鈴見敦 先生のコミック連載も順調に続く、あざの耕平 先生の学園陰×陽ファンタジー。
第4巻は中編と 「ドラゴンマガジン」 掲載分の短編を収録する1冊となっております。
(イラスト:すみ兵 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201009000204 】
今回は本編、ならびに短編を通してコメディ色が強いというか、ラブコメに専念する形で
話が進んでますね。いや、大筋はあまり進んでませんが。“夏目” が年頃の女の子らしい
様子を見せつつ、ジェノサイド・モードへと突入していくのはだいぶ毛色が異なります。
進級した “春虎” たちの前に現れた新しい騒動の種、「十二神将」が1人の “鈴鹿”。
遠目とは言え顔を合わせたことのある “夏目” にとっては男装しているのがバレないかと
冷や汗の連続で、そのへんの駆け引きが見どころとも言えるかと。
そんな “夏目” たちの静かな攻防の傍らで、再び “コン” にも何やらいわくありげな
シーンも挟んできたり、と更なる騒乱に向けての布石も見せてくれていて楽しみなところ。
次巻も今巻と同じスタイルをとるらしいので “夏目” の新たな一面が窺い知れそうです。