笹本祐一 先生が送るシリーズ第7巻。超新星爆弾を巡る宇宙の大冒険に終止符を打った
“茉莉香” たちが今度は辺境海賊のアジトへ潜入調査するミッションに挑みます。
(イラスト:松本規之 先生)
【 http://asahi-novels.com/detail/index.php?IDX=185 】
【 http://www.starchild.co.jp/special/mo-retsu/ 】
やはり何は無くとも “グリューエル”、という気がしてきました。話を動かす上で無くては
ならない存在であることが読み手としてひしひしと感じるところで。聡いことはもちろんの
こと、行動力も、それを支える経済力や政治力もあるのだからヒロインと言ってもいいほど。
途中、読んでいて “ナッシュ” がふと湧いて出たような感覚に陥ったと思ったらなるほど、
そういった仕掛けがあったのですな。“クーリエ” のあしらいがぞんざいだったのも少し
頷けました。・・・そう言えば久しぶりにドンパチしているのを見た気がしましたよ。
今巻の 「あとがき」 を読んで、アニメ化に至るまでの経緯や、作品のメディアミックスに
対する思いなどが分かってなかなか興味深いものがありました。TVアニメは2012年1月より
本放送開始、ということで温かく見守りたいと思うところであります。