『蒼穹のカルマ』 シリーズで注目を集める 橘公司 先生が満を持して世に送る
新世代ボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー、読ませていただきました。
(イラスト:つなこ 先生)
【 http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201010000217 】
・・・なんて言うんですかね、こう、真面目な局面においてもおちゃらかす雰囲気を
忘れなかったり、ネタを使って落としに掛かる姿勢はいかにも 橘 先生らしい。
『蒼穹のカルマ』 を読んで楽しめる方なら問題なく付き合えるテイストかと。
“十香” の言動が可愛く見えてくるのは つなこ 先生のイラストも込みで自然な
流れかと思います。逆に不自然なほどの豹変を見せる “琴里” には驚かされる
というか、度胆を抜かされるというか。・・・大丈夫なのか、「フラクシナス」。(^^;
「精霊」 というものがまだ良く分からない上に、主人公である “士道” 自身が
謎だらけという状況で、次巻予告などを見る限りでは 「精霊」 たちとそれこそ
美少女ゲームばりのお付き合いをしていくようですので展開を注視したい所です。
2011年03月26日
『千の魔剣と盾の乙女(サウザンドとイージス)(2)』
第1巻の発売直後に増刷御礼となった 川口士 先生の大人気魔剣ファンタジー。
魔王を倒すという “ロック” たちの旅は順調・・・ではないにしろ進んでいます。
(絵 : アシオ 先生)
【 http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804214 】
ひとことで言ってしまうと 「川口 先生のファンタジー作品は安定感がハンパない」
という点に尽きる。そんな気がしてならない読了感のある第2巻だったと思います。
“ロック” や “エリシア” が成長をしている様子を見て取れるのが良い感じです。
興味深いのは “フィル” の動向、行動理念でしょうか。今巻における “ロック” や
“エリシア” に対する姿勢、想いが一筋縄ではいかない、というかひねくれている感が
読んでいて気になるところ。ぶっちゃけ好きなキャラと言っても良いかもしれません。
“エリシア” のお家騒動を通じて “ナギ” や “ニーウ” といった新キャラとも
繋がりを持つことになった “ロック” がまたどんなラッキースケベな状況に、そして
窮地に陥ることとなるのか、次巻の刊行がこれまた楽しみなシリーズとなってきました。
魔王を倒すという “ロック” たちの旅は順調・・・ではないにしろ進んでいます。
(絵 : アシオ 先生)
【 http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804214 】
ひとことで言ってしまうと 「川口 先生のファンタジー作品は安定感がハンパない」
という点に尽きる。そんな気がしてならない読了感のある第2巻だったと思います。
“ロック” や “エリシア” が成長をしている様子を見て取れるのが良い感じです。
興味深いのは “フィル” の動向、行動理念でしょうか。今巻における “ロック” や
“エリシア” に対する姿勢、想いが一筋縄ではいかない、というかひねくれている感が
読んでいて気になるところ。ぶっちゃけ好きなキャラと言っても良いかもしれません。
“エリシア” のお家騒動を通じて “ナギ” や “ニーウ” といった新キャラとも
繋がりを持つことになった “ロック” がまたどんなラッキースケベな状況に、そして
窮地に陥ることとなるのか、次巻の刊行がこれまた楽しみなシリーズとなってきました。
『GJ部(5)』
「四コマ小説」 と銘打った 新木伸 先生の 『GJ部』 が人気に後押しされながら
第2期へと突入。新入部員を含めた総勢6人の 「GJ部」、活動開始です。
(イラスト/あるや 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#03 】
相変わらず “しおん” さんが可愛らしくて仕方が無い。普段の “紫音” さん、
時折見える “黒紫音” さんを含めてのギャップがたまりません。3時間睡眠は
私も職業柄、実践できてしまっているというか。昼下がりとか眠くなりますけどね。(ぉぃ
「GJ部式挨拶」、“タマ” も驚きつつやってましたけど、そんな難しいですかね。
「乗車率」 はあんなもんですが、首都圏の方以外はご理解頂けないんでしたっけ。
「オレマン第二段階」 が有効活用されている点は興味深いので今後も要注目です。
幕間において あるや 先生が挿絵でフォローされている “霞” の行動がこれまた
可愛らしいので是非、出番が増えてくれるとうれしいなぁ、と心密かに思ったり
しているワケですが、第2期に入っても安定のクオリティで続きが楽しみです。
第2期へと突入。新入部員を含めた総勢6人の 「GJ部」、活動開始です。
(イラスト/あるや 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#03 】
相変わらず “しおん” さんが可愛らしくて仕方が無い。普段の “紫音” さん、
時折見える “黒紫音” さんを含めてのギャップがたまりません。3時間睡眠は
私も職業柄、実践できてしまっているというか。昼下がりとか眠くなりますけどね。(ぉぃ
「GJ部式挨拶」、“タマ” も驚きつつやってましたけど、そんな難しいですかね。
「乗車率」 はあんなもんですが、首都圏の方以外はご理解頂けないんでしたっけ。
「オレマン第二段階」 が有効活用されている点は興味深いので今後も要注目です。
幕間において あるや 先生が挿絵でフォローされている “霞” の行動がこれまた
可愛らしいので是非、出番が増えてくれるとうれしいなぁ、と心密かに思ったり
しているワケですが、第2期に入っても安定のクオリティで続きが楽しみです。
『新約 とある魔術の禁書目録』
鎌池和馬 先生が送る大人気シリーズ 『とある魔術の禁書目録』 が 「新約」 の
枕詞をつけて新たなステージ、“上条当麻” 不在の世界へと突入していきます。
(イラスト/はいむらきよたか 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1103.php#new1 】
・・・ちょっ、ちょっとあんたら、何やってんのさ一兵卒ども〜!(w
そんな感じで新生 「アイテム」 の一員となっても相変わらずの “浜面” や、
「闇」 から解放されて誰もが予想だにしなかった未来予想図を辿ることになった
“一方通行” の平穏な日常が何とも微笑ましく映ります。
そんな穏やかな日々を脅かす 「新入生」 の存在、彼らが二人に迫るその目的が
見えてくるまでの過程は入り込む余地が無いほどに 「科学」 サイド一辺倒。
圧倒的な力に立ち向かう様子は 『ヘヴィーオブジェクト』 を彷彿とさせます。
ラストの窮地を脱する場面はやはり、というかオイシイところを持っていかれる
ところが展開として熱く、更にはそれすらも遥か彼方へと突き進むであろう物語の
序章でしかないところを匂わせてくるところが期待度を高めてくれています。
いろいろな意味で目が離せないシリーズの滑り出し具合に早くも続刊が楽しみです。
#明貴美加 先生のデザイン、ってのが何かとてもグッとくる。世代なのかな。
枕詞をつけて新たなステージ、“上条当麻” 不在の世界へと突入していきます。
(イラスト/はいむらきよたか 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1103.php#new1 】
・・・ちょっ、ちょっとあんたら、何やってんのさ一兵卒ども〜!(w
そんな感じで新生 「アイテム」 の一員となっても相変わらずの “浜面” や、
「闇」 から解放されて誰もが予想だにしなかった未来予想図を辿ることになった
“一方通行” の平穏な日常が何とも微笑ましく映ります。
そんな穏やかな日々を脅かす 「新入生」 の存在、彼らが二人に迫るその目的が
見えてくるまでの過程は入り込む余地が無いほどに 「科学」 サイド一辺倒。
圧倒的な力に立ち向かう様子は 『ヘヴィーオブジェクト』 を彷彿とさせます。
ラストの窮地を脱する場面はやはり、というかオイシイところを持っていかれる
ところが展開として熱く、更にはそれすらも遥か彼方へと突き進むであろう物語の
序章でしかないところを匂わせてくるところが期待度を高めてくれています。
いろいろな意味で目が離せないシリーズの滑り出し具合に早くも続刊が楽しみです。
#明貴美加 先生のデザイン、ってのが何かとてもグッとくる。世代なのかな。
『花×華(3)』
岩田洋季 先生の 「だぶはなラブコメ」 第3巻はいよいよ映画完成を目前にして
迎える夏休み。“花” と “華”、特別な思い出が作れるか注目が集まります。
(イラスト/涼香 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1103.php#new6 】
“華” が家庭の事情で “夕” と距離を置く形となった状況のもと、二人きりに
なれる嬉しさと “華” に対する負い目を拭えない “花” の心の葛藤がいかにも
青春のラブストーリーを演出していて良かったと思います。
そんな “花” の心中を察するあまり、一人の少年を奪い合う仲であっても戦友が
如く叱咤してしまう “華” が精神的に強いというか冷静さを感じるところもあり、
しかしながら二人が言い争うところを見ると一概には言えないのかな、とも思ったり。
そうやって牽制し合いながらも “夕” と更に一歩、心の距離を縮めるイベントを
それぞれ引き起こすのですが、その様子を下支えする 涼香 先生のイラストが
相変わらず素晴らしい。これだから本作は目が離せない、とも言えるところ。
次巻はコンクールにて因縁が導くドラマが見られそうですのでこれまた楽しみです。
迎える夏休み。“花” と “華”、特別な思い出が作れるか注目が集まります。
(イラスト/涼香 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1103.php#new6 】
“華” が家庭の事情で “夕” と距離を置く形となった状況のもと、二人きりに
なれる嬉しさと “華” に対する負い目を拭えない “花” の心の葛藤がいかにも
青春のラブストーリーを演出していて良かったと思います。
そんな “花” の心中を察するあまり、一人の少年を奪い合う仲であっても戦友が
如く叱咤してしまう “華” が精神的に強いというか冷静さを感じるところもあり、
しかしながら二人が言い争うところを見ると一概には言えないのかな、とも思ったり。
そうやって牽制し合いながらも “夕” と更に一歩、心の距離を縮めるイベントを
それぞれ引き起こすのですが、その様子を下支えする 涼香 先生のイラストが
相変わらず素晴らしい。これだから本作は目が離せない、とも言えるところ。
次巻はコンクールにて因縁が導くドラマが見られそうですのでこれまた楽しみです。