「スーパーダッシュ文庫」編集部、まさかまさかの大英断。アサウラ 先生の大人気作
庶民派シリアスギャグアクション最新巻がアニメ化の報を引っさげての登場です。
(イラスト/柴乃櫂人 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/-bento/#b08 】
【 http://dash.shueisha.co.jp/feature/1102/index.html 】
【 http://ben-to.net/ 】
今回初登場となる “烏頭みこと”。・・・そのあまりに陰湿、というか病んだ気配が
“洋” や “白粉” だけでなく読んでいる我々側にも伝わってくるかのような感覚
には驚かされるとしか言いようが無いほどで。
“仙” が不在である、というタイミングだからこそ彼女が登場できるその行動理由も
納得の話運び。「HP“部”」 のこともちらほらと垣間見えるエピソードが出てきて
興味深い内容でした。“洋” も最大の窮地においてナイス・ファイトでした。
相変わらず弁当を食べている時の描写が容赦なく食欲をそそりますなぁ。読了時が
たまたま食事前だったのですが、その時はいつもよりついつい多めに腹ごしらえを
してしまいましたよ。まさに恐るべし、という思いを新たにしました。
あとがきが何ともアグレッシブな アサウラ 先生の今後のご活躍と、アニメ化の成功を
祈念しつつ、引き続き次巻の刊行を待たせていただこうかと思う次第です。
#スポンサーにはぜひ「セガ」を引っ張り出してきてください。(^-^
2011年03月12日
『はるかかなたの年代記(2) 荒ましき驃騎兵(ユサール)』
白川敏行 先生が紡ぐはるかかなたの物語、第二幕。“カティア” を狙う精兵、
“ユウ” に迫る数多の女難、再び訪れる窮地にどう立ち向かうかが見どころです。
(イラスト/ふゆの春秋 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/_haruka/#b02 】
“ユウ” が “アレット” や “グロリア” に濃淡織り交ぜて好意を寄せられる
姿を見て改めてその存在意義に揺らぎが生じ、塞ぎ込んでしまう “カティア”。
対応に苦慮する彼の背中を押す “クリス” の助言がさりげなくも格好良い。
「驃騎兵(ユサール)」 との戦いで “ユウ” や “アレット” が思わぬところから
襲撃を受けることになり、図らずも己の力をまた一歩強く引き出し、扱っていく様は
強くもあり、怖さもあり。「共鳴」 「換象」 と言った単語に今後も注視が必要かと。
・・・それにしてもラッキースケベな状況に直面したり、半ばハーレム化する女性陣との
人間関係に四苦八苦する “ユウ” をうらやまけしからんと思うのは必然と信じたい。
“チョールト” が揶揄するのも致し方ないと。諸々含めて次巻も楽しみにしています。
“ユウ” に迫る数多の女難、再び訪れる窮地にどう立ち向かうかが見どころです。
(イラスト/ふゆの春秋 先生)
【 http://dash.shueisha.co.jp/_haruka/#b02 】
“ユウ” が “アレット” や “グロリア” に濃淡織り交ぜて好意を寄せられる
姿を見て改めてその存在意義に揺らぎが生じ、塞ぎ込んでしまう “カティア”。
対応に苦慮する彼の背中を押す “クリス” の助言がさりげなくも格好良い。
「驃騎兵(ユサール)」 との戦いで “ユウ” や “アレット” が思わぬところから
襲撃を受けることになり、図らずも己の力をまた一歩強く引き出し、扱っていく様は
強くもあり、怖さもあり。「共鳴」 「換象」 と言った単語に今後も注視が必要かと。
・・・それにしてもラッキースケベな状況に直面したり、半ばハーレム化する女性陣との
人間関係に四苦八苦する “ユウ” をうらやまけしからんと思うのは必然と信じたい。
“チョールト” が揶揄するのも致し方ないと。諸々含めて次巻も楽しみにしています。
『MiX! オトコの娘注意報☆』
第4巻の刊行も決定して喜びと安堵の気持ちを見せる 岩佐まもる 先生が送る
新体操オトコの娘ラブコメ。オトコの娘の成分を増量してお届けしております。
(イラスト:CARNELIAN 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201010000066 】
CARNELIAN 先生にブルマ姿の “蘭” を書いてもらうとかどんだけ役得なのかと。
明らかに女の子、というか女性にしか見えないくらいのクオリティなんですけど。
で、さらにそんな方が増えていてどんだけ気を迷わせれば気が済むのかと。(w
今巻は “ぬこ” 先輩の婚約騒動が軸にきているので一年生部員の出番は少なめ。
婚約相手である “優輝” を溺愛するブラコン全開な “綺羅” には計り知れない
悩みが “ぬこ” にはある。そこに気付けるかが彼女への理解を深めるキーポイント。
そして “蘭” の巻き込まれ属性が如何なく発揮されているところもポイント。
彼は彼なりに男を上げているのです、ということで次は新体操部の対外試合へと
突き進んでいくようですのでどんな演技を見せてくれるのか楽しみであります。
新体操オトコの娘ラブコメ。オトコの娘の成分を増量してお届けしております。
(イラスト:CARNELIAN 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201010000066 】
CARNELIAN 先生にブルマ姿の “蘭” を書いてもらうとかどんだけ役得なのかと。
明らかに女の子、というか女性にしか見えないくらいのクオリティなんですけど。
で、さらにそんな方が増えていてどんだけ気を迷わせれば気が済むのかと。(w
今巻は “ぬこ” 先輩の婚約騒動が軸にきているので一年生部員の出番は少なめ。
婚約相手である “優輝” を溺愛するブラコン全開な “綺羅” には計り知れない
悩みが “ぬこ” にはある。そこに気付けるかが彼女への理解を深めるキーポイント。
そして “蘭” の巻き込まれ属性が如何なく発揮されているところもポイント。
彼は彼なりに男を上げているのです、ということで次は新体操部の対外試合へと
突き進んでいくようですのでどんな演技を見せてくれるのか楽しみであります。
『パニッシュメント』
『ストレンジボイス』 の刊行からおよそ1年。江波光則 先生が新たに描き出す
ローリング必至な青春&恋愛模様、ということで読ませて頂いております。
(イラスト/海童博行 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/10kikan/10kikan1101.html#_01 】
最近、ワリと緩めのラブコメ作品を読む機会が多かったこともあって、読了後は
ガツンと一本、力強いのを入れられたような気分でした。芯のあるストーリーに
出会えたのは良い刺激になったと思っています。
「父親が新興宗教の教祖」 という関係をラストへ向かうにつれて 「これでもか!」
というくらいに活用してきたのが印象的で、主人公 “郁” の周囲が少しずつ汚染
されていくかのような感覚には妙に現実的な光景を思い浮かばされました。
それでいて 「誰かを殺しそうな顔」 の由縁が分かった後の追い込みにある意味
驚愕する思い、またある意味で 「あらすじ詐欺だ!」 という思いは拭えない
ところも特徴と言えば特徴でしょうか。とは言え、悪くない一手かと思います。
ローリング必至な青春&恋愛模様、ということで読ませて頂いております。
(イラスト/海童博行 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/10kikan/10kikan1101.html#_01 】
最近、ワリと緩めのラブコメ作品を読む機会が多かったこともあって、読了後は
ガツンと一本、力強いのを入れられたような気分でした。芯のあるストーリーに
出会えたのは良い刺激になったと思っています。
「父親が新興宗教の教祖」 という関係をラストへ向かうにつれて 「これでもか!」
というくらいに活用してきたのが印象的で、主人公 “郁” の周囲が少しずつ汚染
されていくかのような感覚には妙に現実的な光景を思い浮かばされました。
それでいて 「誰かを殺しそうな顔」 の由縁が分かった後の追い込みにある意味
驚愕する思い、またある意味で 「あらすじ詐欺だ!」 という思いは拭えない
ところも特徴と言えば特徴でしょうか。とは言え、悪くない一手かと思います。
『アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)』
「第17回 電撃小説大賞」 銀賞を受賞された 兎月山羊 先生のデビュー作。
“数” の異能力を手に闘うアクションストーリーを読ませて頂いております。
(イラスト/笹森トモエ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new5 】
私自身は理系寄りの人間ですが、別にそうでなくとも学術的な単語が出てきた時に
「そういうことなんだ」 と何ら気にすることもなくサラッと読めた気がした昨今
注目の現代異能バトルもの、といったところでしょうか。
何かを成し得るための確率が 「0」 だと突きつけられたときに 「ずっと0」 だと
思うか、「その瞬間は0」 だと思うか。そんな人たちがめぐり合い、押し潰され、
抗っていく。なかなか思う所もあって楽しませてもらいました、という実感はあります。
これも「LNF読書会」で出た話ですが、続きを出すと仮定して 「次にどういう怪人を
出したらこの作品らしいか?」 という命題はあると思います。もちろんその席上で
案はいくつかでましたが、見せていただけるのならその解には注目したいと思います。
“数” の異能力を手に闘うアクションストーリーを読ませて頂いております。
(イラスト/笹森トモエ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new5 】
私自身は理系寄りの人間ですが、別にそうでなくとも学術的な単語が出てきた時に
「そういうことなんだ」 と何ら気にすることもなくサラッと読めた気がした昨今
注目の現代異能バトルもの、といったところでしょうか。
何かを成し得るための確率が 「0」 だと突きつけられたときに 「ずっと0」 だと
思うか、「その瞬間は0」 だと思うか。そんな人たちがめぐり合い、押し潰され、
抗っていく。なかなか思う所もあって楽しませてもらいました、という実感はあります。
これも「LNF読書会」で出た話ですが、続きを出すと仮定して 「次にどういう怪人を
出したらこの作品らしいか?」 という命題はあると思います。もちろんその席上で
案はいくつかでましたが、見せていただけるのならその解には注目したいと思います。
『アイドライジング!』
「第17回 電撃小説大賞」 金賞を受賞された 広沢サカキ 先生のデビュー作。
夢と希望を懸けて戦う、新世紀アイドルストーリーを読ませて頂いております。
(イラスト/CUTEG 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new2 】
まず第一に、アイドルだけど 「ストレートにバトルもの」 ということで他の
新人作品と比較してもかなり読みやすかった、という点が良かったと思います。
サクサクと軽快に進んでいく展開はまさにマンガを読んでいるかのようで。
もう一つはまるでシンデレラのようにアイドルとなった長身の “モモ” と、
短身であるが故に夢破れた若手ブロデューサー “サイ” とのコンビ関係が
上手く描写できていたと感じられた点。物語を引き立ててくれたと思います。
ここから続きを出すとすると、早々にワールドワイドな展開になりそうな予感。
「LNF読書会」でも触れられましたが、動きの映えるシーンが多かったですので
動く絵になると見栄えが良く映るのではないかと考えていたりする次第です。
夢と希望を懸けて戦う、新世紀アイドルストーリーを読ませて頂いております。
(イラスト/CUTEG 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new2 】
まず第一に、アイドルだけど 「ストレートにバトルもの」 ということで他の
新人作品と比較してもかなり読みやすかった、という点が良かったと思います。
サクサクと軽快に進んでいく展開はまさにマンガを読んでいるかのようで。
もう一つはまるでシンデレラのようにアイドルとなった長身の “モモ” と、
短身であるが故に夢破れた若手ブロデューサー “サイ” とのコンビ関係が
上手く描写できていたと感じられた点。物語を引き立ててくれたと思います。
ここから続きを出すとすると、早々にワールドワイドな展開になりそうな予感。
「LNF読書会」でも触れられましたが、動きの映えるシーンが多かったですので
動く絵になると見栄えが良く映るのではないかと考えていたりする次第です。