上栖綴人 先生が 「RPGのエンディング後の物語」 である、と真情を明かしている
ファンタジー作品も人気に後押しされてシリーズ第5巻目の刊行を迎えております。
(イラスト/卵の黄身 先生)
【 http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1105.php#novel110503 】
「アレイザード」 に場を移して俄然、展開が熱くなってきましたが今巻ではさらに
輪を掛けて面白いことになってます。色好みの猛者、というだけでなく頭も切れる
知将としての側面を改めて見せ付けられた “暁月” の勇姿が何とも格好良くて。
もちろん彼だけではなくて、涙ながらに真実を告げる “美兎” の演説であるとか
“リスティ” の相討ち覚悟な交渉、“葛葉” や “遥”、“千影” といった現実世界
メンバーの葛藤や活躍も話の盛り上がりを助長してくれています。
今巻のあとがき、あるいは引き具合を見るにこの先しばらくは続いてくれそうな
GOサインが出ているものと感じられて一読者としても大変嬉しく思うところです。
次巻はまた現実世界へ、“美兎” に焦点を当てて進みそうなので楽しみです。
2011年05月07日
『六畳間の侵略者!?(7.5) 白銀の姫と青き騎士 第一章』
健速 先生がお送りする 『六畳間の侵略者!?』 シリーズの外伝的物語がお目見え。
前巻で見せた “孝太郎” と “クラン” の関係が変化する一端を垣間見れます。
(イラスト/ポコ 先生)
【 http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1105.php#novel110504 】
これまで見せてきた六畳間の面々が持つ固有の要素。それがいよいよ繋がってきた、
そんな雰囲気を感じさせてくれる内容でした。これまでの流れ、特にあの「演劇」が
あってこその外伝なんだなぁ、と思わせる自然さも好感触ではないかと。
「フォルトーゼ」 における伝説の英雄、青騎士こと “レイオス・ファトラ・ベルトリオン”
とはどんな人物だったのか。“桜庭” 先輩の姿に良く似た “アライア” たちと行動を
共にすることでようやくその伏線が回収されたかと思うと心なしか胸が熱くなります。
とはいえそれもまだまだ一端。外伝のシリーズもしばらく続いていくようですので
楽しみの広がる展開となってきました。引き続きオススメできる作品だと思います。
アニメ化も出来るといいですね、ということでそちらも淡い期待を寄せておきます。
#“ゆりか”・・・じゃない、魔法使いが「普段どおり」だったのが一番安心したかも。(w
前巻で見せた “孝太郎” と “クラン” の関係が変化する一端を垣間見れます。
(イラスト/ポコ 先生)
【 http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1105.php#novel110504 】
これまで見せてきた六畳間の面々が持つ固有の要素。それがいよいよ繋がってきた、
そんな雰囲気を感じさせてくれる内容でした。これまでの流れ、特にあの「演劇」が
あってこその外伝なんだなぁ、と思わせる自然さも好感触ではないかと。
「フォルトーゼ」 における伝説の英雄、青騎士こと “レイオス・ファトラ・ベルトリオン”
とはどんな人物だったのか。“桜庭” 先輩の姿に良く似た “アライア” たちと行動を
共にすることでようやくその伏線が回収されたかと思うと心なしか胸が熱くなります。
とはいえそれもまだまだ一端。外伝のシリーズもしばらく続いていくようですので
楽しみの広がる展開となってきました。引き続きオススメできる作品だと思います。
アニメ化も出来るといいですね、ということでそちらも淡い期待を寄せておきます。
#“ゆりか”・・・じゃない、魔法使いが「普段どおり」だったのが一番安心したかも。(w
『半熟作家と"文学少女"な編集者【ミューズ】』
野村美月 先生の 「"文学少女" シリーズ」 も、諸々含めてこれが最後の刊行
ということで、感慨深いものを感じながら読ませていただきました。
(イラスト:竹岡美穂 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01 】
ドコまで人の人生を揺さぶるの? というくらいに名編集者ぶりを発揮してくださった
“遠子” さんがやはり最大の見どころ。その後押しを受けて作家として成長していく
“雀宮快斗” と “早川緋砂”、二人の若人が見せる機微の変化にも注目でしょうか。
作中、“井上ミウ” という名前とその実績しか出てきませんが、“遠子” さんとは
相変わらず、微笑ましいお付き合いをされているようで。まぁ、何と言いましょうか、
お幸せに、ということで一つ良しなに。
さて、5月からは新シリーズの第1巻 『“葵” ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(1)』
が刊行されるとのことで。イラストは引き続き 竹岡美穂 先生が担当されるということで
期待は早くも高まる一方。まずは発売されるのを心待ちにしておこうと思います。
ということで、感慨深いものを感じながら読ませていただきました。
(イラスト:竹岡美穂 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01 】
ドコまで人の人生を揺さぶるの? というくらいに名編集者ぶりを発揮してくださった
“遠子” さんがやはり最大の見どころ。その後押しを受けて作家として成長していく
“雀宮快斗” と “早川緋砂”、二人の若人が見せる機微の変化にも注目でしょうか。
作中、“井上ミウ” という名前とその実績しか出てきませんが、“遠子” さんとは
相変わらず、微笑ましいお付き合いをされているようで。まぁ、何と言いましょうか、
お幸せに、ということで一つ良しなに。
さて、5月からは新シリーズの第1巻 『“葵” ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(1)』
が刊行されるとのことで。イラストは引き続き 竹岡美穂 先生が担当されるということで
期待は早くも高まる一方。まずは発売されるのを心待ちにしておこうと思います。
『オワ・ランデ!(3) デキないキモチの伝え方』
神秋昌史 先生の 「第9回 SD小説新人賞」 大賞受賞作となる本作もシリーズ3巻目。
“オズ” と “ロセリー” のヤるにヤれない関係に興味深い変化が訪れます。
(イラスト/イチリ 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/_owarande/#b03 】
ヘタするとジュブナイルポルノばりにえちぃシーンがそこかしこに盛り込まれている
にもかかわらず、単純にエロコメと感じさせない読了感を味わわせてくれる。そんな
不思議な魅力を今巻も感じさせてくれていたように思います。
“オズ” は本物の魔術師 “ジャスティン” から仕掛けられた報復戦に挑む必要が、
“ロセリー” は危険思想をもつ【教主】“アルディ” と対峙する必要がそれぞれ出てきて
バトルでの見せ場もあったところがまずポイントでしょう。
そして “オズ” との共同生活によって想いが変遷した “ロセリー” の言動、そして
涙の告白がコメディとシリアスのメリハリをつけて話の流れを引き締めてくれたのも
大きいと思います。次巻も引き続き期待が持てるシリーズとして応援しています。
“オズ” と “ロセリー” のヤるにヤれない関係に興味深い変化が訪れます。
(イラスト/イチリ 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/_owarande/#b03 】
ヘタするとジュブナイルポルノばりにえちぃシーンがそこかしこに盛り込まれている
にもかかわらず、単純にエロコメと感じさせない読了感を味わわせてくれる。そんな
不思議な魅力を今巻も感じさせてくれていたように思います。
“オズ” は本物の魔術師 “ジャスティン” から仕掛けられた報復戦に挑む必要が、
“ロセリー” は危険思想をもつ【教主】“アルディ” と対峙する必要がそれぞれ出てきて
バトルでの見せ場もあったところがまずポイントでしょう。
そして “オズ” との共同生活によって想いが変遷した “ロセリー” の言動、そして
涙の告白がコメディとシリアスのメリハリをつけて話の流れを引き締めてくれたのも
大きいと思います。次巻も引き続き期待が持てるシリーズとして応援しています。
『ハイスクールD×D(9) 修学旅行はパンデモニウム』
石踏一榮 先生の大人気シリーズがアニメ化企画進行中とのことで・・・・っていいのか?
大丈夫なのか? いろいろと。そんな不安と期待を胸に第9巻、読ませて頂きました。
(イラスト:みやま零 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=201008000121 】
今巻は修学旅行ということでトラブルに巻き込まれても限られたメンバーで対応する
ことになるワケですが・・・ラストにかけてホントに勢いだけで押しまくってますね。
しかもアレされるだけに呼び出される彼女っていったい・・・て言うかどうなの。(w
「ドレス・ブレイク」 の使い方はいつも通りでしたけど、「バイリンガル」 のは
これまたちょっと面白い使い方をされたなぁ、という気が。いや、シチュエーションを
思い返してみると複雑な気持ちに囚われる気もしてきました。(^^ヾ
“イッセー” 争奪戦は順調に激化の一途を辿っていますし、今後挑むゲームはさらに
厳しい状況を迎えるは必至、ということで少年マンガ的なノリでこれからも突き進んで
くれるものと期待しつつ次巻の刊行を待つことにしようかと思います。
大丈夫なのか? いろいろと。そんな不安と期待を胸に第9巻、読ませて頂きました。
(イラスト:みやま零 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=201008000121 】
今巻は修学旅行ということでトラブルに巻き込まれても限られたメンバーで対応する
ことになるワケですが・・・ラストにかけてホントに勢いだけで押しまくってますね。
しかもアレされるだけに呼び出される彼女っていったい・・・て言うかどうなの。(w
「ドレス・ブレイク」 の使い方はいつも通りでしたけど、「バイリンガル」 のは
これまたちょっと面白い使い方をされたなぁ、という気が。いや、シチュエーションを
思い返してみると複雑な気持ちに囚われる気もしてきました。(^^ヾ
“イッセー” 争奪戦は順調に激化の一途を辿っていますし、今後挑むゲームはさらに
厳しい状況を迎えるは必至、ということで少年マンガ的なノリでこれからも突き進んで
くれるものと期待しつつ次巻の刊行を待つことにしようかと思います。
『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・トワイライト 帰ってきた快男児』
田中天 先生/F.E.A.R. が送る快男児 “天花寺大悟” たちの物語が 「ダブルクロス
The 3rd Edition」 に合わせてコンバートの上、番外編として再び姿を現しました。
(イラスト:しろー大野 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=201101000054 】
GM : ナチスの超科学と超魔術の融合をもってすれば容易い。
フィン : 科学なめんな!(笑)
ギヨーム : 魔術もなめんな(笑)。
ということで、田中 GMが繰り出す数々の不条理設定。相も変わらずツッコミと笑いの
渦に巻き込まれる卓の様子がリプレイの文章からも読み取ることが出来ると思います。
一応言っておくと、プロレスのことはあんまり知らなくても十分に楽しめました。
今回、相手側が使ってくるEロイス 《衝動侵食》 の効果が凶悪で、それをどうやって
打ち破るかが焦点となります。NPCも交えての演出や細部に渡る背景を使って導かれる
突破口への道のりは何ともドラマティックです。・・・あんなに破天荒なことしてるのに。
それと 「The 2rd Edition」 のリプレイから随分経ったにも関わらず しろー大野 先生が
イラストを担当してくださったのも読む上で好印象に繋がったのは言うまでもありません。
GMそしてプレイヤー諸氏の皆様、お疲れ様でございました、ということで一つ。
The 3rd Edition」 に合わせてコンバートの上、番外編として再び姿を現しました。
(イラスト:しろー大野 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_search.php?pcd=201101000054 】
GM : ナチスの超科学と超魔術の融合をもってすれば容易い。
フィン : 科学なめんな!(笑)
ギヨーム : 魔術もなめんな(笑)。
ということで、田中 GMが繰り出す数々の不条理設定。相も変わらずツッコミと笑いの
渦に巻き込まれる卓の様子がリプレイの文章からも読み取ることが出来ると思います。
一応言っておくと、プロレスのことはあんまり知らなくても十分に楽しめました。
今回、相手側が使ってくるEロイス 《衝動侵食》 の効果が凶悪で、それをどうやって
打ち破るかが焦点となります。NPCも交えての演出や細部に渡る背景を使って導かれる
突破口への道のりは何ともドラマティックです。・・・あんなに破天荒なことしてるのに。
それと 「The 2rd Edition」 のリプレイから随分経ったにも関わらず しろー大野 先生が
イラストを担当してくださったのも読む上で好印象に繋がったのは言うまでもありません。
GMそしてプレイヤー諸氏の皆様、お疲れ様でございました、ということで一つ。