2011年08月31日

『ソード・ワールド2.0リプレイ 滅びのサーペント』

清松みゆき 先生/グループSNE による 「SW2.0リプレイ」 は「Roll&Roll」誌に掲載の
「滅びのサーペント」 と書き下ろしの 「お前ら、みんなコボルドな」 を収録しております。
(イラスト:末弥純 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201105000170


「新米女神の勇者たち」 に登場の “バトエルデン” を使うなどのレギュレーションが
特徴の 「15レベルでお祭りだひゃっほい」 企画、「滅びのサーペント」。出てくる値や
重ね掛けしてくる能力の数々がハンパじゃありません。

「お前ら、みんなコボルドな」 はレベル1の 「コボルド」 たちが突然、不可思議な現象に
巻き込まれたりする霧の街に迷い込むところから始まる物語。脱出行が主軸となります。
「6回死んだら終わり」 という謎のレギュレーションも不可解さを助長します。

ポイントとなるのは 「お前ら、みんなコボルドな」 が 「滅びのサーペント」 のお話を
ちゃんと引き継いでいる、というところ。この展開には 「なるほど」 と感心するほかに
ありません。そういった意味合いでもハイレベルなリプレイだな、という思いを抱きました。

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2011年08月30日

『別冊図書館戦争II 図書館戦争シリーズ(6)』

有川浩 先生の大人気シリーズ番外編その2。それぞれの過去に触れるエピソードと
ついにあの二人へ焦点を当てて描く本作の文庫落ちが出ましたので拝読しております。
(イラスト:徒花スクモ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=201011000094


旦那さまも良い助言をされたようで。“堂上” 夫妻もそういった描写がありません
でしたし、ここに至るまでの時間の長さもあって思いもまたひとしおなシーンでした。
これを読んだ後の 「ウェイティング・ハピネス」 への繋がりも良かったです。

そんな幸せに奇しくも繋がったストーカー事件ですが、これはホントえげつない。
“手塚” のセリフにいちいち同意していた自分がいましたよ。実際こんなんいたら
関わりあいたくもないし、張り倒したくもなるわ。“柴崎” すごすぎるわ。

あとは “堂上” & “小牧” コンビのきっかけも “郁” が手助けしたことに
なっていたりとか “緒形” とか、なるべくしてなった物語という感じで読了感がまた
良かったです。巻末インタビューも考えさせられる語りでした。代表作なのも頷けます。

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2011年08月29日

『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』

「電撃文庫」 にて過去いくつもの作品を上梓してきた 三上延 先生が書き下ろした
「メディアワークス文庫」 の作品が好評らしい、ということで読ませて頂きました。
(イラスト:越島はぐ 先生)

http://mwbunko.com/product/2011/03_02_isbn.html


なるほど、安楽椅子探偵みたいに古書にまつわる謎を解決していく毅然とした様子と
普段の人見知り激しい内向的な様子との対比が “栞子” の魅力に繋がってますね。
・・・まぁ、ここまで言い当てられたら空恐ろしい、とも言えますけど。

古書を起因として本が読めなくなったけれど、本の話を聞くのは好きな “五浦”。
本のこと以外はからっきしだけれど、本のことは尽きることなく喋れる “栞子”。

価値観が違うからこそ歩み寄れたと思う男、価値観の相違から壁を崩せなかった女。
第4話のラストからエピローグにかけての両者の機微と、ほんの少しの歩み寄りが
何ともこそばゆい。そしてそこがまた良い。


普段 「メディアワークス文庫」 には縁の無い私ですが良い作品に出会えた気がします。

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2011年08月28日

『別冊図書館戦争I 図書館戦争シリーズ(5)』

有川浩 先生の大人気シリーズ番外編その1。晴れて恋仲となった “笠原郁” と
“堂上篤” のその後、および周辺を描く本作の文庫落ちが出たので拝読しました。
(イラスト:徒花スクモ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=201011000093


帯にある「恋愛成分が苦手な方は、十分に体調を整えお読み下さい。」って警告文
オモロいなぁ、コレ。「文庫版あとがき」 にあるしょっぱい話・・・・はさておき、
巻末インタビューにもあるとおり本当にベタにベタを重ねた純愛物語でした。

少女マンガを読んで育った私としてはなんら問題なく読めましたし、楽しめました。
ただ確かに、本当にベタ甘なのでそのへん覚悟しないと胸焼けは起こすだろう、と
思うところもあるので警告文も決して間違ったことは言ってないな、と苦笑い。

そんなお二人の仲もよろしいことですが、私としては “小牧” “鞠江” ペアの
繋がりの深さも好きです。「マイ・レイディ」 とか読ませていただくとこう、
思わずグッとくる、言いようの無い感情が押し寄せてくるものがあります。


・・・と、こういったベタベタした雰囲気の中でも都条例をはじめとして昨今話題の
尽きない 「表現の自由」 に係るエピソードも含まれていて考えさせられるのは
本作ならでは。だからこそ読んでおいて良かったと思えるのかも知れません。

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2011年08月27日

『中国嫁日記(1)』

「希有馬」名義、あるいは「井上純弌」名義でフィギュアや同人誌の制作に携わり、
あるいはイラストレーターとしてゲームデザイナーとして、これまで名を馳せてきた
井上純一 先生。ご自身の国際結婚生活を綴った4コマ漫画が1冊の本に纏まりました。

http://ebten.jp/eb-store/p/9784047273597/


奥様にバレないように、とひっそりこっそり始めた Blog を見続けていたらがいつの間にか
話題になり、奥様に知られてもそのご好意で続けることができ、各種メディアに載り、
アルファブロガーを受賞し、書籍化に名乗りを上げる出版社も数多と人気はうなぎ上り。

「はじめに」の独白にはじまり、コメント付きのWebマンガ再録、奥様との出会いを描いた
長編描き下ろし、そして “月” さんの 「あとがき」、と面白くて、そして羨ましい程に
愛しさにあふれたお二人の様子が垣間見えるのは今更言うまでもなく保証できるものです。

先日頒布された 「中国嘘嫁日記(弐)」 も読ませていただいてますが、仲間内からも
もげろ・・・・もとい、快く見守られているのが分かります。こうして本に纏まると読み返しが
しやすくて良いですね。もちろん、次巻の刊行も楽しみであることは言うまでもありません。

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2011年08月26日

『嫁にしろと迫る幼馴染みのために××してみた』

風見周 先生ご自身の実体験(?)が活きてくる、ダイエットにまつわるあれやこれや
を盛り込んだお話、略称「嫁×(よめちょめ)」を読ませていただいております。
(イラスト/konomi 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1108.php#new15


最近、「趣味と実益を兼ねた」的な、あるいは私小説的な要素をもつ作品を目にする
機会が増えてきたような、そんな気分にさせてくれる作品でもあるのかなという重い
・・・ではなく思い。確かに “秋馬” は体重がかなりある方ですけど。

ラブコメ、というかエロコメがここのところメインの しう 先生らしいテイストが
文章に色濃くにじんでいるなぁ、という印象も受けつつ “秋馬” の暴飲暴食する
理由づけをしっかりと結び付けていたりと押さえているところは押さえているかと。

そして konomi 先生の可愛らしい挿絵が描写を下支えしてくれていることですし
読みやすかったと思います。ただ絶食すればいい、といった安易な認識をぶち壊す
ためにも続けて正しいダイエットというものを啓蒙していくのはアリかと思います。

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2011年08月25日

『幕末魔法士(3) -The eastern beast-』

「第16回電撃小説大賞・大賞」 受賞者、田名部宗司 先生が描く幕末ファンタジー。
第3巻は “伊織” と “冬馬” が偽の “桂小五郎” を追う展開となっております。
(イラスト/椋本夏夜 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1108.php#new8


冒頭で “伊織” の周囲を飛翔する光球の演出が、しっかりと最後に活かされている
のを見て 「なるほどね」 と思うのと共に、目的に対しての抜かりの無さとそれを実現
させるための精神力を有する努力家である彼女らしさを改めて認識いたしました。

そして 「魔人」 としての “冬馬” をこれ以上騒動に巻き込みたくないと慮るあまり
少し突き放した態度を取ってみるなど、「女性」 としての側面をより見せるシーンも
あって更に魅力的に映るところもあったように感じました。

戦いの演出も怪獣大決戦というか規模がデカくなってきて 「日本、大丈夫か?」 と
言わんばかりの演出が続き、それに対抗する術としての被害も軽視できない水準に。
今巻で新たにやるべきことを見据えた彼女が進む道にあるものは何か、気になる所です。

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2011年08月24日

『新約 とある魔術の禁書目録(2)』

「新約」 と名を改めて進んでいく 鎌池和馬 先生の大人気シリーズ。“上条当麻” の
復活、という大イベントから趣きを変えて日常ラブコメ編へと突き進んでいきます。
(イラスト/はいむらきよたか 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1108.php#new1


大事件は勃発してないワケじゃないんですよねぇ。「幕間」 で事に当たってる方も
居られることですし。それにしても女性陣は第6感が冴え渡ってるな、と言わざるを
得ない場面が何度も挿入されるので思わず笑みがこぼれました。

「無印」 終盤の立役者である “一方通行”、“浜面仕上”、そして “上条当麻”。
この3人ほか諸々が揃うことで 「魔術」 サイドと 「科学」 サイドが当事者レベル
というか主役級においても互いを認識し、状況を整理するに至りました。長かった・・・。

ずっと場外で活躍してきた “御坂美琴”。その反動もあってか 「無印」 において
絡みも無く部外者として空回りし続けてきた彼女がようやく参戦する機会を得ました。
これは興味深い展開です。「ヤツら」 と対峙する彼らの動向を見届けたいと思います。

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2011年08月23日

『魔法科高校の劣等生(2) 入学編〈下〉』

先月からの2ヶ月連続刊行となる 佐島勤 先生の大人気WEB小説第2巻。生徒会に
スカウトされた妹と風紀委員に抜擢された兄、その顛末の先を描きます。
(イラスト/石田可奈 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1108.php#new10


「劣等生」 とは言っていますが、それはあくまで 「俗世に認められる魔法の力」 に
照らし合わせてそう評価されているだけであって、“達也” の無双ぶりは 『SAO』 の
“キリト” に匹敵する、あるいはそれ以上の存在ではないかと改めて思うワケで。

そう思わせられたのもラストの圧倒的な追撃があってこそですが。今巻では懊悩する
“紗耶香” の心情を利用した 「ブランシュ」 の存在、そしてその存在意義に軽く
触れることで 「魔法科高校」 の一筋縄でいかない様子がまた1つ見えてきました。

“深雪” の相変わらず兄にべったりな雰囲気と、口絵にあるような冷酷さの対比も
印象深かったです。ヤキモチを焼いて魔法を軽く暴走させたりとか可愛らしくてもう。
次の 「九校戦」 編からいよいよ面白くなる、と伺っているので今から楽しみです。

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2011年08月22日

『ソードアート・オンライン(8) アーリー・アンド・レイト』

川原礫 先生の大人気シリーズ 「SAO」 第8巻はこれまでの話を補うエピソードを3編
詰め込んだ短編集、ということで楽しく読ませていただきました。
(イラスト/abec 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1108.php#new3


「圏内事件」。「SAO」 がデスゲームである、という印象を改めて浮き彫りにすると
共に、“キリト” と 「ラフコフ」 との因縁が刻まれる挿話でもありました。話の
転じ方は 川原 先生らしさをにじませているのかな、と思ったり思わなかったり。

「キャリバー」。皆さんもご唱和下さい、「シノンさん、マジかっけぇ───!」。
「電撃文庫MAGAZINE」 に掲載の 「失敗編」 も読ませて頂きましたが、分岐点は
もちろん 「あの場所」 ということで裏表紙のイラストがその一部を物語ってます。

「はじまりの日」。“キリト” の無双ぶりを示す前、ソロプレイヤーとして活動していく
その生き様を決定づけた出来事と、そこから彼が想起する現実世界への想いを描く
まさに序盤だからこそと言える小編。差し込むことができて良かったのでは、と思います。


次巻は第4部となる本編が進んでいく、とのことで引き続き楽しみにしております。

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2011年08月21日

『のうりん』

『蒼海ガールズ!』 で一躍、名を上げた(と思っている) 白鳥士郎 先生が 『農業』 を
テーマにした学園ラブコメディーに挑む、ということでいの一番で拝読しております。
(イラスト:切符 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/no-rin/


フォント弄り、変則挿絵指定、パロディネタ・・・・面白さを追求してとことん攻めの姿勢を
崩さないノリと、今 『農業』 が抱えている問題についてしっかりと触れている構成に
読了後も期待度MAXを維持してます。これはオススメしないワケにはいかないです。

・・・まぁ、このコメディのテンションに付き合いきれない、と感じてしまう人も中には
出てくるとは思いますけど。ちょっとおバカで、でも農業には人一倍ひたむきな青春を
謳歌する 「県立田茂農林高校」 の面々が何とも眩しくて、いとおしくてたまらない。

いつか彼女の笑顔を取り戻せる日が来るまで、少年の飽くなき挑戦は続くことでしょう。
私は最後まで見届けたいと思っています。「GA文庫」 において続刊の楽しみな作品が
増えたことを心より喜ばしく感じているところです。


#そして 白鳥士郎 先生のブログを読了後に見ればなお楽しめること間違い無し!

#◆のうりんのぶろぐ
#【 http://thurinus.exblog.jp/

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2011年08月20日

『STARS』

Ryu☆ 氏、Starving Trancer 氏によるユニット 「Another Infinity」 が
Mayumi Morinaga さんをフィーチャーして書き下ろしたマキシシングル、
ということで手にとって聴かせていただいているところです。

http://exittunes.com/event/c80/


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  01.『STARS』(03:00)
      / Another Infinity feat. Mayumi Morinaga
  02.『Rise From the Ashes』(08:25)
      / Another Infinity vs MK feat. Mayumi Morinaga
  03.『STARS (Ryu☆Remix)』(02:20)
      / Another Infinity feat. Mayumi Morinaga
 ______________________________


収録曲は以上の通り。括弧内は演奏時間。BPMは上から順に 140、140、181 程度。
メロディアスだったりダンサブルだったりと興味深い曲調の 『STARS』 を Ryu☆ 氏が
ハイスピードに駆け抜けるリミックスへと昇華させたのが3曲目ということになります。

その間にある 『Rise From the Ashes』 が今回一番のお気に入りだったりします。
雲のある青空か満天の星空を映した素材をひたすらズームイン or パンさせつつ
クロスフェードさせた映像が似合うんじゃないか、と思い浮かべながら聴いてます。

聴いているうちに爽やかな高揚感がこみ上げてくるような、ライナーノーツにも
あるように 「元気になれる曲」 ではなかろうか、とも感じているところです。
少なくとも買って損したと思うところはない1枚かと申し上げておきます。

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2011年08月19日

『あっちこっち(4)』

「読んでも、聴いても、ゴロゴロニヨニヨ。」 ということでドラマCD第3弾が
同時発売となる 異識 先生の4コマまんが、シリーズ第4巻が刊行されております。

http://www.dokidokivisual.com/comics/book/index.php?cid=523


つい何度も読み返してはその度にニヨニヨしてしまう面白さがあるからこそ本作は
止められない。“伊御” と “つみき” のこそばゆい関係が相変わらずたまらない。
・・・次にアニメ化されるのが本作と言われても何ら否定する要素が思い浮かばない。

春眠に始まり、夏の風物詩、巻頭カラーにもある秋の文化祭演目 「にゃんでれら」 の
長期シリーズ、冬休みにおこたでごろごろしたりスケートに興じたりと季節に合わせて
仲間同士で楽しく時を過ごしている様子もまた見ていて面白いのは言うまでも無く。

「お昼の放送」 の回もめっちゃ好き。“伊御” の台詞にどう構えてもきゅんきゅん
してしまう “桐野” の言動とか素晴らしいとしか言いようが。次巻が刊行されるのを
首を長くしてでも待ち望みつつ、応援の言葉に代えさせていただこうかと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2011年08月18日

『Monochrome Myst(1)』

ゲームや小説、雑誌など各種媒体に美麗なイラストを提供し続ける 椎名優 先生が
「電撃大王ジェネシス」 にて連載されている本作をまとめて出された初コミックス
ということで期待を胸に読ませて頂いております。

http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/B1112070


最近、背景や小物といった登場人物以外に世界観を表すものをしっかり描き込んでいる
マンガを読んでいると、とても安心する自分がいるワケですけど、そんな心情を改めて
認識させてくれたのが読了後に抱いた感想の1つ。

元々カラーだけでなくモノクロのイラストも美麗であることは数々の挿絵などを拝見
している身としてその点は何ら不安に思うことも無く。お話としてもオカルティックな
事件と、それに巻き込まれる青年と少女との数奇な縁を描くということで興味深い。

何より青年 “シルフレイブ” に対して少女 “アンジェリカ” が純真というか純朴な
想いを示している場面の数々が何ともいとおしい。季刊発行の雑誌連載ですので次巻が
出るまでに時間を要することになるでしょうけど、気長に待つ価値はあると思います。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

2011年08月17日

『黒のストライカ(3)』

十文字青 先生が送る学園異能バトルラブコメ第3巻。口絵から挿絵から、本編にて
描写されるエピソードの数々に至るまで “蔵島翠子” が先導する形で話は進みます。
(イラスト:硯 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/723


・・・いや、“蔵島” だけじゃなくて “シャーリー” もだいぶエロいんですけどね。
アヘ顔とかもうね、仮にもティーン・エイジャーをターゲットにしたタイトルですが
大丈夫か、と言わんばかりのね。読者としては 「もっとやれ」 としか言えませんけど。

“椋郎” の眷属でありながら吸血種としては未だ血を吸ったことが無いという、力関係
からしても中途半端な立ち位置にいる “蔵島” の苦悩。突如現れたもう1人の吸血種に
その隙を突かれて辱めを受けることになる不運。ラスト手前まではホント散々です。

それを踏まえた上での “蔵島” の弾けっぷりは、より印象的な光景として目に焼き付く
かのようです。乱れすぎ、というか淫らすぎ(苦笑)。カッコイイんだかヘタレなんだか
色々と大変な “椋郎” ですが、そろそろ “ジークリード” との対峙も見てみたい所です。

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2011年08月16日

『まよチキ!(8)』

TVアニメが放映中となる あさのハジメ 先生の大人気シリーズ。涼月家の厄介に
なる傍らで厄介な出来事に巻き込まれた “坂町” 兄妹たちの顛末に触れていきます。
(イラスト:菊池政治 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/735


「デレちゅきさん」って、またトンデモないバリエーションを繰り出してきましたな。
邪心が無いだけに破壊力は色々と膨れ上がっておりますが・・・思考の果てに辿り着いた
1つの試行のためにここまでやれてしまうのも彼女ならではなのかも知れませんが。

8才児の精神構造をもつ “奏” から、とは言えようやく自分自身の気持ちに気が付いた
というか整理が出来た “ジロー” の一世一代とも言える大勝負にそういう切り返しを
見せてくるとはちょいと予想外。今後どう影響してくるのか見ものではあります。

今回の騒動を引き起こしてしまうくらい、“奏” が 「天敵」 と評する “マサムネ”。
渦中においても “ジロー” へのさりげないアプローチが続いていた彼女がいよいよ
打って出てきた引き具合で今度はどんな事態に遭遇するのか注目が集まります。

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2011年08月15日

『初体験にオススメな彼女』

まよチキ!』 の あさのハジメ 先生が 「キスから始まるブランニューデイ青春ラブコメ」
と銘打たれて世に送り出す新シリーズ。何はともあれ、まずは読ませていただきました。
(イラスト:高苗京鈴 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/748


例えば高校から大学に進学するときが好例かと思いますが、周囲に自分のことを知る人が
(ほぼ)居ない、となった環境下においてこれまでに持たれていた自分のイメージを払拭し
心機一転、新しい自分を形成しようとする気持ち。理解できる方も少なくないと思います。

ひきこもりでネガティブシンキングあふれる “鉄之介” が普通に高校デビューを飾れるよう
支援するのが突如出来た妹にして生体アンドロイドの “あるみ” ということで、彼女との
どこかズレたやりとりがコメディ描写に拍車を掛けるカタチとなります。

他にも高校デビューを飾ろうとするメンバーとの数奇な出会いを 高苗 先生のイラストが
攻めの姿勢で下支えしてくれます。・・・青少年的にはここまでやってもOKなのか、という
いつも通りの軽い心配をしつつ、まずは導入部分ということで次巻の出方に注目です。

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2011年08月14日

『神焔のカグラ -恋する炎と魔を断つ剣-』

『シオンの血族 〜この不確かな世界と天使たちの輪舞曲(ロンド)〜』 発売に向けて
忙しない 箕崎准 先生が、橘ぱん 先生と世界観を同じくする物語を綴られております。
(絵 : 鈴木屋16号店 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804244


・・・あ〜、“アルテミス” は当然ですが自由奔放な振る舞いの数々である意味、安心。
橘 先生の作品がラブコメ・・・というかエロコメ路線なら、本作はシリアスさに比重を
置いた(ラブコメもアリの)伝奇ファンタジー、ということで釣り合いは取れてそう。

悪事を働くものに在るという 「穢魂(えだま)」 が視える特殊能力を有する “和哉”。
その災厄に今も見舞われる 「大月市」 にて事件に巻き込まれて出会う炎神 “カグラ”。
1人と1柱との出会いを活かし、退魔士として認められるべく事件解決に挑む “鏡火”。

奇しくも利害が一致した三者が 「連続行方不明事件」 のことを調べていく内に見えてくる
鬼の存在や、“和哉” や “カグラ” がもつ因縁が見え隠れしたり、関与してきたりと
滑り出しとしては上々かと思いました。・・・巻数振ってないですけど出ますよね? 続き。

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2011年08月13日

『アネかみ! 1柱目:姉と女神と俺のパンツ』

シナリオを担当された 「戦国天使ジブリール」 も無事発売を迎えた 橘ぱん 先生が
今度は 「一迅社文庫」 でシェアード・ワールドに挑むということで拝読しております。
(絵 : 美弥月いつか 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804243


前にも言ったかも知れませんが、どの作品にも通じて言える 「一迅社文庫」 の良い所は
口絵の段階で作中に登場するキャラクターの紹介をしてくれることなんですよね。これは
読み進めていく中で人物像が結びやすくなるので他でも考慮してほしかったりしますけど。

で、何でその点に触れたかと申しますと、作中において 「これでもか!」 と盛り込まれた
ジュブナイルポルノ的描写の数々を脳内でひたすらに絵的な補完をかけていたからなの
ですけれども・・・・・・ “アルテミス” と “ラリサ” の絡みとかもうね、たまりませんね。

“アルテミス” に毒されてヘンタイ度が増した “乙女” や “テルヒメ” の今後が心配・・・
もとい気になりますが、神々が消滅した日本、その行く末の鍵となる 「湖月町」 において
今後何が起ころうとしているのか、ひとまず気に掛けておきたいと思います。

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2011年08月12日

『さよならピアノソナタ(1)』

杉井光 先生の代表作と言っても過言ではない 『さよならピアノソナタ』。その
コミカライズを担当する 赤坂アカ 先生のコミックス第1巻が刊行されております。
(原作:杉井光 先生、キャラクターデザイン:植田亮 先生)

http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/B1112040


・・・巻末のオマケマンガ、面白いなぁコレ。奇蹟が重なって漫画化の企画が通った
のであれば、再びその奇蹟を呼び起こしてアニメ化にも繋がっていけばいいな、と
思ったり。まぁ、実現することが必ずしも幸せに繋がるかは難しい昨今ですけど。

同じく 「教えろナオ先生のコーナー」 においても触れられている通り、まずは
「原作読め」 と言いたいところではありますが、文章を読むのが苦手な層を補う
のが漫画だと思いますし、本作はその役割を果たすに足るものと推奨しておきます。

ちなみに、カバーをめくった裏表紙に 田口囁一 先生の絵が描かれている理由は
赤坂 先生のツイートを参照、ということで 赤坂 先生の本作が原作のことをもっと
世に知らしめるための一助になることを願って止みません。期待しております。


◆赤坂アカ (akasaka_aka) on Twitter
https://twitter.com/#!/akasaka_aka/status/96535743475884032
https://twitter.com/#!/akasaka_aka/status/96537020251385857
https://twitter.com/#!/akasaka_aka/status/96541221027201024

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