神秋昌史 先生の 「第9回SD小説新人賞・大賞」 シリーズ最終巻。サキュバス貴族との
対決、“汰二郎” との怨念、そして “ロセリー” との関係に “オズ” が決着をつけます。
(イラスト/イチリ 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/_owarande/#b04 】
“ジャスティン” が怒髪天を衝くのも納得の、“オズ” と “ロセリー” のイチャイチャ
ぶりから始まって 「エリクサー」 製造の秘密に辿り着いたと思ったら “リスキス” との
対峙に佐品家の事情も絡んできて・・・とまさに最終決戦の様相を呈するカタチに。
“リスキス” の支配下におかれた佐品家でのあれやこれや・・・何度誘惑されても根性で
抜け出す “オズ” の気概がハンパない。というかシチュエーションと挿絵がエロい。
電車の中で読むのは苦労しましたよ。イラストに関しては イチリ 先生、GJです。
“オズ” と “ロセリー”。人間とサキュバス貴族。二人を繋げる 「ライトマター」 の
力の凄さは “ロセリー” が求める言葉にあるとおり、ということで落とし所も二人らしい
と言えるかと。ラストも 「そうあってほしい」 と希望が感じられて良かったと思います。