TPP関連で俄然、世の注目を集める 「農業」 をテーマに扱う学園ラブコメディ第2巻。
白鳥士郎 先生が行ってきた取材の成果と、培ってきた笑いのセンスが光ります。
(イラスト:切符 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/no-rin/ 】
自然は残酷だ。
農業は過酷だ。
・・・“耕作” の心の声が胸に響く。
「どうして・・・・・・・・・・・・農業を続けられるの?」
“林檎” からの切実な問いかけ。それまでは “耕作” 自身も明確な答えを持って
いなかった 「その理由」 が、“林檎” へとつとつと説明していくうちにだんだんと
輪郭を帯びていくあたりの描写はとても煌く映るものがありました。
・・・そのシリアスさを丸ごと引っ繰り返してくれるラストは「やってくれるッ!」としか
言いようが無い。まさに期待を裏切らない展開。フォント弄りやマンガ的な挿絵の使い方
など技巧面でも先端を行くライトノベル作品ではないかと思います。
#そのうちセリフを横断するカットインとか入れてきそうで恐いわ〜。(w
今回もたくさん笑わせてもらいましたので、電車など外で読むよりはぜひ家で読むことを
推奨しておきたいと思います。とにかく面白いから読んでいただいてその面白さを実感して
頂くしかないかな、と。次巻予告も興味津々で今から刊行が楽しみでなりません。
#見開き使って一発ネタ、とか笑うてまうやろ。(w
なお、白鳥 先生のブログ 「のうりんのぶろぐ」 にて 『第1回 のうりん人気投票』 の
結果が出ているようですので確認しておくのも一興かと思います。
■ のうりんのぶろぐ
【 http://thurinus.exblog.jp/ 】
#“シューフェン” 強いな。流石やわ。(w