累計5000万PVを誇る 佐島勤 先生のWEB小説をもとに送るシリーズ第4巻。九校戦編の
後半は第一高校の面々の活躍を描きつつ、暗躍する陰謀が明らかになっていきます。
(イラスト/石田可奈 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1112.php#new3 】
森夕 先生による “深雪” 視点のスピンオフ・コミックの連載が「月刊コミック電撃大王」
にて決まった、ということで きたうみつな 先生の 「月刊Gファンタジー」 での連載と
合わせてこちらも楽しみなところです。
【 http://dengekibunko.dengeki.com/mediamix/mahoka.php 】
話を戻して本編。技術屋として目立たないようにしているつもりが、あれよあれよと皆の
注目の的。“トーラス・シルバー” であることもバレそうになっているし、気付かれない
にしても自己修復術式の凄さを見せつけたりと裏目、裏目に状況が進行している “達也”。
彼のサポートを受け、満を持して披露したフェアリーダンス。優雅に空を舞う見目麗しい
姿を見せながら、自身の圧倒的な力の差でもって 「ミラージ・バット」 を制する凛とした
その顔。そして兄に心置きなく甘える様子との対比が相変わらず琴線に触れる “深雪”。
彼女へ危害が及ぶ可能性を察知した “達也” が、妹を守るべく決定し、うって出た行動。
安易な死すら許さない、存在に対する完全にして完璧な否定行為。まさに悪魔の所業。
・・・ってコレ、シスコンでどうこうという度合いを飛び抜けてますね。半端ない強さです。
私個人としては、前巻から続く “幹比古” の心身共に成長を見せた一連のエピソードにも
惹かれるものがありました。・・・それにしても 500 ページともなると時間が掛かりますね、
読むのに。楽しませてもらったのでそれはまぁ良いのですが。次巻は、どうなりますかね。