2011年06月16日

『生徒会ばーさす!(5) 〜お嬢様たちのばーさす〜』

番棚葵 先生が送るまったり学園ギャグコメディ、巻を重ねて5巻でついに最終巻。
1巻完結だった物語がどういう落とし所をつけてくるか気に掛けつつ拝読しました。
(イラスト/宮坂みゆ 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/-vs/#b05


ヒロイン総出で “水樹” 狙いの大一番。今まで公言していなかった女の子たちも
こぞって告白するような形になりましたが、やはり一番印象的だったのは涙ながらに
告げた “葉月” の想いじゃないかと思います。ようやく本音が出た、ということで。

“神菜” の本意をぶつけた告白もスルーする “水樹” もようやく自分の中にある
想いに気がついて、これで万事丸く収まるか・・・と思いきや勝負には一切手を抜かない、
それも手段は選ばないというスタイルを崩さない彼らしさを見せた大勝負でした。

勝負が終わった後に告げた “水樹” の願い。それは彼なりに “神菜” のことを
想ってのことであり、あるいは自尊の念を貫くためのものであり、二人らしい最高の
関係を築くための一手だったという纏め方も良かったです。


ということで 番棚 先生、執筆お疲れ様でした & 完結おめでとうございます。

posted by 秋野ソラ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル