すでに 「catwalk」 によるPCゲーム化プロジェクトは着々と進行中。原作となる
杉井光 先生の最新巻も・・・当初予定をずらしましたが満を持して登場しております。
(絵:きみしま青 先生)
【 http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804202 】
【 http://catwalk.product.co.jp/framepage8.htm 】
今巻も きみしま 先生が挿絵のオーダーに力の限り応えておられたご様子。特に
えちぃ場面においても。“ミコト” が所構わず事に至るのでテキストの描写も
かなりそういったシーンがあんなことやそんなところまで目白押しって感じです。
そんな様子なものですから “有葉” が思わず嫉妬してしまう気持ちを顕在化、
あるいは潜在化させたまま悶々とする様子は彼女らしいと言うべきところで。
まぁ、“ミコト” が “有葉” を一番想っていることにブレは無いワケですが。
今回登場した “ソフィア” にラストでもう1つ仕掛けを施してくれたことで
これまた事態は風雲急を告げる展開に。ゲーム化の情報と共に、次巻の刊行を
待つことにしようと思います。って前巻から11ヶ月も空いてたのか、そう言えば。
2011年02月26日
『花咲けるエリアルフォース』
今度は 「ガガガ文庫」 に活動拠点を広げる 杉井光 先生が、デビュー前からやって
みたかったという近未来戦争モノのタイトルを世に送り出しております。
(イラスト/るろお 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#04 】
あぁ〜、もう、杉井 先生の世界観は自分にとって馴染みやすくて好き過ぎます。
スター・システム的なキャラクター同士のやりとりに加えて、少年少女の懊悩する
描写が体質に合っているんだなぁ、ということを新作を読んで改めて感じます。
二つに分かたれた日本、争い合う国々、最後に残ったソメイヨシノを通じて心を
同調させる “佑樹” や “桜子” たち、超兵器 「桜花」 による戦闘と人の命を
奪うという現実、戦争がもたらす紛うことなき悲劇、一つの決意と迎える結末──。
特異な環境下に置かれた若人たちの悲喜こもごもが詰まっていて、時に切なさを
時に笑みを誘う展開を始終堪能させてもらいました。るろお 先生のキャラデザイン、
メカデザインも実に良く作品に馴染んでいたかと思います。オススメしておきます。
みたかったという近未来戦争モノのタイトルを世に送り出しております。
(イラスト/るろお 先生)
【 http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#04 】
あぁ〜、もう、杉井 先生の世界観は自分にとって馴染みやすくて好き過ぎます。
スター・システム的なキャラクター同士のやりとりに加えて、少年少女の懊悩する
描写が体質に合っているんだなぁ、ということを新作を読んで改めて感じます。
二つに分かたれた日本、争い合う国々、最後に残ったソメイヨシノを通じて心を
同調させる “佑樹” や “桜子” たち、超兵器 「桜花」 による戦闘と人の命を
奪うという現実、戦争がもたらす紛うことなき悲劇、一つの決意と迎える結末──。
特異な環境下に置かれた若人たちの悲喜こもごもが詰まっていて、時に切なさを
時に笑みを誘う展開を始終堪能させてもらいました。るろお 先生のキャラデザイン、
メカデザインも実に良く作品に馴染んでいたかと思います。オススメしておきます。
『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』
「GA文庫ブログ」 にて 「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」が重版すぎる! と
言わしめた、初版が書店で売切れ続出な 裕時悠示 先生の新作を拝読しております。
(イラスト:るろお 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/syuraba/ 】
明らかに るろお 先生のイラストがステキすぎて困る。デフォルメのモノも含めて。
修羅場の渦中にある “鋭太” と “真涼”、“千和” のやりとりが微笑ましく映る
のも多分に口絵・挿絵に寄るところは大きいかと感じました。
「中2病」 というキーワードを単に喜劇要素の一端とするだけではなく、“鋭太” と
“千和” との幼なじみながらの絆を描写するための契機としたり、彼自身の見せ場へと
繋げたり、と話の流れとして練りこんできている印象も受けました。
私としては “真涼” がどこまで本気なのか、というか真意が見えきっていない点が
一番の注目どころとしてあるワケで。次回予告を見た様子では更なる修羅場ぶりを
披露してくれそうですので続刊情報に目を向けておこうと思います。
言わしめた、初版が書店で売切れ続出な 裕時悠示 先生の新作を拝読しております。
(イラスト:るろお 先生)
【 http://ga.sbcr.jp/novel/syuraba/ 】
明らかに るろお 先生のイラストがステキすぎて困る。デフォルメのモノも含めて。
修羅場の渦中にある “鋭太” と “真涼”、“千和” のやりとりが微笑ましく映る
のも多分に口絵・挿絵に寄るところは大きいかと感じました。
「中2病」 というキーワードを単に喜劇要素の一端とするだけではなく、“鋭太” と
“千和” との幼なじみながらの絆を描写するための契機としたり、彼自身の見せ場へと
繋げたり、と話の流れとして練りこんできている印象も受けました。
私としては “真涼” がどこまで本気なのか、というか真意が見えきっていない点が
一番の注目どころとしてあるワケで。次回予告を見た様子では更なる修羅場ぶりを
披露してくれそうですので続刊情報に目を向けておこうと思います。
『女子高生江戸日記 Replay:天下繚乱RPG』
原作: 小太刀右京
著: 加納正顕
ビジュアライズ: 高遠るい
以上敬称略、でお送りする 「天下繚乱RPG」 リプレイの新シリーズ。『妖異暗躍譚』
とは少し色を変えた入門編となるキャンペーンに、プレイヤーとして 高遠るい 先生、
小太刀右京 先生、渋沢佳奈 先生、河野里佳子 さんが挑みます。
【 http://integral.jive-ltd.co.jp/ 】
碧: 幕間で行われた戦いですね(笑)。
ぼたん: 省略された数々の戦い・・・・・・はっ、その分の経験点って貰えません?(笑)
GM: あげません。何を言ってるんだキミは(笑)。
・・・何だろう、帯の文を書いた 三田誠 先生のように自分の強さに貪欲な姿勢は。(w
SRSをベースとするTRPG間で経験点のコンバートが出来るようになるといいですね。
さて、話を本編に戻しまして。『妖異暗躍譚』 と比べてみると確かに導入的な説明が
多いというか、読み手に対しての敷居を低く設定してきているように感じられます。
リプレイ自体が世間一般的にどうか、というのはさておき。
江戸にタイムスリップして離れ離れになってしまう “碧” と “結衣”。恋仲だった
女性に似ている、ということで “碧” への対応に戸惑う “恭吾”。立ち向かう敵として
現れた “結衣” と瓜二つの “イヨ” に心を揺らす “碧”──。
仲間となる “敬次郎” や “ぼたん” が抱える重い設定との絡みも相まって思わず
続きが気になる展開は話として読みやすいと思います。“ぼたん” の幼女好きも少々
気になるところではありますが、次巻の刊行を楽しみにしておくことに致します。
著: 加納正顕
ビジュアライズ: 高遠るい
以上敬称略、でお送りする 「天下繚乱RPG」 リプレイの新シリーズ。『妖異暗躍譚』
とは少し色を変えた入門編となるキャンペーンに、プレイヤーとして 高遠るい 先生、
小太刀右京 先生、渋沢佳奈 先生、河野里佳子 さんが挑みます。
【 http://integral.jive-ltd.co.jp/ 】
碧: 幕間で行われた戦いですね(笑)。
ぼたん: 省略された数々の戦い・・・・・・はっ、その分の経験点って貰えません?(笑)
GM: あげません。何を言ってるんだキミは(笑)。
・・・何だろう、帯の文を書いた 三田誠 先生のように自分の強さに貪欲な姿勢は。(w
SRSをベースとするTRPG間で経験点のコンバートが出来るようになるといいですね。
さて、話を本編に戻しまして。『妖異暗躍譚』 と比べてみると確かに導入的な説明が
多いというか、読み手に対しての敷居を低く設定してきているように感じられます。
リプレイ自体が世間一般的にどうか、というのはさておき。
江戸にタイムスリップして離れ離れになってしまう “碧” と “結衣”。恋仲だった
女性に似ている、ということで “碧” への対応に戸惑う “恭吾”。立ち向かう敵として
現れた “結衣” と瓜二つの “イヨ” に心を揺らす “碧”──。
仲間となる “敬次郎” や “ぼたん” が抱える重い設定との絡みも相まって思わず
続きが気になる展開は話として読みやすいと思います。“ぼたん” の幼女好きも少々
気になるところではありますが、次巻の刊行を楽しみにしておくことに致します。
『幕末魔法士II ―大坂鬼譚―』
田名部宗司 先生の 「第16回 電撃小説大賞」 大賞受賞作である幕末ファンタジーが
約1年ぶりに続巻を刊行。大坂に場を移した “伊織” と “冬馬” の動向や如何に。
(イラスト/椋本夏夜 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new11 】
今巻も読み終えるのに予想以上の時間を費やしたかな、と思いますが幕末の志士を
あれやこれやとつぎ込んでこられたので苦にすることなく楽しめたと思います。
壬生浪士、なんて出てくるとやはり感情移入しやすいと言いますか。
“伊織” と同じく 「適塾」 の門下生 “来青” の失踪、掛けられたオーク騒動への
嫌疑、事件解決へ動き出すにつれて見えてくる陰謀、“冬馬” と共に立たされる窮地。
種明かしをされる最後の最後まで揺れ動かされる展開は読み応えがありました。
“伊織” と “冬馬” の仲、というか距離も鞘当てがあったことで少し縮まった感が
あるのも見どころでしょうか。随分とやきもち焼きでござるな、ということで先生も
心機一転して執筆にあたられるようですので動向を注視しておこうと思います。
約1年ぶりに続巻を刊行。大坂に場を移した “伊織” と “冬馬” の動向や如何に。
(イラスト/椋本夏夜 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new11 】
今巻も読み終えるのに予想以上の時間を費やしたかな、と思いますが幕末の志士を
あれやこれやとつぎ込んでこられたので苦にすることなく楽しめたと思います。
壬生浪士、なんて出てくるとやはり感情移入しやすいと言いますか。
“伊織” と同じく 「適塾」 の門下生 “来青” の失踪、掛けられたオーク騒動への
嫌疑、事件解決へ動き出すにつれて見えてくる陰謀、“冬馬” と共に立たされる窮地。
種明かしをされる最後の最後まで揺れ動かされる展開は読み応えがありました。
“伊織” と “冬馬” の仲、というか距離も鞘当てがあったことで少し縮まった感が
あるのも見どころでしょうか。随分とやきもち焼きでござるな、ということで先生も
心機一転して執筆にあたられるようですので動向を注視しておこうと思います。