『とある飛空士への追憶』 劇場版の封切り(10/1)を目前に控える中、犬村小六 先生の
「飛空士」 シリーズ最新作 『とある飛空士への夜想曲』 が上下巻共に出揃いました。
(イラスト/森沢晴行 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/lineup/201107.html#05 】
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#05 】
【 http://www.hikuushi-tsuioku.com/ 】
下巻を読むまで感想を書くかどうかは迷っていましたが、何ら心配無用の内容でした。
こと 『〜夜想曲』 に至っても 「飛空士」 シリーズは期待を裏切らないと言っても
過言ではないかと思います。今作も問題なく人にオススメできるレベルかと。
若き日の “千々石武夫” と “吉岡ユキ”、後の “水守美空” との出会いから始まり
心を通わせつつもやがては海軍の撃墜王として、国民的歌手として全く別の道を歩む2人。
通称 “海猫” との空戦に心囚われた “武夫” が “ユキ” から身を引こうとする気持ち。
海軍に所属して音沙汰の無くなった “武夫” をそれでも好きでい続けた “ユキ” の想い。
自分自身の生き方にどう決着をつけるか、すべてを決めた “武夫” の間違った格好よさが
男らしく、物悲しくて。そして、それを見届ける “ユキ” の姿がたまらなく切なくて。
手に汗握る “海猫” との空戦、その果てに辿り着くとある戦争に対する一つの結び所。
電車の中で読んでいたのですが、思わずこみ上げてくるものを抑えなくてならず少々大変な
思いを致しました。特に読み終える直前はぜひ自室などで読むことを推奨しておきます。
2011年09月30日
2011年09月29日
『GJ部(7)』
新木伸 先生の四コマ小説がノリにノって7巻目。秋を迎えて年明け、年度明けが近付く
この季節、“キョロ” も 「GJ部」 の一員としていろいろと思うところがあるようです。
(イラスト/あるや 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#02 】
「だるまさんがころんだ」 から始まる “しおんさん” のエピソードも相変わらず
可愛らしいのですが、「森さんの素顔」 で語られる “森” さんの普段の様子とか
「グルーミングのじかん」 における “霞” の仕草とかもたまりませんね、もう。
「ラノベの行方」 でさりげなく著者献本について触れられていたりと、こちらも
変わらず余白のスペースで楽しませて頂いております。明らかに他の作品に比べて
絵師さんに負荷の掛かる内容だなぁ、とは思いますが。あるや 先生、お疲れ様です。
GJ部中等部の面々も言動が面白いですし、本当に安定して読めるライトノベルと言って
問題ないかと。“真央” たちの卒業後も、どうなるかは分かりませんが描かれることは
決まっているようですのでおっかなびっくりしながら1つの節目となる次巻を待ちます。
#「高速詠唱」 とか 「最高評議会」 とか、いいネタ投げてきますなぁ。(w
この季節、“キョロ” も 「GJ部」 の一員としていろいろと思うところがあるようです。
(イラスト/あるや 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#02 】
「だるまさんがころんだ」 から始まる “しおんさん” のエピソードも相変わらず
可愛らしいのですが、「森さんの素顔」 で語られる “森” さんの普段の様子とか
「グルーミングのじかん」 における “霞” の仕草とかもたまりませんね、もう。
「ラノベの行方」 でさりげなく著者献本について触れられていたりと、こちらも
変わらず余白のスペースで楽しませて頂いております。明らかに他の作品に比べて
絵師さんに負荷の掛かる内容だなぁ、とは思いますが。あるや 先生、お疲れ様です。
GJ部中等部の面々も言動が面白いですし、本当に安定して読めるライトノベルと言って
問題ないかと。“真央” たちの卒業後も、どうなるかは分かりませんが描かれることは
決まっているようですのでおっかなびっくりしながら1つの節目となる次巻を待ちます。
#「高速詠唱」 とか 「最高評議会」 とか、いいネタ投げてきますなぁ。(w
2011年09月28日
『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・カオスガーデン 楽園のイヴ』
鈴吹太郎 先生もベタ褒めの 藤浪智之 先生/F.E.A.R. がお送りする 「カオスガーデン」
ステージをベースとした動物オーヴァードのリプレイとデータを収録した一冊となります。
(イラスト:中村哲也 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201105000171 】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ディア : キリン?
ジーアール : キリンです。
一同 : (爆笑)
ジーアール : ・・・・・・よろしいでしょうか。
GM : いや、よろしいかと言われましても(笑)。GMの私はいいんですが、
公式リプレイに載ってしかも矢野先生がプレイヤーとなれば、これが
「UGNカブズの代表的な動物」ということになってしまう気が
するんですが、むしろ、それはデザイナーとして、大丈夫でしょうか!?
ジーアール : ・・・・・・・・・・・・問題ありません。
四狼 : いま、なんか一瞬、間がありましたけど!(笑)
ジーアール : あ、いや。まったく、なにも問題ありません(笑)。
_____________________________________
藤井忍 先生が演じる白い子ネコ “ディアーナ”、しのとうこ 先生が演じる銀色のオオカミ
“四狼”、鈴吹太郎先生が演じる黒いカラス “メイビィ” と来て 矢野俊策 先生が宣言
したのは “キリン” ですからねぇ・・・藤浪 GMが確認したくなる気持ちも分かります(苦笑)。
人間との繋がり、関わり方についてそれぞれ思う所のある4匹が 「楽園」 という特殊な
環境下で育った “イヴ” という少女を巡る事件に巻き込まれる中で時に同調し、時に反発
しながら作用しあい、彼女と共に成長していく過程を魅力的に描けていたかと思います。
あと、印象的だと感じたのは本文中、そしてあとがきにもある 「ハンドアウト」 システム
の語りでしょうか。古参のTRPGプレイヤーだからこそ述べられる言葉だと感じました。
トレイラーなど、藤浪 GMの用意周到な進行ぶりも好感が持てる内容かと思います。
ステージをベースとした動物オーヴァードのリプレイとデータを収録した一冊となります。
(イラスト:中村哲也 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201105000171 】
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ディア : キリン?
ジーアール : キリンです。
一同 : (爆笑)
ジーアール : ・・・・・・よろしいでしょうか。
GM : いや、よろしいかと言われましても(笑)。GMの私はいいんですが、
公式リプレイに載ってしかも矢野先生がプレイヤーとなれば、これが
「UGNカブズの代表的な動物」ということになってしまう気が
するんですが、むしろ、それはデザイナーとして、大丈夫でしょうか!?
ジーアール : ・・・・・・・・・・・・問題ありません。
四狼 : いま、なんか一瞬、間がありましたけど!(笑)
ジーアール : あ、いや。まったく、なにも問題ありません(笑)。
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藤井忍 先生が演じる白い子ネコ “ディアーナ”、しのとうこ 先生が演じる銀色のオオカミ
“四狼”、鈴吹太郎先生が演じる黒いカラス “メイビィ” と来て 矢野俊策 先生が宣言
したのは “キリン” ですからねぇ・・・藤浪 GMが確認したくなる気持ちも分かります(苦笑)。
人間との繋がり、関わり方についてそれぞれ思う所のある4匹が 「楽園」 という特殊な
環境下で育った “イヴ” という少女を巡る事件に巻き込まれる中で時に同調し、時に反発
しながら作用しあい、彼女と共に成長していく過程を魅力的に描けていたかと思います。
あと、印象的だと感じたのは本文中、そしてあとがきにもある 「ハンドアウト」 システム
の語りでしょうか。古参のTRPGプレイヤーだからこそ述べられる言葉だと感じました。
トレイラーなど、藤浪 GMの用意周到な進行ぶりも好感が持てる内容かと思います。
2011年09月27日
『ソード・ワールド2.0リプレイ Sweets(1) わがまま魔剣はままならない!』
藤澤さなえ 先生/グループSNE による 「SW2.0」 リプレイ新シリーズは、魔剣騒動に
巻き込まれ、インテリジェンス・ソードに見初められたパーティーの活動を描きます。
(イラスト:和六里ハル 先生 コミック:双葉ますみ 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201106000009 】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エマーラ : 今度こそ【バランス・ウェポン】だよ。(コロコロ)おや、自動失敗。
ストラール : ばーさん、ほんとに歳じゃねぇか。
エマーラ : ごめんなさいねぇ。いざという時は娘が来ますから。
ソフィ&ギルロック : えーっ!?
GM : 一話目にして、キャラ交代フラグ(笑)。気が早すぎますよっ!
_____________________________________
“エマーラ”、ホントに悲しくなるくらいダイス目に恵まれてない。しかも全編通して。
あと、魔剣騒動の結果として、キャラを印象づける要素とは言えど “ストラール” に
負い目を担わせる形になったのが後々に響きそうな予感がします。褒賞面で特に。
“ソフィ” が手にすることとなった魔剣の出会いに繋がる迷宮のコンセプト、というか
ギミックが何とも楽しそうな雰囲気でした。最終的な落としどころも面白かったです。
・・・まさかそこから魔剣と腐れ縁のような関係を築くことになるとはねぇ。
手にした魔剣もトンデモない設定を含んでそうですし、これからトンデモない魔剣たちと
出会うことになりそうですし、物語の滑り出しとしてはまずまずという印象を受けました。
藤澤 GMのシナリオとマスタリングがどんなスイートな冒険を生むのか、期待しておきます。
巻き込まれ、インテリジェンス・ソードに見初められたパーティーの活動を描きます。
(イラスト:和六里ハル 先生 コミック:双葉ますみ 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201106000009 】
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エマーラ : 今度こそ【バランス・ウェポン】だよ。(コロコロ)おや、自動失敗。
ストラール : ばーさん、ほんとに歳じゃねぇか。
エマーラ : ごめんなさいねぇ。いざという時は娘が来ますから。
ソフィ&ギルロック : えーっ!?
GM : 一話目にして、キャラ交代フラグ(笑)。気が早すぎますよっ!
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“エマーラ”、ホントに悲しくなるくらいダイス目に恵まれてない。しかも全編通して。
あと、魔剣騒動の結果として、キャラを印象づける要素とは言えど “ストラール” に
負い目を担わせる形になったのが後々に響きそうな予感がします。褒賞面で特に。
“ソフィ” が手にすることとなった魔剣の出会いに繋がる迷宮のコンセプト、というか
ギミックが何とも楽しそうな雰囲気でした。最終的な落としどころも面白かったです。
・・・まさかそこから魔剣と腐れ縁のような関係を築くことになるとはねぇ。
手にした魔剣もトンデモない設定を含んでそうですし、これからトンデモない魔剣たちと
出会うことになりそうですし、物語の滑り出しとしてはまずまずという印象を受けました。
藤澤 GMのシナリオとマスタリングがどんなスイートな冒険を生むのか、期待しておきます。
2011年09月26日
『アリアンロッド・サガ・リプレイ(7) 終末のエンプレス』
菊池たけし 先生/F.E.A.R. が送る 「無印」 シリーズ。ついに大陸統一を果たした
“ピアニィ” たちの物語もようやく決着がつく雰囲気・・・かと思いきや、の第7巻です。
(イラスト:佐々木あかね 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201106000001 】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
GM : では、これよりシナリオ本編・・・・・・オープニングに入ろう!
ベネット : 噂のグダグダな・・・・・・っ!(ガタっ、と笑顔で立ち上がる)
GM : 立たんでいい、立たんで。
ベネット : (ガタっ、と着席)
ピアニィ : ベネットちゃん・・・・・・(笑)。
_____________________________________
OPENING から MIDDLE 前半に掛けての 「アリアンロッド・サガ」 シリーズ総出で
繰り広げられるお祭りムード満載の展開が、これまで刊行されてきた各作品を読んだ
人間にとってもご褒美としか言いようがありません。これだけでもお腹いっぱい。
そこにきて 「統一帝」 となってから一気に緊迫度を増した展開がこれまた凄い。
まさに怒涛と言えましょう。全体的に “ベネット” が色々とおいしい感じところを
もっていきますがGMの出目の良さも光っていたと思います。振り直しをさせられますが。
そして最後にあの引き具合ですからね。早くも次の第8巻が待ち遠しいというもの。
佐々木あかね 先生の、見開きも含めて印象的な場面を描いた挿絵もとても良かったです。
読了後は 鈴吹太郎 先生と 菊池 先生のグダグダ語りも読んでおくとまた楽しめるでしょう。
◆社長副社長のグダグダ語り『サガ無印7巻』! - Togetter
【 http://togetter.com/li/190976 】
#四季童子 先生が描く “あの” リシャールのイラストは必見です。(w
“ピアニィ” たちの物語もようやく決着がつく雰囲気・・・かと思いきや、の第7巻です。
(イラスト:佐々木あかね 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201106000001 】
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GM : では、これよりシナリオ本編・・・・・・オープニングに入ろう!
ベネット : 噂のグダグダな・・・・・・っ!(ガタっ、と笑顔で立ち上がる)
GM : 立たんでいい、立たんで。
ベネット : (ガタっ、と着席)
ピアニィ : ベネットちゃん・・・・・・(笑)。
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OPENING から MIDDLE 前半に掛けての 「アリアンロッド・サガ」 シリーズ総出で
繰り広げられるお祭りムード満載の展開が、これまで刊行されてきた各作品を読んだ
人間にとってもご褒美としか言いようがありません。これだけでもお腹いっぱい。
そこにきて 「統一帝」 となってから一気に緊迫度を増した展開がこれまた凄い。
まさに怒涛と言えましょう。全体的に “ベネット” が色々とおいしい感じところを
もっていきますがGMの出目の良さも光っていたと思います。振り直しをさせられますが。
そして最後にあの引き具合ですからね。早くも次の第8巻が待ち遠しいというもの。
佐々木あかね 先生の、見開きも含めて印象的な場面を描いた挿絵もとても良かったです。
読了後は 鈴吹太郎 先生と 菊池 先生のグダグダ語りも読んでおくとまた楽しめるでしょう。
◆社長副社長のグダグダ語り『サガ無印7巻』! - Togetter
【 http://togetter.com/li/190976 】
#四季童子 先生が描く “あの” リシャールのイラストは必見です。(w