ラノベ史上、前代未聞の能力を持つ少年を描く 神尾丈治 先生のノーパン異能学園ラブコメ。
インパクトに惹かれて読んでみました・・・・って、そこっ! 出オチとか言わない!(苦笑)
(絵 : 丸ちゃん。 先生)
【 http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804271 】
「半径2メートル以内に近づく者の下着を消し去る」──
・・・実際にそんな能力を持ったらどうなるのか。当人だけでなく近親者、更に周囲にいる
人たちの感情なども交えて違和感が無いよう、上手くシミュレートした上で物語が構築
できているような印象を受けました。設定自体はとんでもないですけどね。
どことなく厭世的な思いを抱きながらも前向きに生きていこうとしている当人 “正幸” が
これまた憎めないヤツで。ノーパンな女の子の姿に直面しても潔いその姿勢はある意味
カッコイイと言っても良いのではないかと思います。・・・いや、ダメだろやっぱり(苦笑)。
無条件で発動してしまうその能力を何とかできるかもしれない、と協力者を偶然見つけて
試行錯誤するうちに過去の因縁に巻き込まれて、事態を収拾しようとしたらアレだもんな〜。
突き抜けっぷりも天晴れ。読了感も意外に爽快で、サクッと楽しませてもらいました。
続きを出してもらえればその時も普通に手を出すだろうな、と私自身は思っています。