阿智太郎 先生のイヤウレ系コメディが第6巻をもってついに完結。前巻でフラグを
立てきった “直樹” がモテ期最高潮の中で見いだした結論に興味津々です。
(イラスト/あらきかなお 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1106.php#new7 】
“紅華” が落ちてからのドタバタぶりは、まぁ、予定調和として。60 年ぶりに
「治水村」 へと帰ってきた “神父” がどうやって吸血鬼となった人たちを元に
戻そうとするのかも焦点でしたが・・・おっと、そうきましたか。
if の世界で随分とシリアスな流れにもって行かれそうになりましたが、そこは
スケベ心を丸出しにする “熊谷” が絶妙にコメディ路線へと引き戻してくれた
感じがします。何でダメなのか、って思わずヒヤヒヤしましたよ。
物語が動く中で意外に鍵となっていたのは “マロ” だったのかも知れません。
そんな気もします。個人的にはそうあってほしいと考えていたところへ “直樹” も
ちゃんと想い人を定めてくれましたので満足しています。良いまとめ具合でした。