2011年11月30日

『ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(4) 魔神跳梁‐デーモンランブル‐』

ベーテ・有理・黒崎 先生/グループSNE が送る日米異文化交流リプレイ第4弾。外伝の
キャラクターも登場し、シリアスな話のハズが俄然賑々しくなる本編の展開に注目です。
(監修:北沢慶 イラスト:H2SO4 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201102000429


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  ミケ : そっかあ。二人きりになりたいなら、ミケアンセルム達と一緒に行くよう。
  エリヤ : 違うってば! バランス的にこれが最善なんだって!
  クリフ : もう。エリヤさんってば、テレ屋さんなんだから。僕と繋がりたいなら
     そういえばいいじゃないですか。あ、【トランスファー】的な意味で、ですよ?
  エリヤ : もー!! はいはい。繋がりたい繋がりたい。いいから早く行こうよ!
  クリフ : ひゃっほう♪ 今の発言録音しましたからね!
       (卓上のICレコーダーを指差す)
  GM : 今のってか、全部録音してるけどな(苦笑)。
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相変わらず “クリフ” がやりたい放題(苦笑)。パーティから1人外れてお楽しみ、とか
どんだけ。しかも彼のせいで異常性癖の持ち主が「リリオ」の街に増えたりしてますし。
まぁ、とばっちりを受けている “エリヤ” もやらかしてますけど。

そんな “クリフ” も 「コボルドの隠れ里」 に居る、“ウィスト” とプレイヤーが同じ
あの方の登場で少しは灸をすえられた形になるのかな・・・いや、そうでもないか(苦笑)。
別役を演じる “ウィスト” が本当に楽しそうで面白かったです。

巻末にある 田中公侍 先生の解説でも触れられているように食べ物の描写に目を引いた
気がします、今巻では。次巻はこれまで触れられてきた外伝がついにまとまって登場する
ということで、本編は一旦小休止となりますが楽しみにしておくことに致します。

posted by 秋野ソラ at 01:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月29日

『僕は友達が少ない ゆにばーす』

「GA文庫」から 裕時悠示 先生 & るろお 先生が参戦。

「ガガガ文庫」 から 渡航 先生 & ぽんかんG 先生が参戦。

「MF文庫J」からは 志瑞祐 先生 & 桜はんぺん 先生、さがら総 先生 & カントク 先生、
そして原作の 平坂読 先生 & ブリキ 先生が参戦し、更に口絵イラストとして QP:flapper
のお二人と ぺこ 先生も迎えての豪華な公式アンソロジーノベルが登場です。

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/790


平坂 先生の 「魔法少女うんこ☆マリア」 の本文中にやたらとレーベル名とか社名っぽい
単語が盛り込まれていて遊び心満載だな〜、などと思いつつ。他の作者さんもフォント弄り
とか駆使してきて、外伝としてありそうな内容にまとめてきたのがやるなぁ、と。

ご自身が好きな将棋をテーマにしたラノベが書きたい、という夢をさりげなく叶えている
さがら総 先生が抜け目ない。「MF文庫J」 編集部の懐の深さといった面もさることながら
アンソロであるからこそ実現できるのかな、などと思ったり。

今後は 「角川グループパブリッシング」 という同じ枠に入るワケで、同門とも言える
レーベルを横断した作家さんを呼んでのお祭り企画的なものも実現しやすくなるのかも
と思いながら本編第8巻の刊行を待ちたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月28日

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ナイツ(1) ナイトフォールダウン』

先月刊行された 加納正顕 先生の 『デイズ』 と対を成す、矢野俊策 先生/F.E.A.R. の
『ナイツ』 シリーズも始動。若林直美 さんと 田中天 先生のドリームタッグに注目です。
(イラスト:エナミカツミ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201106000012


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  若林 : ひゃっほい! ひゃっほい! 新しいリプレイひゃっほい!
  GM : なんですか、唐突に(笑)。
  若林 : またリプレイに参加できる喜びを吹き込んでいるのですひゃっほい!
  天 : む、負けるか! うおおおおおおおおおおおお!
      久しぶりのダブルクロスどああああああああああああああああああああ!
  GM : お前はうるさいわ!(笑)
  稲葉 : いや、叫ばないにしてもふたりの気持ちはわかる。今回の設定は
       かっこいい。ホントにかっこいい。俺もだいぶ妄想膨らんだ。
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・・・相変わらずテンション高いな(苦笑)。とは言いながらもお話としてはプレイヤーも
始終、緊張感をもったシリアスな展開が続きました。まぁ、1つの誤解があらぬ混乱を
生んでロールプレイが崩れるという(しょーもない)アクシデントが発生しましたけど。

矢野先生が決めたシリーズのメインテーマ。それを汲み取った演技が、主人の行動理由を
問う “ラハブ” や、最初のミッションに対して苦悩の果てに一つの決断を下した “瑠璃”
の姿などに表れていたかと思います。・・・重いテーマですのに、本当に好演ですよコレは。

『デイズ』 に登場した “東雲” の役どころに違いがあったり、とクロスオーバーする
シーンも見られて興味深いです。第1話のエンディングにとんでもない引きも残してきて
続きに期待がもてますし、『デイズ』 共々、次巻の刊行が待ち遠しいところです。

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2011年11月27日

『デート・ア・ライブ(3) 狂三キラー』

「富士見ファンタジア文庫」史上、最速でアニメ化企画をスタートさせたことが発表となり
読者も(奢ってもらおうとひた狙う)作家の皆さんも注目の 橘公司 先生の新刊が登場です。
(イラスト:つなこ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201108000160


うわぁ〜、今巻はまた大きな引きを残して下さいましたな! 次巻への流れを意識させる
ところは 橘 先生らしいと言うべき所でしょうか。“士道” のことを一から訳知り顔の
“狂三” が何故にそうなのか、という点も含めて気になるところです。

何かとインパクトのある登場やギミックを仕掛けてきた “狂三” の他にも、“士道” の
実妹を名乗る “真那” も現れて彼の周囲は一段と賑やかになってきましたが、その中に
在って恋する女の子らしさを魅せる “十香” の言動に注目しておきたいところ。

“狂三” の本質を知って折れかけた心を奮い立たせ、今一度 「救いたい」 と “士道” の
想いを新たにさせたのも彼女の功績ですし。・・・いや、“四糸乃” も “折紙” もいろんな
意味で頑張ってますよ? えぇそれはもう。恋の鞘当て、その行方も見逃せないところです。


#“琴里” のあのセリフが2つの意味を持つことになっているとは・・・。やってくれる!

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2011年11月26日

『義経変生譚(1) Replay:天下繚乱RPG』

「妖異暗躍譚」シリーズのメンバーが再び終結! ということで、それを聞いただけで
胸を躍らせざるを得ない 三輪清宗 先生の新作リプレイを読ませて頂いております。
(原作:小太刀右京 先生 イラスト:すがのたすく 先生)

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861768682.html


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  ロンロン : じゃ、船室で、「じ、ジンサン・・・・・・、もう気持ち悪くナタよ・・・・・・」
        (一同爆笑)
  葛ノ葉 : ジンサンじゃねーっ!(笑)
  GM : 「大丈夫か?」とジンサンが背中をさすりながら言う(笑)。
  ロンロン : (苦しそうな声で)
        「うう・・・・・・、だ、大丈夫、大丈夫よ・・・・・・。陸マダ?」
  具視 : (ハッと気づき)これって、井上さんの思う可愛い月(ユエ)さんを
       えんえんとロールプレイするんじゃ(一同爆笑)。
  ロンロン : 可愛いって、でもこんな感じなんだよ(笑)。
  葛ノ葉 : ただの惚気じゃないですか!(一同爆笑)
  九郎 : これ、すごいですね(笑)。
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・・・まさかの夫婦ロールプレイ(笑)。そしてカバー 「中国嫁」 って何だコレ(笑)。


“常陸坊海尊” の手によって化政時代の江戸に甦った美少女 “源九郎判官義経”。
閻羅王白面の君・・・の面影を残していない幼い少女姿となった分身の一体、“葛ノ葉”。
日本に変革をもたらすエージェントにしてやたらモノローグを入れたがる “岩倉具視”。
・・・そして、夫である “ジンサン” の仇討ちに深い情念の炎を抱く “ロンロン”。

鋼屋ジン 先生、すがのたすく 先生、小太刀右京 先生、井上純弌 先生がそれぞれの
PCを担当するワケですが、これまた個性的かつ魅力的で期待を裏切らない面白さを
演出してくれます。“東雲” の登場に悶える すがの 先生とか相変わらずでステキです。


シナリオも、甦ったけれど力弱く、失った力を取り戻すべく “義経” ゆかりの地を
訪ねる旅物語の体裁をとっており、ご当地ネタや “義経” に纏わるエピソードを知る
こともできるという、まさに楽しめてためになる内容となっているので好感がもてます。

“義経” 復活の影には様々な思惑や複雑な事情が折り重なっていることを窺わせており
続きにも十二分に期待できるところ。“葛ノ葉” や “具視”、“ロンロン” の悲願は
達成できるのかも合わせて楽しみにしておこうと思います。

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2011年11月25日

『パンツブレイカー』

ラノベ史上、前代未聞の能力を持つ少年を描く 神尾丈治 先生のノーパン異能学園ラブコメ。
インパクトに惹かれて読んでみました・・・・って、そこっ! 出オチとか言わない!(苦笑)
(絵 : 丸ちゃん。 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804271


「半径2メートル以内に近づく者の下着を消し去る」──


・・・実際にそんな能力を持ったらどうなるのか。当人だけでなく近親者、更に周囲にいる
人たちの感情なども交えて違和感が無いよう、上手くシミュレートした上で物語が構築
できているような印象を受けました。設定自体はとんでもないですけどね。

どことなく厭世的な思いを抱きながらも前向きに生きていこうとしている当人 “正幸” が
これまた憎めないヤツで。ノーパンな女の子の姿に直面しても潔いその姿勢はある意味
カッコイイと言っても良いのではないかと思います。・・・いや、ダメだろやっぱり(苦笑)。

無条件で発動してしまうその能力を何とかできるかもしれない、と協力者を偶然見つけて
試行錯誤するうちに過去の因縁に巻き込まれて、事態を収拾しようとしたらアレだもんな〜。
突き抜けっぷりも天晴れ。読了感も意外に爽快で、サクッと楽しませてもらいました。

続きを出してもらえればその時も普通に手を出すだろうな、と私自身は思っています。

posted by 秋野ソラ at 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月24日

『ギフテッド』

地位を、名誉を、あるいは莫大な金を求めて世界最高峰の企業で幹部となるべく天才たちが
命を賭けるゲームの行方を綴る、新人作家 二丸修一 先生の作品を読ませて頂きました。
(イラスト/りょう@涼 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new17


本作には裏表紙にあらすじの一部が書いてあります。「電撃文庫」では珍しい事例です。
書店ではシュリンクが掛かっていて本来のあらすじが読めない場合があります。この方が
作品の概要を知って買う機会を作れると思うので他作品でもぜひ適用してほしい所です。

さて、本編についてですが、幹部候補生から幹部へと昇格する条件、しかも 「天子峰」
がもつ特異な思想に合致したそれを自分で導き出せるか、というのが鍵となっていて、
大胆に、繊細に、そして狡猾に探ろうとする各メンバーの駆け引きが面白い話運び。

主人公 “弥助” が自分の立場、そして思想としてリーダーの器を狙っていない点も
変わった風味を出していて楽しめました。ラストでは自分の能力を活かした作戦で
随分と熱い所も見せてくれましたし、続きを出すに足る内容であったと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月23日

『ブラック・ブレット(2) VS神算鬼謀の狙撃兵』

神崎紫電 先生の新刊を買うと10月売りの 「電撃文庫」 新刊を全買いして全読破する
ことになるんだな、そう言えば・・・・ということで追加購入して読ませていただきました。
(イラスト/鵜飼沙樹 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/archive_bunko/bunko1110.php#new8


“木更” と “未織” の口も手も出るどつきあいも微笑ましく映るほど、“聖天子” を
護衛する任務で遭遇する内憂外患の荒事に “蓮太郎” と “延珠” は苦戦を強いられる
ことになります。これまた特殊な狙撃手相手で熱いバトルでした。

守りたいもののためにより一層強くなろうとする “蓮太郎”。彼の義眼をもってしても
お倒すのが難しい相手であっても彼の傍に居て守りたいと強く願う “延珠”。彼女が
導き出した一つの目標 「ゾーン」 とは何か、そしてなれるのかが一つの焦点になりそう。

他にも “菫” や “聖天子” の真意が見えたり、と “蓮太郎” を取り巻く人間関係は
意外なところでベクトルが向き合う感じで楽しみな一方、“延珠” のガストレアウィルス
による体内侵食率は上がるばかりで不安がつのる中、話がどう動いていくか注目です。

posted by 秋野ソラ at 00:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月22日

『官能小説を書く女の子はキライですか?(5)』

辰川光彦 先生が送るギリギリひめごとラブコメディ第5巻。修学旅行で訪れた古都、
京都において “真一” と “月”、2人の関係にさざ波が立ち始めます。
(イラスト/七 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new5


・・・鬼畜がいるッ・・・。“真一” くんマジで鬼畜ですよ。ラッキースケベな状況に
甘んじることなく果敢に攻めるその姿勢にはある意味、脱帽ですよ。明らかにマネを
したらヤバいレベルの色欲上昇ぶりなのでアレですけど。

“月” に横恋慕するカタチで現れた “佐藤” なる人物が勘違いして彼女への恋心を
再燃させてしまうのもひとえに “真一” が彼女から受ける想いを、一線を越えるのが
怖いというだけで持て余したのが原因ですが・・・ちょっと頂けない姿勢でしたね。

まぁ、そこはしっかりと向き直して結論を出してくれたので良しとします。“恵” のみ
ならず “ひみこ” も好感度を上げつつある中での “真一” と “月” の関係進展に
2人がどう動くのか、次巻ではその辺りに注目したいと思います。

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2011年11月21日

『魔法科高校の劣等生(3) 九校戦編〈上〉』

「作画:きたうみつな 先生、構成:林ふみお 先生」 のメンバーでコミック化も決定した
佐島勤 先生の累計 5,000 万PVウェブ小説第3巻。「九校戦」 編へと突入します。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1111.php#new1


次々と明らかになる、“達也” がもつ才能の底深さと強制的にもてなくなったもの。
そんな彼の姿を見て “深雪” が羨望や恥じらいを、あるいは憤怒や涙を見せる所も
兄妹らしい、ということが身に馴染んできました。挿絵の “深雪” が可愛いすぎてもう。

また、“達也” にはとんでもない後ろ盾があることも分かってきて、「劣等生」 という
見方が彼を世を忍ぶ仮の姿とするための口実にしか見えなくなってます。まさに無双。
「九校戦」 においては技術屋として参加してますが、明らかに役不足ですよねコレ。

始まった 「九校戦」 の裏側で暗躍する存在も、“深雪” そして “達也” の本格的な
出番は次巻へ持ち越し、ということで来月の刊行が待ち遠しいところです。あとがきを
見るにページ数が多いみたいですので心して掛かりたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月20日

『このライトノベルがすごい! 2012』

集計方法の変更、発売前のネタバレ炸裂・・・と何かと話題に事欠かない 「このラノ2012」。
作品&人気キャラ&イラストレーター 2011年度版ランキングを今年も買って拝読しました。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://tkj.jp/book?cd=01871601


自分はホームページのアンケート回答者(以下[HP]と表記)の一人です。ランキングに
対して何やかやと言う方もおられるようですが、自分が投票した作品が選外になっても別に
気にしない人です。むしろ上位で未読なものを今後、選んで読む参考にさせて頂く感じで。


ランクインされている作品がどういった層から支持されたか、を判断するには 51 ページの
表を見て頂くのが一番かと思います。編集部オーダーの協力者回答(以下[協力者]と表記)
と調査会社からのモニター回答(以下[モニター]と表記)が載っているヤツです。

50 ページにも解説のあるとおり、時代を先取りしているのが[協力者]、人気が出てからの
後追いで推薦しているのが[モニター]という傾向があるようですので、支持層の状態遷移
としては以下のように推移していくのではないかと考えられます。


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  (1)[協力者]>[モニター]
   ↓
  (2)[協力者]≒[モニター]
   ↓
  (3)[協力者]<[モニター]
 _____________________________________


この中に『[HP]が高い』という状態遷移が位置するのではないかと考えられるのですが
必ずしもその状態を通過するとも限らない気がしますので、ひとまずその状態を『(2)’』
と置くことにします。

見方としては、(1)の傾向が強ければ 『(世間からは)隠れた名作』、(2)の傾向が
強ければ 『言わずと知れた名作』 という認識です。(2)や(2)’ となっているものは
(3)へ移るまでの過渡期に位置している、ということで。

ですので、(面白さが保証されている)人気作が読みたければ(3)の傾向を示す作品を、
(その辺りは食傷気味で)他に何か面白いものないの? という方は(1)や(2)(2)’ の
傾向を示すものをチョイスすれば良いのではないかと思います。


この数字を見られるようになったことが、実は今回の中で一番意義のある変更点ではないか
と考えている一人です。まだ見ぬ素晴らしい作品に出会うきっかけとして 「このラノ」 を
手にとって(買って)みることを改めてオススメしておきます。

マーケティング的には(1)や(2)(2)’ 群にいる作品をライトな読者層に売り込むことが
出来たら伸びしろも広くて売上げに貢献する結果へと繋げられるのではないかと思います。
・・・(3)群は勝手に売れていくでしょうし、新規客への訴求も終わっていることでしょうし。


そんな想いを抱きつつ、ラノベクラスタな方々のツイートを見ていて思わず同意したくなる
内容がありましたので 「このラノ」 がさらにより良い存在となることを祈念すべく、以下
二点につきまして『このライトノベルがすごい!』編集部へご提案したいと思います。


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  @172ページ以降にある「Light Novel index」への
   [HP][協力者][モニター]のポイント掲載

  A献本、配本にあたっての「発売日前に内容を公開する行為の禁止」徹底
   (小売店への早売り行為禁止徹底も含む)
 _____________________________________


「@」については、先ほどの傾向分析をする上でやはり選外のものについても確認したい
と思うワケで。・・・ただ、〆切までに編集するのが大変な気もしますので発売後にサイトで
公開して頂くとか後出しでもいいかなぁ、とも思うところ。

「A」については自分もつぶやきましたけど発売日前にネタバレされると気分が萎える
のもあるのですが、「ちょっとランキングの内容が知りたくて」というライトユーザの
購買意欲を発売前から根こそぎ奪ってしまうのが一番よろしくないかと。

買わない → 販売数が減少 → 売上げが落ちる → 刊行継続に疑問符が浮かんでしまう
という負の連鎖を生んだ先に在るのは休刊、廃刊という道しかありません。そうならない
ように自分で自分の首を絞める行為への対策はすべきと考えます。

この提案内容については巻末の「愛読者カード」にも記載の上、投函することに致します。


他にも ブリキ 先生や カントク 先生のイラストギャラリー、アサウラ先生やさがら総先生
のインタビュー、目利きが選ぶ注目作家&作品など面白いコンテンツがありますので、ぜひ
お手にとって確認して頂ければと思います・・・って、別に宝島社の回し者ではありませんヨ?


#「LNF夜の部」のガチ予想は、順位を別として6作品当ててるのか・・・。恐るべし!

# ■ 夜の合宿で完成した、今年のこのラノ順位ガチ予想。
# 【 http://twitpic.com/6x5ka9



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では、ここからは自分の読書遍歴を交えた自己分析に移りたいと思います。こんなに長い
文章を書いたの、すごい久しぶりなんですけど(苦笑)。まず、今回の投票内容について
ですが、以下のアドレスにある内容で入れさせて頂きました。

http://njmy.sblo.jp/article/48313222.html


作品部門で言うと以下の5作品ということになります。

  『 とある飛空士への夜想曲 』
  『 神明解ろーどぐらす 』
  『 のうりん 』
  『 それがるうるの支配魔術 』
  『 花咲けるエリアルフォース 』


53 ページにあるアンケート結果と見比べると [協力者] 寄りの回答をしたことになる
のかな? という感じです。・・・ということは来年はツイッター募集枠に応募しても何ら
問題ないのかも知れない。(マテ


それはさておき、まずベスト60の中で既読なのは 『48/61 作品』。読み続けているものに
限っても 『46/61 作品』となるので、まぁ、そこそこ人気作にも手を伸ばしていたのかな
というところかと。

86ページにある「新人賞受賞作」については 『39/44 作品』 読んでいることが判明。
・・・自分でも驚きの結果です。今期は「ガガガ文庫」のラインナップが一番力があったと
感じています。『脱兎リベンジ』は特に推しておきたいところです。

101ページからのジャンル別ガイド 「今、面白いライトノベルはコレだ!(230 作品)」
の内容で既読作品を追ってみると以下のようになります。ちなみに去年の状況は以下の
アドレスに記載の通りです。

http://njmy.sblo.jp/article/41817564.html


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  世界の命運! :         15 / 21 作品 ( 71 %)
  働く人々 :           15 / 23 作品 ( 65 %)
  愛しき日常 :          28 / 31 作品 ( 90 %)
  恋がいっぱい :         28 / 31 作品 ( 90 %)
  忍び寄る闇 :          11 / 15 作品 ( 73 %)
  バトル!バトル!バトル! :   23 / 31 作品 ( 74 %)
  微笑みと涙と :         10 / 15 作品 ( 67 %)
  いざ、冒険へ! :        10 / 15 作品 ( 67 %)
  ノベライズ :           5 / 15 作品 ( 33 %)
  リプレイ :           10 / 13 作品 ( 77 %)
  ボーダーズ :           3 / 13 作品 ( 23 %)
  モダンクラシックス :       3 / 7 作品 ( 43 %)
 _____________________________________


・・・去年と比較すると全体的に底上げ感がヒドい(苦笑)。節操の無さが表出しています。
161/230、つまり約7割の作品に触れていることになるワケで、我ながらアホですね。
まぁ、それでも「日常系ラブコメ」&「リプレイ」好きな本質は変わらずということで。

去年はジャンルごとのオススメも掲載してたのか・・・。じゃあ今回も3つずつくらいに
絞ってオススメ作品を列挙してみましょうか。長くなっておりますが、もうちょっとだけ
お付き合い下さい。


 「世界の命運!」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『蒼穹のカルマ』
  『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン』
  『六花の勇者』


 「働く人々」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『神様のメモ帳』
  『なれる!SE』
  『のうりん』


 「愛しき日常」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『それがるうるの支配魔術』
  『神明解ろーどぐらす』
  『GJ部』


 「恋がいっぱい」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』
  『101番目の百物語』
  『六畳間の侵略者!?』


 「忍び寄る闇」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『GOSICK ―ゴシック―』
  『「1/2アンデッド」シリーズ』
  『月見月理解の探偵殺人』


 「バトル!バトル!バトル!」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『ストライク・ザ・ブラッド』
  『うちの会長は荒ぶる虎猫に似ている。』
  『魔弾の王と戦姫』


 「微笑みと涙と」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『雨の日のアイリス』
  『とある飛空士への恋歌』
  『サクラダリセット』


 「いざ、冒険へ!」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『千の魔剣と盾の乙女』
  『ソードアート・オンライン』
  『「笑わない科学者」シリーズ』


 「ノベライズ」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『STEINS;GATE ─シュタインズゲート─ 円環連鎖のウロボロス』


 「リプレイ」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち』
  『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア』
  『アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク』


 「ボーダーズ」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『まおゆう魔王勇者』
  『「物語」シリーズ』
  『ログ・ホライズン』


・・・って、数を絞りすぎたので迷ってしまった。他にも色々とオススメしておきたい作品は
ありますけど・・・・まぁいいか、こんなくらいで。

この一年を総括する記事を読んで 「この一年もいろんなことがあったよね・・・」 などと
思いつつ、ここから先の一年もたくさんのステキな作品に出会えることに期待しながら
『このライトノベルがすごい! 2013』 が出るその時を楽しみにしておこうと思います。

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2011年11月19日

『ボーイ・ミーツ・ハート!(2) ―彼女のハートは純情可憐!?―』

超能力による遊戯「PSYゲーム」が行われる街を舞台とする 鳥羽徹 先生の学園異能物語。
今巻は非公式PSYゲームを扱う「会合」に関係する姉妹と “征司” との出会いを描きます。
(イラスト:H2SO4 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/boymeetsheart/


前巻のときも思いましたが、「録音」「発音」「集音」 という音に関する能力だけで
いかにも能力差がありそうな相手と「PSYゲーム」に挑み、そして勝つことが出来てしまう
“征司” の創意工夫と狡猾さには驚かされるばかりです。

あとがきにもありますが、そのあたりは相当に苦心されたご様子。本当にご苦労さまです
としか察することしか出来ませんがその分、楽しませてもらうに足る内容にはなっていたと
感じます。“狭霧” の反応も相変わらず気難しくて、そこがまたポイントだったり。

白宮姉妹、“舞姫” と “織鶴”、仲が良すぎるあまり近すぎて思い違いをしたことが今回の
騒動の根幹にあるワケですが、まぁ、微笑ましい理由でしたね。あそこまで緊迫したものを
魅せていただいた割には(苦笑)。そんな殺伐としていない所が本作の良さかと思います。

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2011年11月18日

『俺はまだ恋に落ちていない』

高木幸一 先生の 「第3回 GA文庫大賞・期待賞」 受賞作。好き、という気持ちに突如
向き合うこととなった少年の機微を描くトライアングル・ラブコメディ、拝読しました。
(イラスト:庭 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/hamada/


関係が、繋がりが断ち切れるのを恐れて何かにつけちょっかいを出す “公” の性格。
“公” に紹介された親友 “田所” の妹 “恵衣美” と “詠羅” が互いをいがみ合う
性格。いずれも親の都合である、というのがいかにもありそうな設定で親近感を呼びます。

開けっ広げで隙だらけ。初めて会った人の人間関係に問題があると分かれば知らず知らず
お節介を焼かずにはいられない “公” の言動が、またそれに関係する人たちの思いが、
感情が奇をてらうことなく、等身大な少年少女らしさを示しているのも同様なところで。

「キャラクターを身近に感じてくれればとてもうれしい」 とあとがきにある 高木 先生の
想い。少なくとも私自身はそう感じることが出来たように思います。ただひたすらに素直な
青春ラブコメとして楽しむに足る仕上がりの作品ではないかと申し上げておきます。

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2011年11月17日

『おと×まほ(14)』

白瀬修 先生の妄想あふれる魔法少女コメディ第14巻。記憶喪失になった “彼方” に
あれやこれやとイタズラをしかける合間にも 「カコフォニー」 の手が迫ります。
(イラスト:ヤス 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/otomaho/


「魔法少女は笑顔のために戦う」。普通の男の子(娘?)に戻った “彼方” が過去
何度も示してきた思いは “瑠真” たち他の魔法少女にも伝わっていた、という何とも
心温まるエピソードなんかもあったりしますが、やはり “彼方” は弄られます。

“此方” が不在、“彼方” も戦力外な状況が続く中、「カコフォニー」 からは親玉が
急接近してきてバトルも熱血な局面を迎えてきました。・・・もちろん、そんな状況下に
おいてもコメディなノリは外さないのが 白瀬 先生らしいとしか言い様がありませんけど。

“彼方” と “深未”。突然に出会い、そして突然別れることになった2人。未だ謎の
多い “深未” をもう一度引き戻すことは出来るのか。あとがきによると次巻がついに
クライマックスとのことですので注目しておきたいと思います。

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2011年11月16日

『神曲奏界ポリフォニカ ネバーエンディング・ホワイト』

高殿円 先生が綴ってきた 「ポリ白」 シリーズも13巻目にしてついにその幕を閉じる
異世界に飛ばされた “スノウ”。炎帝の娘 “プリムローズ”。彼女らの命運や如何に。
(イラスト:凪かすみ 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/p-white/


以前、キネティックノベルとなったときに見えていた “スノウ” に対する1つの結論。
元居た世界にいる本当の家族かた見た自分。“プリムローズ” たちや “ブランカ” から
見た自分。「自分」 として在ることの根源を認識してからの彼女は芯が強くなりました。

あの海から始まった “スノウ” と “プリムローズ” の関係。互いが互いを想うあまり
近くて遠い存在となってしまったことへの絶望感。それでも共に在ることを諦めない姿勢に
その強さが表れていたかと思います。格好良かったです。

対する “プリムローズ” が抱く想いも強く、深いものがありました。家の問題を背景描写
された点がそれを印象付ける結果に繋がったのだと思います。それを受けてのエピローグは
思わず胸にグッとこみ上げるものが。他にも後日談が多分に盛り込まれていて濃密でした。


白の女神に始まり、そして幕を閉じた物語。最後まで堪能させてもらいました。長きに渡る
執筆にお疲れさまの気持ちと感謝の想いをここに表します。素敵な物語が読めたことを
喜ばしく思います。他シリーズの刊行、そして新作の発表に期待する次第です。

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2011年11月15日

『魔法の材料ございます(8) ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』

葵東 先生の 「魔材」 第8巻。“ヴァルヘルト” のドラゴン狩り阻止、バラキア神国解放、
そして魔神討伐。“シャルト” と “リリアーナ” にはやることが山積みのようです。
(イラスト:蔓木鋼音 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/mahou/


ようやく登場の “フィンギルト” が “ヴァルヘルト” を止めるべく仕掛けた直接対決が
熾烈を極めていて熱い。“シャルト” も遠くはなれた場所で窮地の芽を生むも徳の高さを
もって知らぬ間にそれを摘むことが出来ていたり、と気分が高揚する場面もありました。

“シャルト” と “サシャ”。互いに告げられない思惑はありつつも、それを慮って普段の
ように振る舞おうとする気持ちは共に過ごす日常を大切に思うからこその信頼と絆の証。
特に、足手まといにならないよう気丈に努める “サシャ” が健気で素敵でした。

作中、我々が過ごす現代社会のあれこれが透けて見えるところがあって身につまされる
思いを抱くことも。あとはあとがきにある違法ダウンロードの件とか。あれはマジコンと
同じで大人が子供に教えるべきことだと思います。作り手への対価とか感謝というものを。


閑話休題。

“ヴァルヘルト” の件に決着をつけられたかと思いきや、祖父“ドーク=セラヴィ” や
“第三王子バルシュタット公” の思惑が明らかになってたじろぐ “シャルト” たちには
まさに一難去ってまた一難な状況。如何にして引っ繰り返してくれるか、楽しみな所です。

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2011年11月14日

『のうりん(2)』

TPP関連で俄然、世の注目を集める 「農業」 をテーマに扱う学園ラブコメディ第2巻。
白鳥士郎 先生が行ってきた取材の成果と、培ってきた笑いのセンスが光ります。
(イラスト:切符 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/no-rin/


  自然は残酷だ。
  農業は過酷だ。


・・・“耕作” の心の声が胸に響く。


  「どうして・・・・・・・・・・・・農業を続けられるの?」


“林檎” からの切実な問いかけ。それまでは “耕作” 自身も明確な答えを持って
いなかった 「その理由」 が、“林檎” へとつとつと説明していくうちにだんだんと
輪郭を帯びていくあたりの描写はとても煌く映るものがありました。

・・・そのシリアスさを丸ごと引っ繰り返してくれるラストは「やってくれるッ!」としか
言いようが無い。まさに期待を裏切らない展開。フォント弄りやマンガ的な挿絵の使い方
など技巧面でも先端を行くライトノベル作品ではないかと思います。

#そのうちセリフを横断するカットインとか入れてきそうで恐いわ〜。(w


今回もたくさん笑わせてもらいましたので、電車など外で読むよりはぜひ家で読むことを
推奨しておきたいと思います。とにかく面白いから読んでいただいてその面白さを実感して
頂くしかないかな、と。次巻予告も興味津々で今から刊行が楽しみでなりません。

#見開き使って一発ネタ、とか笑うてまうやろ。(w


なお、白鳥 先生のブログ 「のうりんのぶろぐ」 にて 『第1回 のうりん人気投票』 の
結果が出ているようですので確認しておくのも一興かと思います。


■ のうりんのぶろぐ
http://thurinus.exblog.jp/

#“シューフェン” 強いな。流石やわ。(w

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2011年11月13日

『正捕手の篠原さん』

「第7回MF文庫Jライトノベル新人賞・審査員特別賞」 を受賞した 千羽カモメ 先生の
2ページ青春コメディ、全95話を収録という物珍しさに惹かれて手にとってみました。
(イラスト:八重樫南 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/769


「サラシすげぇな・・・」 とまず一言いわせて頂いて。短く区切っていることもあって
テンポ良く読めました。「ライトノベル」の中でも更にライトな感じでお手軽に読める
作品としてオススメしても良いのではないかと。挿絵も多めですし。

キャラクターの位置付けなどについて2ページという枠の中で補えないところは幕間の
「キャラクターズファイル」 や 「インタビュー記事」 「今日の部誌コーナー」 などで
しっかりカバー出来ていると思います。デザイナーさんの労力が光るところでもあるかと。

甲子園を目指す、という目標に向かってノリは軽いですがストーリーも動いていますし
自分としては続きが出れば普通に手は伸ばしそうな気がします。“篠原” がどれだけ
野球部の面々をカバー、というか暴走を止められるのか楽しみにしたいところです。

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2011年11月12日

『修羅場な俺と乙女禁猟区』

好意を寄せる婚約者候補5名のうち、本物は1人だけで後は殺したいほど憎んでいる──。
彼女らの想いを受ける少年のデッド・エンド・ハーレム物語を 田代裕彦 先生が描きます。
(イラスト:笹森トモエ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_04


財力、権力に事欠かない 「遠々原」 家。その家で育った “節” に海千山千の親爺から
仕掛けられた婚約者選びというゲーム。しかも正式な婚約者になったら家をどう扱っても
構わない、という破格の条件がついていて迂闊に選べない。この辺の駆け引きが見どころ。

5人の婚約者候補を紹介するときに、ただ単に並べて紹介するのではなく “節” に対して
どんなアプローチを掛けるのか、というエピソードを絡めて説明するので話も止める事なく
進行できているし、読みやすさへの配慮も出来ていると感じました。

多少ヘタレなところはありますが、“節” が彼女たちに対して冷静に対応できている点も
ポイントが高い気がします。最後の引っ繰り返し方なんて 「やるわね」 と思わず唸って
しまいそうになるほどでした。十分、シリーズ化するに足る作品だと思います。

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2011年11月11日

『ビブリア古書堂の事件手帖(2) 〜栞子さんと謎めく日常〜』

「メディアワークス文庫」 のベストセラーと言っても過言ではないかもしれない
三上延 先生の大人気ビブリオミステリ。その第2巻が満を持しての登場となります。
(越島はぐ 先生)

http://mwbunko.com/product/2011/10_01_isbn.html


読み進めていって 「あっ、もしかしたら・・・」 と気付かせてくれるポイントと最終的に
辿り着く着地点、その道筋が自然な感じがして読みやすかったな、という気がしました。
・・・“栞子” の母親にまつわる話は少なからず驚かされました。

そんな彼女は “五浦” の元彼女であった “高坂晶穂” の登場に影響を受け、わずかでは
ありますが意識に変化を見せております・・・ってどんだけこそばゆいと言うか、もどかしいと
言うか。・・・なるほど、女子校の卒業生だったのか “栞子” さんは。

プロローグ、そしてエピローグで登場した 「クラクラ日記」 がどういう意味を成すのか
という点も分かりましたし、今後は “智恵子” の姿を求めるエピソードなども盛り込まれ
たりするのかも知れませんね、ということで次も出るなら押さえておこうかと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル