柊暁生 先生による本編コミカライズ、三島くろね 先生によるスピンオフコミック化が
早くも決定している 和ヶ原聡司 先生 のシリーズ作、最新の第3巻が登場となります。
(イラスト/029 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1110.php#new7 】
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今日も今日とてアルバイトに勤しむ “真奥” が突如出現した幼女 “アラス・ラムス”
のパパとして、そして “恵美” がママとして認識されてからの育児物語が始まる。
・・・“千穂” が居なかったら確実に破綻してたよなぁ、この展開は。
犬猿の仲であるはずの二人が意図せず急接近することで見えてきた互いの過去、特に
“真奥” の昔語りから垣間見える異世界 「エンテ・イスラ」 の側面が印象に残る
ものがあったように思います。妙に物知りで聡いのも頷けるところがあります。
そんな彼も “アラス・ラムス” を養っていくことで気付くものがあることを知り、
魔王として、というよりは人として男気を見せたところが格好良いと感じました。
何度天使側の都合に巻き込まれようが悪魔として毅然と向かっていく姿もそうですが。
今回の騒動において浮上してきた 「古の大魔王サタン」 とその伝説、というのが
何とも気になるところです。今巻の引き具合と合わせて続きを楽しみにしたい所です。
・・・“梨香” さんの胸に生まれた淡い想いが報われることを願いつつ。