX」 シリーズや Starving Trancer 氏とのユニット
「Another Infinity」 の楽曲、書き下ろし楽曲など計20曲を収録した1枚となっております。

http://www.konamistyle.jp/item/71571


『Go Beyond!! (Extended RRver.)』。兎にも角にもコレが収録されたことが一番大きい。
『VOX UP (Extended RRver.)』『Ultramarine』『rainbow rainbow (Extended RRver.)』と
その後に続く流れもお気に入りです。1曲リピートもアリだからなぁ、コレに関しては。

他には 『M3』 『Dreaming Sweetness』 『Sakura Sunrise (Extended RRver.)』 あたりが
特に好ましい楽曲であったかと。『Sakura Sunrise』 は 「Dance Dance Revolution X2」
の提供曲なのですか。筐体では見てませんが、踊り甲斐がありそうですな。

あとはこちらにも収録されましたが 『Rise From The Ashes』 が以前にも触れたとおり
秀逸です。出来ることなら 「STARS」 に収録のフルサイズ版(8:25)でお楽しみ頂ければ
と思います。ということで3rdアルバムも期待を裏切らない1枚となりました。


#ジャケットのイラスト、特徴を掴んでいてめっちゃ上手いっすね〜。

posted by 秋野ソラ at 01:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

2012年01月21日

『cyber beatnation 2 -Hi Speed conclusion-』

“beatnation Records から約5年ぶりとなる待望のレーベルコンピレーション!”
ということで Ryu☆ 氏によるノンストップDJ MIX仕様で送る全16曲を収めた1枚です。

http://www.konamistyle.jp/item/71567


途中でBPMが変化する曲がいくつかありますけど、それ抜きでも全曲「BPM 180 以上」
あるのかしら、これ? まさに「Hi Speed」の銘は伊達じゃない、ということでしょうか。
聴いている間に思わず疾走したくなるような、そんな印象のあるアルバムではないかと。

お気に入りなのは 『Mermaid girl (Ryu☆Remix)』 から 『FLOWER (Ryu☆Remix)』 に
かけての3曲。特に 『FLOWER (Ryu☆Remix)』 が一番キャッチーで良かったと思います。
『Fly Above (Ryu☆Remix)』 や 『ABSOLUTE (Ryu☆Remix)』 あたりも好きですね。

あと 『SigSig (Ryu☆Remix)』 が kors k 氏との融合が感じられてイイ感じでした。
『恋する☆宇宙戦争っ!! (Ryu☆Remix)』 はちょっとアレでしたけど、聴き慣れてくると
何とかなる珍味のような味わいでした、ということで総じるとオススメの1枚です。

posted by 秋野ソラ at 01:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

2012年01月20日

『あなたが踏むまで泣くのをやめない!!』

ちょっと紛らわしいかも知れませんが 『あなたが泣くまで踏むのをやめない!』 に続く
御影瑛路 先生のシリーズ2巻目。“千代子” のネガティブ思考が全力全開です。
(イラスト/nyanya 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1201.php#new9


「あちら立てればこちらが立たぬ」。恋愛ゲームあたりで目にする「選択肢を間違えた」
という感覚をリアルに味わえるかのような演出が秀逸。ハッピーエンドかと思いきや一瞬に
して絶望のどん底に叩き落されましたよ、“寿也” と一緒に。

安易に幸せにはなれないぜ! と言わんばかりの現実を亭主関白系男子、略してパクメンと
自負する “寿也” がメーターを振り切ってはねのけてくれました。「蒼山サグ」 には
笑いましたが、タイトルともしっかり結びつけたエンディングがまた上手いところ。

それにしても 「ポジティ部」 の面々は “千代子” に負けず劣らずのネガティブさで
ビックリ。そんな彼らとの繋がりを持つことで彼女自身が抱える問題の根幹も見えましたし
何より前向きになろうと努力するようになったのは大きい。何気に良質なお話でした。

posted by 秋野ソラ at 02:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2012年01月19日

『魔導書が暴れて困ってます。まぁ、どうしよう!?』

瀬尾つかさ 先生が 「一迅社文庫」 から世に送り出す新シリーズ。魔導書を管理する学園に
転校した少年がその暴走に巻き込まれる所から話が始まる、魔道書回収ラブコメディです。
(絵 : 美弥月いつか 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804278


メインヒロインの尻に敷かれない主人公、というのが良いですね。魔道書回収に関わる
伊佐木姉妹、“イリーナ” と “冬菜” に割り振られた特徴(体型的な側面も含む)の
割り振りがいい塩梅でキャラクター同士のやりとりもスムーズに頭に入ってくる感じです。

適度にバトルもあるし、お色気シーンも抜け目は無いし、主人公 “謙児” が転校する
契機となった伏線の張り方も上々、ということで読みやすかったです。「信頼」 という
言葉の意味、大切さを大事にする彼の機微が伝わってくる描写も好感が持てます。

さて、「一迅社文庫編集部のブログ」 を見ると次巻に向けての副題をどうするかお悩み
のようで。・・・というか仮題のまま突っ走っていけるあたりが 「一迅社文庫」 らしくて
ステキだな、と思います。順調な売れ行きで次巻も出そうなので楽しみにしておきます。



◆ 魔導書が暴れて困ってます。→次の副題は何にしようかなと
http://ameblo.jp/ipocketedition/entry-11114406862.html

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2012年01月18日

『背約のキャバリアー』

六塚光 先生が送る新シリーズは異能バトルもの。琵琶湖の湖畔に立ち込める、入り込んで
戻る者は居ない虹霧の中で巡り合う少年と少女、そして不思議体験から物語は始まります。
(絵 : zinno 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804272


魔力を補充するためにヒロイン “赫夜” の体のどこかに浮かぶ魔法円への口づけが必要
ということでイラスト的にもだいぶえちぃ構図が望める・・・と思っていたらホントに色々と
仕掛けてきたし、六塚 先生 & zinno 先生「GJ!」とまずは言うべきところでしょうか。

「魂を悪魔に譲る」ことを母親によってあらかじめ定められていた “赫夜” の理不尽な
境遇を打破すべく「決闘裁判」という名の悪魔とのガチンコ勝負に代理戦争というカタチで
挑むことになった “貴騎” が知恵も絞って頑張る姿はなかなか熱い展開です。

その熱さとは裏腹に、“赫夜” の母親が 「なぜこんなことをしたのか?」 という思惑が
見えないところは何とも不気味ですし、対峙する悪魔も身近に居る人間に憑いて戦うので
いつか悲劇が訪れそうな予感がひしひしと伝わってきますし、続きが気になる流れです。

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2012年01月17日

『あやかしマニアックス!(2)』

「第3回GA文庫大賞・奨励賞」受賞者、夏希のたね 先生が送る悶絶ラブコメ第2巻。
今巻もストーカーをはじめとして名立たるヘンタイたちが所狭しと登場しまくります。
(イラスト:犬洞あん 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/ayakashi/


“小杜子” は同性愛者、という設定だと思うけど「どっち」なんだろうな〜? って
想像しながら読んでいたんですけど・・・・見事にウラを引き当ててしまいました(苦笑)。
まぁ、複雑な人間環境に置かれて “和樹” も前巻に増して大変ですね、ってことで。

彼らの言葉の端々に織り込まれる小ネタの数々に思わず笑いを誘われるのも面白いですし
何より小気味良いのが読みやすくて良いです。「必中・ひらめき・熱血」 は大事です。
幕間の “メリー” さんが前面に出て語る挿話もいい箸休めになっていると思います。

“和樹” の母 “千枝” も潔さが突き抜けていて愉快なお方でしたが、“ターボ婆” は
どこまで行くんですかね(笑)。キャラが強い登場人物の中でとりあえず健気にラブコメ
している “ヒカリ” に頑張ってほしい、と願いつつ次巻も緩く期待しておきます。


#それにしても女装する主人公が多い気がするな、「GA文庫」の作品は。(^^;

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2012年01月16日

『乙女はお姉さまに恋してる2 〜黄金の檻 荊の鳥籠〜』

アニメ製作は着々と進行中、ということで原作シナリオ担当の 嵩夜あや 先生が上梓する
「おとボク2」 の書き下ろし小説第3巻は “雅楽乃” と “淡雪” に焦点を当てます。
(イラスト:のり太 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/otome/
http://otbk2.com/


・・・「田舎のロバ、都会のロバ」 の寓話って元ネタ何だろ? まぁ、それはそれとしても
“雅楽乃” の生い立ち、そこから至る人格形成の一端を如実に表した例え話であったかと
素直に感心しました。もちろん、彼女以外にも当てはめることは出来る話だと思いますが。

“千早” の件にしてもそうですが、今巻は 「母の、子に対する一方的な願い」 が鍵と
なる構成でもありました。そして物分りが良くその意図を汲めるだけに “雅楽乃” も
“淡雪” も悩み、一度は対峙するまでになるのですが・・・。副題がまた言い得て妙ですね。

あと、モノローグで “千早” が少年的思考に立ち戻ってジェンダー・アイデンティティが
どうこう言ってますが、こっちはもう乙女としてしか見てませんからー!(苦笑)という
ことで今巻も乙女成分を存分に堪能させてもらいました。次巻も楽しみにしております。

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2012年01月15日

『俺がヒロインを助けすぎて世界がリトル黙示録!?(3)』

なめこ印 先生が綴る、ヒロインを助けまくる主人公 “波乱烈火” の物語、第3弾。
突如あらわれた “響” に結婚を迫られるところから今回の物語はスタートします。
(イラスト/和狸ナオ 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1201.php#novel120103


波乱の家系。万丈の家系。共に 「物語に巻き込まれる」 という血筋は時に無関係な人々を
巻き込んでしまう。だから接点は最小限にとどめるべき。そんな “響” の持論に毒されて
“烈火” らしさを見失い、そしてまた取り戻すまでの過程が今回の鍵と言えるでしょうか。

“烈火” に半ば突き放されるかのような扱いを受けた “皐月” のモノローグも相まって
独力での限界を改めて認識することとなった “烈火” とヒロインたちが力を合わせれば
艱難辛苦もおそるるに足らず、といった逆転劇が熱いところです。

今巻では追加のヒロインを1人に絞ったことで、その辺りの機微の描写や “響” の心境の
変化をより丁寧に表すことが出来たのではないかと感じました。ますますハーレムルート
一直線な “烈火” が次にどんなヒロインと巡り合うのか、注目したいと思います。

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2012年01月14日

『ひきこもりの彼女は神なのです。(4)』

すえばしけん 先生が送る超日常ストーリー第4巻。同行した野外教室で頻発する事件の
影に 「人ならざるもの」 の気配を感じた “天人” が調査に乗り出します。
(イラスト/みえはる 先生)

http://hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1201.php#novel120104


“梨玖” や “コウタ” と共に出かける “天人” に対して取り残され感をひしひしと
感じる “亜夜花”。想いはすっかり表に出てはいますが、“梨玖” に軽くあしらわれて
手も足も出ないというのが現状。随分と分が悪いところをどう返せるかが今後の課題か。

“コウタ” の所属する六年C組に対してのみ執拗に狙われる事件。最初はちょっと別の
ところから仕掛けられているのかと思っていましたが・・・・なるほど、これはこれで確かに
「人ならざるもの」 らしい事件の起こし方だな、と思いました。

その犯人と向き合う中で、人と 「人ならざるもの」 とが共存する街の存在意義を諭され
更生への手助けをするあたりはすっかり「天秤の会」の一員なんだなぁ、と感じました。
今回の衝撃ポイントは “透夏” でした、ということで次巻も楽しみにしておきます。

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2012年01月13日

『レイセン File4:サマーウォー』

『戦闘城塞マスラヲ』 のその後の様子を描く 林トモアキ 先生の人気シリーズ第4巻。
“ヒデオ” の窮地を招く・・・もとい救うのはいつだって人、あるいは人外の女性たち!?
(イラスト:上田夢人 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201009000128


今回は天白家や神殺し四家に関わる話もしているので 『お・り・が・み』 寄りな側面も
見せてくれていて嬉しく思うところ。とは言え、“ウィル子” と久しぶりに共闘する
あたりは 『戦闘城塞マスラヲ』 の続きなのだ、ということを再認識させられます。

“睡蓮” や “美奈子” を筆頭に女性陣の好感度は上がりまくり・・・と言うかおもちゃ
よろしくあしらわれているところもあって “ヒデオ” は幸なのか不幸なのか苦笑い。
そこに妹の “英子” が顔を見せたことで実家とのあれこれとか出そうで楽しみです。

それにしても 林トモアキ 先生が作家活動を続けてもう10年の月日が経ちましたか。
早いものです。『お・り・が・み』 から読み始めて、いつの間にか「スニーカー文庫」
を支える一角となっている先生のご活躍を心より祈念しつつ、次巻の刊行を待ちます。

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2012年01月12日

『よめせんっ!(5)』

「メディアワークス文庫」 にて 『江姫 -乱国の華-』 も上梓している マサト真希 先生の
にぎやかハートフル&ラブコメディ第5巻は鰹屋家に迫る崩壊の危機を綴ります。
(イラスト/ごまさとし 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1201.php#new4


鰹屋家にふらりと現れた “姫華”。かつての因縁もあって、嫁候補の一人 “ミミ” が
警戒心をあらわにするも、その因縁をして 「妖力も眷属も無い」 と嘯く “姫華”。
しかしながら数々の嫁候補に甘言を弄するあたりは仇成す存在であったワケで。

彼女のささやきを発端に隠していた本音を口にして “広人” との関係にヒビを入れていく
嫁候補たち。更には彼も “ねこがみさま” を失意の底に落とす言葉を投げかけてしまい、
この先どうなってしまうのだろう? という窮地を救ってくれたのは “ミミ” でした。

事の大小あわせて奮闘した彼女にはエールを送りたいところ。そして広い心を見せつけた
“広人” もやるね、という感じで。・・・彼も能力持ちなのを忘れそうになりましたけど。
今回の騒動を経た後遺症とも言うべきラストの引き際にどう対処するのか、注目です。

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