2011年11月30日

『ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(4) 魔神跳梁‐デーモンランブル‐』

ベーテ・有理・黒崎 先生/グループSNE が送る日米異文化交流リプレイ第4弾。外伝の
キャラクターも登場し、シリアスな話のハズが俄然賑々しくなる本編の展開に注目です。
(監修:北沢慶 イラスト:H2SO4 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201102000429


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  ミケ : そっかあ。二人きりになりたいなら、ミケアンセルム達と一緒に行くよう。
  エリヤ : 違うってば! バランス的にこれが最善なんだって!
  クリフ : もう。エリヤさんってば、テレ屋さんなんだから。僕と繋がりたいなら
     そういえばいいじゃないですか。あ、【トランスファー】的な意味で、ですよ?
  エリヤ : もー!! はいはい。繋がりたい繋がりたい。いいから早く行こうよ!
  クリフ : ひゃっほう♪ 今の発言録音しましたからね!
       (卓上のICレコーダーを指差す)
  GM : 今のってか、全部録音してるけどな(苦笑)。
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相変わらず “クリフ” がやりたい放題(苦笑)。パーティから1人外れてお楽しみ、とか
どんだけ。しかも彼のせいで異常性癖の持ち主が「リリオ」の街に増えたりしてますし。
まぁ、とばっちりを受けている “エリヤ” もやらかしてますけど。

そんな “クリフ” も 「コボルドの隠れ里」 に居る、“ウィスト” とプレイヤーが同じ
あの方の登場で少しは灸をすえられた形になるのかな・・・いや、そうでもないか(苦笑)。
別役を演じる “ウィスト” が本当に楽しそうで面白かったです。

巻末にある 田中公侍 先生の解説でも触れられているように食べ物の描写に目を引いた
気がします、今巻では。次巻はこれまで触れられてきた外伝がついにまとまって登場する
ということで、本編は一旦小休止となりますが楽しみにしておくことに致します。

posted by 秋野ソラ at 01:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月29日

『僕は友達が少ない ゆにばーす』

「GA文庫」から 裕時悠示 先生 & るろお 先生が参戦。

「ガガガ文庫」 から 渡航 先生 & ぽんかんG 先生が参戦。

「MF文庫J」からは 志瑞祐 先生 & 桜はんぺん 先生、さがら総 先生 & カントク 先生、
そして原作の 平坂読 先生 & ブリキ 先生が参戦し、更に口絵イラストとして QP:flapper
のお二人と ぺこ 先生も迎えての豪華な公式アンソロジーノベルが登場です。

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/790


平坂 先生の 「魔法少女うんこ☆マリア」 の本文中にやたらとレーベル名とか社名っぽい
単語が盛り込まれていて遊び心満載だな〜、などと思いつつ。他の作者さんもフォント弄り
とか駆使してきて、外伝としてありそうな内容にまとめてきたのがやるなぁ、と。

ご自身が好きな将棋をテーマにしたラノベが書きたい、という夢をさりげなく叶えている
さがら総 先生が抜け目ない。「MF文庫J」 編集部の懐の深さといった面もさることながら
アンソロであるからこそ実現できるのかな、などと思ったり。

今後は 「角川グループパブリッシング」 という同じ枠に入るワケで、同門とも言える
レーベルを横断した作家さんを呼んでのお祭り企画的なものも実現しやすくなるのかも
と思いながら本編第8巻の刊行を待ちたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 01:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月28日

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ナイツ(1) ナイトフォールダウン』

先月刊行された 加納正顕 先生の 『デイズ』 と対を成す、矢野俊策 先生/F.E.A.R. の
『ナイツ』 シリーズも始動。若林直美 さんと 田中天 先生のドリームタッグに注目です。
(イラスト:エナミカツミ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201106000012


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  若林 : ひゃっほい! ひゃっほい! 新しいリプレイひゃっほい!
  GM : なんですか、唐突に(笑)。
  若林 : またリプレイに参加できる喜びを吹き込んでいるのですひゃっほい!
  天 : む、負けるか! うおおおおおおおおおおおお!
      久しぶりのダブルクロスどああああああああああああああああああああ!
  GM : お前はうるさいわ!(笑)
  稲葉 : いや、叫ばないにしてもふたりの気持ちはわかる。今回の設定は
       かっこいい。ホントにかっこいい。俺もだいぶ妄想膨らんだ。
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・・・相変わらずテンション高いな(苦笑)。とは言いながらもお話としてはプレイヤーも
始終、緊張感をもったシリアスな展開が続きました。まぁ、1つの誤解があらぬ混乱を
生んでロールプレイが崩れるという(しょーもない)アクシデントが発生しましたけど。

矢野先生が決めたシリーズのメインテーマ。それを汲み取った演技が、主人の行動理由を
問う “ラハブ” や、最初のミッションに対して苦悩の果てに一つの決断を下した “瑠璃”
の姿などに表れていたかと思います。・・・重いテーマですのに、本当に好演ですよコレは。

『デイズ』 に登場した “東雲” の役どころに違いがあったり、とクロスオーバーする
シーンも見られて興味深いです。第1話のエンディングにとんでもない引きも残してきて
続きに期待がもてますし、『デイズ』 共々、次巻の刊行が待ち遠しいところです。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月27日

『デート・ア・ライブ(3) 狂三キラー』

「富士見ファンタジア文庫」史上、最速でアニメ化企画をスタートさせたことが発表となり
読者も(奢ってもらおうとひた狙う)作家の皆さんも注目の 橘公司 先生の新刊が登場です。
(イラスト:つなこ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201108000160


うわぁ〜、今巻はまた大きな引きを残して下さいましたな! 次巻への流れを意識させる
ところは 橘 先生らしいと言うべき所でしょうか。“士道” のことを一から訳知り顔の
“狂三” が何故にそうなのか、という点も含めて気になるところです。

何かとインパクトのある登場やギミックを仕掛けてきた “狂三” の他にも、“士道” の
実妹を名乗る “真那” も現れて彼の周囲は一段と賑やかになってきましたが、その中に
在って恋する女の子らしさを魅せる “十香” の言動に注目しておきたいところ。

“狂三” の本質を知って折れかけた心を奮い立たせ、今一度 「救いたい」 と “士道” の
想いを新たにさせたのも彼女の功績ですし。・・・いや、“四糸乃” も “折紙” もいろんな
意味で頑張ってますよ? えぇそれはもう。恋の鞘当て、その行方も見逃せないところです。


#“琴里” のあのセリフが2つの意味を持つことになっているとは・・・。やってくれる!

posted by 秋野ソラ at 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2011年11月26日

『義経変生譚(1) Replay:天下繚乱RPG』

「妖異暗躍譚」シリーズのメンバーが再び終結! ということで、それを聞いただけで
胸を躍らせざるを得ない 三輪清宗 先生の新作リプレイを読ませて頂いております。
(原作:小太刀右京 先生 イラスト:すがのたすく 先生)

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861768682.html


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  ロンロン : じゃ、船室で、「じ、ジンサン・・・・・・、もう気持ち悪くナタよ・・・・・・」
        (一同爆笑)
  葛ノ葉 : ジンサンじゃねーっ!(笑)
  GM : 「大丈夫か?」とジンサンが背中をさすりながら言う(笑)。
  ロンロン : (苦しそうな声で)
        「うう・・・・・・、だ、大丈夫、大丈夫よ・・・・・・。陸マダ?」
  具視 : (ハッと気づき)これって、井上さんの思う可愛い月(ユエ)さんを
       えんえんとロールプレイするんじゃ(一同爆笑)。
  ロンロン : 可愛いって、でもこんな感じなんだよ(笑)。
  葛ノ葉 : ただの惚気じゃないですか!(一同爆笑)
  九郎 : これ、すごいですね(笑)。
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・・・まさかの夫婦ロールプレイ(笑)。そしてカバー 「中国嫁」 って何だコレ(笑)。


“常陸坊海尊” の手によって化政時代の江戸に甦った美少女 “源九郎判官義経”。
閻羅王白面の君・・・の面影を残していない幼い少女姿となった分身の一体、“葛ノ葉”。
日本に変革をもたらすエージェントにしてやたらモノローグを入れたがる “岩倉具視”。
・・・そして、夫である “ジンサン” の仇討ちに深い情念の炎を抱く “ロンロン”。

鋼屋ジン 先生、すがのたすく 先生、小太刀右京 先生、井上純弌 先生がそれぞれの
PCを担当するワケですが、これまた個性的かつ魅力的で期待を裏切らない面白さを
演出してくれます。“東雲” の登場に悶える すがの 先生とか相変わらずでステキです。


シナリオも、甦ったけれど力弱く、失った力を取り戻すべく “義経” ゆかりの地を
訪ねる旅物語の体裁をとっており、ご当地ネタや “義経” に纏わるエピソードを知る
こともできるという、まさに楽しめてためになる内容となっているので好感がもてます。

“義経” 復活の影には様々な思惑や複雑な事情が折り重なっていることを窺わせており
続きにも十二分に期待できるところ。“葛ノ葉” や “具視”、“ロンロン” の悲願は
達成できるのかも合わせて楽しみにしておこうと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル