能力者の集う街、咲良田を舞台にした 河野裕 先生の物語もいよいよ最終局面へと突入。
同時刊行となる吉原雅彦 先生のコミックスとのコラボフェアが開催中です。
(イラスト:椎名優 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201009000107 】
【 http://www.kadokawa.co.jp/event/present.html#82 】
うわぁ、このラスト、とんでもねぇ。完結予定となる次巻の刊行が待ち遠しくて仕方が無い
じゃないですか 河野 先生。今回、ほぼすべてにおいて後手に回る結果となった “ケイ” が
それでも前向きでいられる、という未来あるまとめ方には感服いたしました。
「リセット」 という能力をもつことで出会った記憶を失えない少年 “ケイ” との出会い。
少しずつ変わっていく “春埼” 自身も掴みきれなかった想いがついに言葉として表れた事は
本当に喜ばしい。「サクラダリセット」 という事態をはねのけてくれると信じています。
ということで「サクラダリセット」、その言葉の意味がついに顕在化しました。誰かを救う
物語が誰かの想いを阻害する。その逆もまた然り。咲良田という街はどうあるべきなのか。
“菫”、“浦地”、“ケイ”、その他かの地に住む能力者の思惑が交錯する結末に期待です。