矢野俊策 先生がデザインされたTRPG 『ダブルクロス』 をベースに綴られる物語も
いよいよ最終巻。“玖郎” が 「輪廻の獣」 とどう決着を着けるか、注目です。
(イラスト:森井しづき 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201103000272 】
逃れ得ない 「非日常」 と帰るべき 「日常」 の演出が最後まで 「ダブルクロス」
らしさを描写できていて、とても良かったと思います。育ての親バカぶりをあんなに
散々やらかすような人があそこまでシリアスに食い込んでくるなんてもうね。
オーヴァード、レネゲイドを喰らう 「輪廻の獣」 が倒せないという厄介な性質を
踏まえて一か八かの策に、そしてその身の一生をもって命懸けで抑え込む決意をした
“玖郎” の決意も非日常と日常の中で培った “陽菜” との繋がりがあってこそ。
そんな彼女も、機械槍が暴走する危険性に恐れることなく責務を全うするあたり、
その想いの強さと深さを魅せてくれました。駆け抜けるその先の未来に光あれ、と
言わせて下さい。矢野 先生の大車輪ぶりにこれからも期待したいと思う次第です。
#“アシュリー” もイイ役どころでした。こういうキャラ大好きなんです。(w
#・・・おっと、ダイスキャンペーンの応募券が2枚も付いてる。貼っとこ、貼っとこ。
2011年08月11日
2011年08月10日
『夢魔【サキュバス】さっちゃん、お邪魔します。(2)』
櫂末高彰 先生が送る新シリーズ、夢解きパズルワールド第2弾。“さっちゃん” との
関係は変わらず、“現” との関係は変わりまくりな “尚志” の新学期が始まります。
(イラスト:pun2 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02 】
「論理パズル」 に対するツッコミが “アリディア” と一緒で胸を撫で下ろす今日この頃。
“さっちゃん” と “バクさん” のコンビが繰り出すノリは相変わらずつかみ所が無くて
“尚志” が苦労するのも、まぁ分かるというもので。
“アリディア” と肩を並べる成績を叩き出す “円居” が醸し出す不安定な機微を察した
“尚志” が 「見て見ぬ振りはしたくない」 と決意した心意気を体現すべく彼女の夢を調査。
その中で分かった事実というのがまた重めのテーマ。毎回こういうのを挟むのは確定か。
“アリディア” と一緒にいたい、という想いから 「現代サバイバル研究会」 の一員と
なった2人にオマケがくっついてきて・・・・といつの間にか部活モノっぽくなってきました。
“尚志” と夢世界との関わりも思わぬ繋がりが見えてきて続きが気になるところです。
関係は変わらず、“現” との関係は変わりまくりな “尚志” の新学期が始まります。
(イラスト:pun2 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02 】
「論理パズル」 に対するツッコミが “アリディア” と一緒で胸を撫で下ろす今日この頃。
“さっちゃん” と “バクさん” のコンビが繰り出すノリは相変わらずつかみ所が無くて
“尚志” が苦労するのも、まぁ分かるというもので。
“アリディア” と肩を並べる成績を叩き出す “円居” が醸し出す不安定な機微を察した
“尚志” が 「見て見ぬ振りはしたくない」 と決意した心意気を体現すべく彼女の夢を調査。
その中で分かった事実というのがまた重めのテーマ。毎回こういうのを挟むのは確定か。
“アリディア” と一緒にいたい、という想いから 「現代サバイバル研究会」 の一員と
なった2人にオマケがくっついてきて・・・・といつの間にか部活モノっぽくなってきました。
“尚志” と夢世界との関わりも思わぬ繋がりが見えてきて続きが気になるところです。
2011年08月09日
『ベン・トー(7.5) 箸休め〜Wolves,be ambitious!〜』
アニメ放映に向けて 「セガ」 や 「大塚製薬」 からも協力を取りつけ、準備の進む中
刊行される アサウラ 先生の原作9巻目はネタも盛りだくさんの短編集となります。
(イラスト/柴乃櫂人 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-bento/#b09 】
テキストの密度が高いこともあり、同じくらいページ数がある作品よりも読み甲斐アリ。
自分の中では気持ち1.5倍くらい時間が掛かってるような気もしなくはないところ。
そういった意味でもボリューム満点であると言うこともできるのではないかと。単に。
「3.5倍」、“レッド” 登場でムダに熱い展開に引きずられる 「HP同好会+α」 の面々が
やはり面白いです。というか “レッド” 不遇すぎる(笑)。そんな展開の果てに獲得した
駅弁がこれまたメッチャ旨そうで。食事前に読んでたらちょっとヤバかった。
旅館で、露天風呂で、とキャッキャウフフしている “仙” たちも良いのですが、ここは
「ある日の著莪あやめ」 にもあるように女の子らしさをみせてくれた “あやめ” を
ポイント高めで推しておこうと思いつつ、次巻の刊行を楽しみにしておくことに致します。
刊行される アサウラ 先生の原作9巻目はネタも盛りだくさんの短編集となります。
(イラスト/柴乃櫂人 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-bento/#b09 】
テキストの密度が高いこともあり、同じくらいページ数がある作品よりも読み甲斐アリ。
自分の中では気持ち1.5倍くらい時間が掛かってるような気もしなくはないところ。
そういった意味でもボリューム満点であると言うこともできるのではないかと。単に。
「3.5倍」、“レッド” 登場でムダに熱い展開に引きずられる 「HP同好会+α」 の面々が
やはり面白いです。というか “レッド” 不遇すぎる(笑)。そんな展開の果てに獲得した
駅弁がこれまたメッチャ旨そうで。食事前に読んでたらちょっとヤバかった。
旅館で、露天風呂で、とキャッキャウフフしている “仙” たちも良いのですが、ここは
「ある日の著莪あやめ」 にもあるように女の子らしさをみせてくれた “あやめ” を
ポイント高めで推しておこうと思いつつ、次巻の刊行を楽しみにしておくことに致します。
2011年08月08日
『星刻の竜騎士(5)』
瑞智士記 先生が綴るファンタジー作品も数えて5巻目。“アッシュ” のパルとして
だけでなく一人の恋する乙女としても成長し続ける “エーコ” の振る舞いに注目です。
(イラスト:〆鯖コハダ 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/747 】
“アッシュ” の人気を裏付ける結果となった男子寮の損壊騒動。その補修にあたって
部屋を整理する際にに出てきた、彼が失った7歳のときにアルビオンの森を訪れた前後の
記憶を繋ぎとめる標の 「ぬいぐるみ」。それがついに 「二人」 を結びつける結果に。
“シルヴィア” にとっては竜騎士になれるかどうかの岐路となる出来事であっただけに
結果が分かるまでやきもきする言動も、それが分かってから突進する様子も得心がいく
というもので。これはいよいよ強敵となってきて興味深いところです。恋の鞘当的に。
“エーコ” も前巻の事件から色々と思うところはありましたが、“アッシュ” が告げた
「朗報」 に再びエンジン全開で可愛らしさに磨きが掛かるであろうところも期待大です。
目下、“シルヴィア” の姉 “ミラベル” の思惑が読めないところが気掛かりですけど。
#足止めする手段が触手である必要性はありませんが、そこは抜け目ないということでGJ。
だけでなく一人の恋する乙女としても成長し続ける “エーコ” の振る舞いに注目です。
(イラスト:〆鯖コハダ 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/747 】
“アッシュ” の人気を裏付ける結果となった男子寮の損壊騒動。その補修にあたって
部屋を整理する際にに出てきた、彼が失った7歳のときにアルビオンの森を訪れた前後の
記憶を繋ぎとめる標の 「ぬいぐるみ」。それがついに 「二人」 を結びつける結果に。
“シルヴィア” にとっては竜騎士になれるかどうかの岐路となる出来事であっただけに
結果が分かるまでやきもきする言動も、それが分かってから突進する様子も得心がいく
というもので。これはいよいよ強敵となってきて興味深いところです。恋の鞘当的に。
“エーコ” も前巻の事件から色々と思うところはありましたが、“アッシュ” が告げた
「朗報」 に再びエンジン全開で可愛らしさに磨きが掛かるであろうところも期待大です。
目下、“シルヴィア” の姉 “ミラベル” の思惑が読めないところが気掛かりですけど。
#足止めする手段が触手である必要性はありませんが、そこは抜け目ないということでGJ。
2011年08月07日
『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その5 この夜に奏でられるフィナーレ』
葉村哲 先生の新感覚ラブコメディ第5巻。異能の力を失った “一乃” さんが
気落ちすることも無く、むしろ前のめりの攻勢に出る言動の数々に注目です。
(イラスト:ほんたにかなえ 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/740 】
“キリカ” や “リリス” たちの奇行が霞んで見えるほどに “一乃” が様々な言動を
見せてくれました。強気なところも弱気な部分も、つれない仕草も可愛らしい様子も、
それこそ百面相のように余すところ無く。・・・というかまさかの幼児化(笑)。
異能を喪失したことで改めて思い知らされる “一乃” の恐れが吐露される傍ら、
前巻で何とも思わせぶりな態度をとった “フェル” もダメっ娘ぶりを露呈する
という対比っぷりはまさに清濁併せ持つ本作ならでは、と言っても良いかと。
それにしても “宗司” はどこまで知っていてその場その場に合わせて適切な態度を
とっているのかと思うとある意味で空恐ろしい・・・というかラストの言動などからして
全て知っていると判断すべきか、って次はまさか対峙することになるの、コレ!?
気落ちすることも無く、むしろ前のめりの攻勢に出る言動の数々に注目です。
(イラスト:ほんたにかなえ 先生)
【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/740 】
“キリカ” や “リリス” たちの奇行が霞んで見えるほどに “一乃” が様々な言動を
見せてくれました。強気なところも弱気な部分も、つれない仕草も可愛らしい様子も、
それこそ百面相のように余すところ無く。・・・というかまさかの幼児化(笑)。
異能を喪失したことで改めて思い知らされる “一乃” の恐れが吐露される傍ら、
前巻で何とも思わせぶりな態度をとった “フェル” もダメっ娘ぶりを露呈する
という対比っぷりはまさに清濁併せ持つ本作ならでは、と言っても良いかと。
それにしても “宗司” はどこまで知っていてその場その場に合わせて適切な態度を
とっているのかと思うとある意味で空恐ろしい・・・というかラストの言動などからして
全て知っていると判断すべきか、って次はまさか対峙することになるの、コレ!?