2011年09月24日

『夜のちょうちょと同居計画!(2)』

菱田愛日 先生が綴る異色の学園キャバクラブコメ第2巻。“奈斗” はボーイとして、
“瑠花” たちはキャバ嬢としての仕事に慣れ始める中、今度は他店競争に挑みます。
(イラスト/さんた茉莉 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1109.php#new12


各都市のキャバクラに配属された1年生による新人戦。“瑠花” たちの 「新宿店」、
前評判高い 「渋谷店」 との本戦での一騎打ちは手堅いけれど、競争を続けていくうちに
「渋谷店」 の面々にあって “奈斗” たちに無いものが見えてくる──。

中でも、どうしても1番になりたいと頑張ってきた “真琴” の裏づけ、とある過去が
暴露されてから、本戦中だというのに瓦解寸前にまで追い込まれる “瑠花” たちの
四方八方どん詰まりな雰囲気が絶妙な悲壮感を演出してくれます。

それでも、“奈斗” や “瑠花”、“彩香” の苦心が功を奏して 「キャバクラ」という
仕事の意味を捉え直した “真琴” が人間的にも成長して最後まで本戦を戦い抜いた点は
良い話だったと感じました。“奈斗” たちの今後の成長ぶりに期待したいところです。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル