2011年11月11日

『ビブリア古書堂の事件手帖(2) 〜栞子さんと謎めく日常〜』

「メディアワークス文庫」 のベストセラーと言っても過言ではないかもしれない
三上延 先生の大人気ビブリオミステリ。その第2巻が満を持しての登場となります。
(越島はぐ 先生)

http://mwbunko.com/product/2011/10_01_isbn.html


読み進めていって 「あっ、もしかしたら・・・」 と気付かせてくれるポイントと最終的に
辿り着く着地点、その道筋が自然な感じがして読みやすかったな、という気がしました。
・・・“栞子” の母親にまつわる話は少なからず驚かされました。

そんな彼女は “五浦” の元彼女であった “高坂晶穂” の登場に影響を受け、わずかでは
ありますが意識に変化を見せております・・・ってどんだけこそばゆいと言うか、もどかしいと
言うか。・・・なるほど、女子校の卒業生だったのか “栞子” さんは。

プロローグ、そしてエピローグで登場した 「クラクラ日記」 がどういう意味を成すのか
という点も分かりましたし、今後は “智恵子” の姿を求めるエピソードなども盛り込まれ
たりするのかも知れませんね、ということで次も出るなら押さえておこうかと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル