先月からの2ヶ月連続刊行となる 佐島勤 先生の大人気WEB小説第2巻。生徒会に
スカウトされた妹と風紀委員に抜擢された兄、その顛末の先を描きます。
(イラスト/石田可奈 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1108.php#new10 】
「劣等生」 とは言っていますが、それはあくまで 「俗世に認められる魔法の力」 に
照らし合わせてそう評価されているだけであって、“達也” の無双ぶりは 『SAO』 の
“キリト” に匹敵する、あるいはそれ以上の存在ではないかと改めて思うワケで。
そう思わせられたのもラストの圧倒的な追撃があってこそですが。今巻では懊悩する
“紗耶香” の心情を利用した 「ブランシュ」 の存在、そしてその存在意義に軽く
触れることで 「魔法科高校」 の一筋縄でいかない様子がまた1つ見えてきました。
“深雪” の相変わらず兄にべったりな雰囲気と、口絵にあるような冷酷さの対比も
印象深かったです。ヤキモチを焼いて魔法を軽く暴走させたりとか可愛らしくてもう。
次の 「九校戦」 編からいよいよ面白くなる、と伺っているので今から楽しみです。