ラノベ史上、前代未聞の能力を持つ少年を描く 神尾丈治 先生のノーパン異能学園ラブコメ。
インパクトに惹かれて読んでみました・・・・って、そこっ! 出オチとか言わない!(苦笑)
(絵 : 丸ちゃん。 先生)
【 http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804271 】
「半径2メートル以内に近づく者の下着を消し去る」──
・・・実際にそんな能力を持ったらどうなるのか。当人だけでなく近親者、更に周囲にいる
人たちの感情なども交えて違和感が無いよう、上手くシミュレートした上で物語が構築
できているような印象を受けました。設定自体はとんでもないですけどね。
どことなく厭世的な思いを抱きながらも前向きに生きていこうとしている当人 “正幸” が
これまた憎めないヤツで。ノーパンな女の子の姿に直面しても潔いその姿勢はある意味
カッコイイと言っても良いのではないかと思います。・・・いや、ダメだろやっぱり(苦笑)。
無条件で発動してしまうその能力を何とかできるかもしれない、と協力者を偶然見つけて
試行錯誤するうちに過去の因縁に巻き込まれて、事態を収拾しようとしたらアレだもんな〜。
突き抜けっぷりも天晴れ。読了感も意外に爽快で、サクッと楽しませてもらいました。
続きを出してもらえればその時も普通に手を出すだろうな、と私自身は思っています。
2011年11月25日
2011年11月24日
『ギフテッド』
地位を、名誉を、あるいは莫大な金を求めて世界最高峰の企業で幹部となるべく天才たちが
命を賭けるゲームの行方を綴る、新人作家 二丸修一 先生の作品を読ませて頂きました。
(イラスト/りょう@涼 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new17 】
本作には裏表紙にあらすじの一部が書いてあります。「電撃文庫」では珍しい事例です。
書店ではシュリンクが掛かっていて本来のあらすじが読めない場合があります。この方が
作品の概要を知って買う機会を作れると思うので他作品でもぜひ適用してほしい所です。
さて、本編についてですが、幹部候補生から幹部へと昇格する条件、しかも 「天子峰」
がもつ特異な思想に合致したそれを自分で導き出せるか、というのが鍵となっていて、
大胆に、繊細に、そして狡猾に探ろうとする各メンバーの駆け引きが面白い話運び。
主人公 “弥助” が自分の立場、そして思想としてリーダーの器を狙っていない点も
変わった風味を出していて楽しめました。ラストでは自分の能力を活かした作戦で
随分と熱い所も見せてくれましたし、続きを出すに足る内容であったと思います。
命を賭けるゲームの行方を綴る、新人作家 二丸修一 先生の作品を読ませて頂きました。
(イラスト/りょう@涼 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new17 】
本作には裏表紙にあらすじの一部が書いてあります。「電撃文庫」では珍しい事例です。
書店ではシュリンクが掛かっていて本来のあらすじが読めない場合があります。この方が
作品の概要を知って買う機会を作れると思うので他作品でもぜひ適用してほしい所です。
さて、本編についてですが、幹部候補生から幹部へと昇格する条件、しかも 「天子峰」
がもつ特異な思想に合致したそれを自分で導き出せるか、というのが鍵となっていて、
大胆に、繊細に、そして狡猾に探ろうとする各メンバーの駆け引きが面白い話運び。
主人公 “弥助” が自分の立場、そして思想としてリーダーの器を狙っていない点も
変わった風味を出していて楽しめました。ラストでは自分の能力を活かした作戦で
随分と熱い所も見せてくれましたし、続きを出すに足る内容であったと思います。
2011年11月23日
『ブラック・ブレット(2) VS神算鬼謀の狙撃兵』
神崎紫電 先生の新刊を買うと10月売りの 「電撃文庫」 新刊を全買いして全読破する
ことになるんだな、そう言えば・・・・ということで追加購入して読ませていただきました。
(イラスト/鵜飼沙樹 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/archive_bunko/bunko1110.php#new8 】
“木更” と “未織” の口も手も出るどつきあいも微笑ましく映るほど、“聖天子” を
護衛する任務で遭遇する内憂外患の荒事に “蓮太郎” と “延珠” は苦戦を強いられる
ことになります。これまた特殊な狙撃手相手で熱いバトルでした。
守りたいもののためにより一層強くなろうとする “蓮太郎”。彼の義眼をもってしても
お倒すのが難しい相手であっても彼の傍に居て守りたいと強く願う “延珠”。彼女が
導き出した一つの目標 「ゾーン」 とは何か、そしてなれるのかが一つの焦点になりそう。
他にも “菫” や “聖天子” の真意が見えたり、と “蓮太郎” を取り巻く人間関係は
意外なところでベクトルが向き合う感じで楽しみな一方、“延珠” のガストレアウィルス
による体内侵食率は上がるばかりで不安がつのる中、話がどう動いていくか注目です。
ことになるんだな、そう言えば・・・・ということで追加購入して読ませていただきました。
(イラスト/鵜飼沙樹 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/archive_bunko/bunko1110.php#new8 】
“木更” と “未織” の口も手も出るどつきあいも微笑ましく映るほど、“聖天子” を
護衛する任務で遭遇する内憂外患の荒事に “蓮太郎” と “延珠” は苦戦を強いられる
ことになります。これまた特殊な狙撃手相手で熱いバトルでした。
守りたいもののためにより一層強くなろうとする “蓮太郎”。彼の義眼をもってしても
お倒すのが難しい相手であっても彼の傍に居て守りたいと強く願う “延珠”。彼女が
導き出した一つの目標 「ゾーン」 とは何か、そしてなれるのかが一つの焦点になりそう。
他にも “菫” や “聖天子” の真意が見えたり、と “蓮太郎” を取り巻く人間関係は
意外なところでベクトルが向き合う感じで楽しみな一方、“延珠” のガストレアウィルス
による体内侵食率は上がるばかりで不安がつのる中、話がどう動いていくか注目です。
2011年11月22日
『官能小説を書く女の子はキライですか?(5)』
辰川光彦 先生が送るギリギリひめごとラブコメディ第5巻。修学旅行で訪れた古都、
京都において “真一” と “月”、2人の関係にさざ波が立ち始めます。
(イラスト/七 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new5 】
・・・鬼畜がいるッ・・・。“真一” くんマジで鬼畜ですよ。ラッキースケベな状況に
甘んじることなく果敢に攻めるその姿勢にはある意味、脱帽ですよ。明らかにマネを
したらヤバいレベルの色欲上昇ぶりなのでアレですけど。
“月” に横恋慕するカタチで現れた “佐藤” なる人物が勘違いして彼女への恋心を
再燃させてしまうのもひとえに “真一” が彼女から受ける想いを、一線を越えるのが
怖いというだけで持て余したのが原因ですが・・・ちょっと頂けない姿勢でしたね。
まぁ、そこはしっかりと向き直して結論を出してくれたので良しとします。“恵” のみ
ならず “ひみこ” も好感度を上げつつある中での “真一” と “月” の関係進展に
2人がどう動くのか、次巻ではその辺りに注目したいと思います。
京都において “真一” と “月”、2人の関係にさざ波が立ち始めます。
(イラスト/七 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new5 】
・・・鬼畜がいるッ・・・。“真一” くんマジで鬼畜ですよ。ラッキースケベな状況に
甘んじることなく果敢に攻めるその姿勢にはある意味、脱帽ですよ。明らかにマネを
したらヤバいレベルの色欲上昇ぶりなのでアレですけど。
“月” に横恋慕するカタチで現れた “佐藤” なる人物が勘違いして彼女への恋心を
再燃させてしまうのもひとえに “真一” が彼女から受ける想いを、一線を越えるのが
怖いというだけで持て余したのが原因ですが・・・ちょっと頂けない姿勢でしたね。
まぁ、そこはしっかりと向き直して結論を出してくれたので良しとします。“恵” のみ
ならず “ひみこ” も好感度を上げつつある中での “真一” と “月” の関係進展に
2人がどう動くのか、次巻ではその辺りに注目したいと思います。
2011年11月21日
『魔法科高校の劣等生(3) 九校戦編〈上〉』
「作画:きたうみつな 先生、構成:林ふみお 先生」 のメンバーでコミック化も決定した
佐島勤 先生の累計 5,000 万PVウェブ小説第3巻。「九校戦」 編へと突入します。
(イラスト/石田可奈 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new1 】
次々と明らかになる、“達也” がもつ才能の底深さと強制的にもてなくなったもの。
そんな彼の姿を見て “深雪” が羨望や恥じらいを、あるいは憤怒や涙を見せる所も
兄妹らしい、ということが身に馴染んできました。挿絵の “深雪” が可愛いすぎてもう。
また、“達也” にはとんでもない後ろ盾があることも分かってきて、「劣等生」 という
見方が彼を世を忍ぶ仮の姿とするための口実にしか見えなくなってます。まさに無双。
「九校戦」 においては技術屋として参加してますが、明らかに役不足ですよねコレ。
始まった 「九校戦」 の裏側で暗躍する存在も、“深雪” そして “達也” の本格的な
出番は次巻へ持ち越し、ということで来月の刊行が待ち遠しいところです。あとがきを
見るにページ数が多いみたいですので心して掛かりたいと思います。
佐島勤 先生の累計 5,000 万PVウェブ小説第3巻。「九校戦」 編へと突入します。
(イラスト/石田可奈 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new1 】
次々と明らかになる、“達也” がもつ才能の底深さと強制的にもてなくなったもの。
そんな彼の姿を見て “深雪” が羨望や恥じらいを、あるいは憤怒や涙を見せる所も
兄妹らしい、ということが身に馴染んできました。挿絵の “深雪” が可愛いすぎてもう。
また、“達也” にはとんでもない後ろ盾があることも分かってきて、「劣等生」 という
見方が彼を世を忍ぶ仮の姿とするための口実にしか見えなくなってます。まさに無双。
「九校戦」 においては技術屋として参加してますが、明らかに役不足ですよねコレ。
始まった 「九校戦」 の裏側で暗躍する存在も、“深雪” そして “達也” の本格的な
出番は次巻へ持ち越し、ということで来月の刊行が待ち遠しいところです。あとがきを
見るにページ数が多いみたいですので心して掛かりたいと思います。