コミック化、ドラマCD化の次はいよいよアニメ化決定! となった 庵田定夏 先生の
愛と青春の五角形(ペンタゴン)コメディ、通算6冊目となる本編第5巻の登場です。
(イラスト:白身魚 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_03 】
何かと向き合って自分の力不足を痛感する。誰しもどこかで少なからず経験する出来事。
そんな気持ちを抱えて立ち止まる “紫乃” と “千尋” の機微を知ってか知らずか、
〈ふうせんかずら〉 が利用して搦め手を仕掛けてくるのがパターンとして新しいところ。
変わりたいと願う気持ち、その想いをバネに自分を変えるためには1歩でも2歩でも、
何歩でも前に動こうとしなければなにも変わらない。ありふれたことかも知れませんが
それを実行に移す難しさ、そして結果を2人が見せて、魅せてくれました。まさに青春。
今回の 「幻想投影」 騒動を受けて淡い希望を見出した “太一” とは対照的に、不安に
押し潰されそうになっている “稲葉ん” がとても気になります。もちろん “太一” の
独白にある一つの可能性を暗喩する雰囲気も無視できないところ。どうなる? 次巻。
#“藤島” さんがいつか完全復活してくれる、って信じてる。