2011年02月26日

『シオンの血族(2) 魔王ミコトと九十億の御名』

すでに 「catwalk」 によるPCゲーム化プロジェクトは着々と進行中。原作となる
杉井光 先生の最新巻も・・・当初予定をずらしましたが満を持して登場しております。
(絵:きみしま青 先生)

http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804202
http://catwalk.product.co.jp/framepage8.htm


今巻も きみしま 先生が挿絵のオーダーに力の限り応えておられたご様子。特に
えちぃ場面においても。“ミコト” が所構わず事に至るのでテキストの描写も
かなりそういったシーンがあんなことやそんなところまで目白押しって感じです。

そんな様子なものですから “有葉” が思わず嫉妬してしまう気持ちを顕在化、
あるいは潜在化させたまま悶々とする様子は彼女らしいと言うべきところで。
まぁ、“ミコト” が “有葉” を一番想っていることにブレは無いワケですが。

今回登場した “ソフィア” にラストでもう1つ仕掛けを施してくれたことで
これまた事態は風雲急を告げる展開に。ゲーム化の情報と共に、次巻の刊行を
待つことにしようと思います。って前巻から11ヶ月も空いてたのか、そう言えば。

posted by 秋野ソラ at 00:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『花咲けるエリアルフォース』

今度は 「ガガガ文庫」 に活動拠点を広げる 杉井光 先生が、デビュー前からやって
みたかったという近未来戦争モノのタイトルを世に送り出しております。
(イラスト/るろお 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#04


あぁ〜、もう、杉井 先生の世界観は自分にとって馴染みやすくて好き過ぎます。
スター・システム的なキャラクター同士のやりとりに加えて、少年少女の懊悩する
描写が体質に合っているんだなぁ、ということを新作を読んで改めて感じます。

二つに分かたれた日本、争い合う国々、最後に残ったソメイヨシノを通じて心を
同調させる “佑樹” や “桜子” たち、超兵器 「桜花」 による戦闘と人の命を
奪うという現実、戦争がもたらす紛うことなき悲劇、一つの決意と迎える結末──。

特異な環境下に置かれた若人たちの悲喜こもごもが詰まっていて、時に切なさを
時に笑みを誘う展開を始終堪能させてもらいました。るろお 先生のキャラデザイン、
メカデザインも実に良く作品に馴染んでいたかと思います。オススメしておきます。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』

「GA文庫ブログ」 にて 「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」が重版すぎる! と
言わしめた、初版が書店で売切れ続出な 裕時悠示 先生の新作を拝読しております。
(イラスト:るろお 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/syuraba/


明らかに るろお 先生のイラストがステキすぎて困る。デフォルメのモノも含めて。
修羅場の渦中にある “鋭太” と “真涼”、“千和” のやりとりが微笑ましく映る
のも多分に口絵・挿絵に寄るところは大きいかと感じました。

「中2病」 というキーワードを単に喜劇要素の一端とするだけではなく、“鋭太” と
“千和” との幼なじみながらの絆を描写するための契機としたり、彼自身の見せ場へと
繋げたり、と話の流れとして練りこんできている印象も受けました。

私としては “真涼” がどこまで本気なのか、というか真意が見えきっていない点が
一番の注目どころとしてあるワケで。次回予告を見た様子では更なる修羅場ぶりを
披露してくれそうですので続刊情報に目を向けておこうと思います。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『女子高生江戸日記 Replay:天下繚乱RPG』

  原作: 小太刀右京
  著: 加納正顕
  ビジュアライズ: 高遠るい

以上敬称略、でお送りする 「天下繚乱RPG」 リプレイの新シリーズ。『妖異暗躍譚』
とは少し色を変えた入門編となるキャンペーンに、プレイヤーとして 高遠るい 先生、
小太刀右京 先生、渋沢佳奈 先生、河野里佳子 さんが挑みます。

http://integral.jive-ltd.co.jp/


  碧: 幕間で行われた戦いですね(笑)。
  ぼたん: 省略された数々の戦い・・・・・・はっ、その分の経験点って貰えません?(笑)
  GM: あげません。何を言ってるんだキミは(笑)。


・・・何だろう、帯の文を書いた 三田誠 先生のように自分の強さに貪欲な姿勢は。(w
SRSをベースとするTRPG間で経験点のコンバートが出来るようになるといいですね。

さて、話を本編に戻しまして。『妖異暗躍譚』 と比べてみると確かに導入的な説明が
多いというか、読み手に対しての敷居を低く設定してきているように感じられます。
リプレイ自体が世間一般的にどうか、というのはさておき。

江戸にタイムスリップして離れ離れになってしまう “碧” と “結衣”。恋仲だった
女性に似ている、ということで “碧” への対応に戸惑う “恭吾”。立ち向かう敵として
現れた “結衣” と瓜二つの “イヨ” に心を揺らす “碧”──。

仲間となる “敬次郎” や “ぼたん” が抱える重い設定との絡みも相まって思わず
続きが気になる展開は話として読みやすいと思います。“ぼたん” の幼女好きも少々
気になるところではありますが、次巻の刊行を楽しみにしておくことに致します。

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『幕末魔法士II ―大坂鬼譚―』

田名部宗司 先生の 「第16回 電撃小説大賞」 大賞受賞作である幕末ファンタジーが
約1年ぶりに続巻を刊行。大坂に場を移した “伊織” と “冬馬” の動向や如何に。
(イラスト/椋本夏夜 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new11


今巻も読み終えるのに予想以上の時間を費やしたかな、と思いますが幕末の志士を
あれやこれやとつぎ込んでこられたので苦にすることなく楽しめたと思います。
壬生浪士、なんて出てくるとやはり感情移入しやすいと言いますか。

“伊織” と同じく 「適塾」 の門下生 “来青” の失踪、掛けられたオーク騒動への
嫌疑、事件解決へ動き出すにつれて見えてくる陰謀、“冬馬” と共に立たされる窮地。
種明かしをされる最後の最後まで揺れ動かされる展開は読み応えがありました。

“伊織” と “冬馬” の仲、というか距離も鞘当てがあったことで少し縮まった感が
あるのも見どころでしょうか。随分とやきもち焼きでござるな、ということで先生も
心機一転して執筆にあたられるようですので動向を注視しておこうと思います。

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『神明解ろーどぐらす』シリーズ

タイムラインを追っていて気になった 比嘉智康 先生のシリーズ作。下校を楽しむ事に
余念が無い少年の青春と生き様を描くアフタースクール・ライフ・ラブコメです。
(イラスト:すばち 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=24723
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=25426
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=26120
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=27086


1巻、2巻で下校を心から愛する “十勝” の力の入れ様と、いつの間にかそれに
巻き込まれている “千歳” や “丹下”、“さきっぽ” たちとの、下校を通じた
ちょっと変わった交流の様子はコメディ色が強いです。

3巻、4巻で恋愛模様が絡んできてからは一気に作品の風貌を変えてきてます。特に
3巻ラストから4巻にかけて “留萌” という少女の存在が明らかになってからの
展開はちょっと予想してなかった。ラブコメ、というよりはサスペンス寄りでしょうか。

ネガティブ思考の “千歳” があれだけ前向きに感じているので、何とか丸く収まって
欲しいと思います。“十勝” とのことも含めて。とんでもない展開を見せたところで
次巻の最終巻、気を揉みながらその刊行を待ちたいと思います。

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2011年02月19日

『神様のメモ帳(6)』

そして 杉井光 先生のニートティーン・ストーリーもアニメ化が決定。第6巻は
「電撃文庫MAGAZINE」 にて連載していた作品に加え、書き下ろし短編を収録です。
(イラスト/岸田メル 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new8


こちらがアニメ化できるのなら 『さよならピアノソナタ』 もメディアミックスを
是非ともご検討いただきたいところですね。まぁ、『けいおん!』 があるから
世間的には厳しいのかも知れませんが、名作として推しておきたいものですから。

“花田勝” という男の生き様が壮絶なるのもさることながら娘である “ミン” さんの
精神的にもタフな在り方も層々たるものがありました。そんな彼女が父に贈った物の
真意を汲み取る “アリス” もニート探偵として悲壮にも役割を果たしたのが凄い。

・・・それにしても “アリス” は随分と感情表現が豊かになったように感じられます。
“ナルミ” にあの25例を言わせて身悶えするなんて・・・ぜひ動く絵で観てみたいですね。
というか何で25例全部憶えてるの “ナルミ” は。免許皆伝を貰うわけですよ、そりゃあ。


ということで今巻も短編を含め、大いに楽しませてもらいました。次巻も楽しみです。

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『ロウきゅーぶ!(7)』

蒼山サグ 先生のローリング・スポコメディ、都の条例改悪を前にアニメ化決定。
「そんなコーチで大丈夫か?」 と問われても全く 「問題ない」 のであります。
(イラスト/てぃんくる)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new7


・・・ちょっ、電車の中でああいう見開きとかは非常に厳しいものがあるのですがッ!(w


今巻は引っ込み思案で怖がりな “愛莉” が、「慧心学園女子バスケ部」 の 「センター」
として、そして一人の少女として成長を見せていくと共に “昴” がコーチとしてだけでは
なく一人の選手としてさらに上のステップに登っていく展開でとても盛り上がりました。

そんな彼女の飛躍と 「七芝高校バスケ同好会」 の要になるかもしれない “万里” の
登場も見逃せないところ。兄妹の絆を同じバスケの同じポジションという境遇を通じて
再び繋ぎとめ、深めようとするその姿はバスケ馬鹿か、妹馬鹿か。気になる存在です。

今回のエピソードからすると、「女子バスケ部」 だけでなく 「バスケ同好会」 も
含めてスポ根していこうとする今後のシリーズ方針を示してもらったような気がします。
落としどころはまだ読めませんがね。アニメと共に動向が引き続き注目される作品です。

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『狼と香辛料(16) 太陽の金貨〈下〉』

ついにその時を迎える 支倉凍砂 先生の新感覚ファンタジー、本編最終章。
行商人 “ロレンス” と賢狼 “ホロ” の旅がどんな終わりを見せるか注目です。
(イラスト/文倉十 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new10


幾千幾万、それこそ数え切れないほどの出会いと別れ、そして何よりも見送る者で
在り続ける “ホロ” だからこそ、“ロレンス” に対してこれでもか、と心を露に
しながら彼を説得するその姿が印象に残らないはずも無く。

しかして幾度の逆境に対し、一介の行商人という身でありながらもその職業の気質
はたまた持ち前の性格ゆえか、諦めの悪さから 「契約」 のこともそっちのけで
“ヒルデ” の窮地を救ってしまうのも目に残る情景であることは何ら否定できず。

今巻の副題が指し示すその意味を知った時、ここまで読めて良かったと実感する
ことができました。後日談を明らかにするエピローグとなる1冊が、本当にシリーズ
最後となる1冊が刊行されるということですので首を長くして待ちたいと思います。

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『アクセル・ワールド(7) ―災禍の鎧―』

川原礫 先生の大人気シリーズ第7巻。前巻の 「アーダー・メイデン救出作戦」、
そして “ハルユキ” のアバター 「シルバー・クロウ」 の命運が問われます。
(イラスト/HIMA 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1102.php#new9


「クロム・ディザスター」 の件をここまで引き摺ることになるとは・・・。しかも
「災禍」 に隠された印象的なエピソードを導入でひけらかしてくるなどと予想だに
しておりませんでした。それも今巻のラストに繋げるための布石だったワケですが。

「アーダーメイデン」 救出劇に一つの希望を見出そうとする中、「ISSキット」 の
拡散は止まらず、“ハルユキ” に対する現実世界での襲撃も示唆され、そして望まぬ
争いが発生し・・・と更に話は発散していく様相を呈してきました。

それにしても “黒雪姫” が随分とたがを外してきたというか、“ハルユキ” への
好意をあからさまにしてきているのがとても可愛らしい。エンターテインメント性に
安定感があるのは流石と言うべきところでしょう。続きが楽しみであります。

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『死想図書館のリヴル・ブランシェ』シリーズ

評を見て興味を抱いたこともあって手に取ってみた 折口良乃 先生のシリーズ作。
「死書」 と 「死の図書館」 を巡る物語を読ませていただいております。
(イラスト/KeG 先生)

http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/A1001520
http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/A1004250
http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/A1009200


「死の図書館」 の司書 “リヴル” が何とも可愛らしい。職務に忠実であるが故の
真面目さと、そこから少しも表情を変えることなく打ち放たれる突拍子も無い台詞の
数々とのギャップがまさに。第3巻はそこに輪を掛けた感じでした。

話としては 「死書」 を取り戻す、という背景をもとに “イツキ” が自身に背負った
幼なじみに対する業と事あるごとに向き合っていかなければならない宿命を描くのが軸
でしょうか。「法廷」 での話はそのあたりが如実に表されていたように思います。

「死の図書館」 に関わる人物が、様々な経緯をもって増えていく中で “イツキ” は
どう折り合いをつけていくのか、“エレシュキガル” の様子も気にしつつ、引き続き
動向を追っていきたいと思うシリーズです。次巻も楽しみにしておきます。

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2011年02月12日

『子ひつじは迷わない 回るひつじが2ひき』

貴島煉瓦 先生のコミック連載もスタートし、ドラマCD(前編)の発売を2月23日に
控える 玩具堂 先生のお悩み解決学園ストーリー。第2巻が満を持しての登場です。
(イラスト:籠目 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201008000073


国語の問題はちょうど似たような主旨のテストをやらされたこともあってとても
印象に残る内容でした。その意図を瞬く間に見抜く “仙波” も相変わらずですが
さらに裏読みして依頼者の悩みを解決に導く “なるたま” も中々のもの。

“竹田” 会長が特別ゲストと銘打つ 「オムライス死体遺棄事件」 の依頼者は
書き下ろし小説 「Young lambs to sell!」 を読まずしてもその人間関係は明白
だったりしますが、そこから垣間見える “仙波” の心情の変化が見ものです。

スポ魂的な展開もあったりして柔軟な話運びが出来るのも学園生活ならでは、と
言ったところでしょうか。“三月” の開き直り具合や、何より会長が密かに抱える
思惑も気になるところで、これまた続きが楽しみなシリーズになってきました。

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『レンタルマギカ 魔法使いの妹、再び』

三田誠 先生が送る異種魔術格闘戦も 「大魔術決闘(グラン・フェーデ)」 を前に
ひとまずの休息。義妹の再来日を描く小編ほか3本を収録した短編集の登場です。
(イラスト:pako 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200909000032


“アディリシア” が手に取った “イツキ” の手が、「大魔術決闘」 に至るまでの
過程があったにしても消えることの無い繋がりを残している。更に言えば未来がある。
それを暗喩しているかのようでした。pako 先生の挿絵も質感があって印象的でした。

「魔法使いを罰する魔法使い」 としての活動を続ける “穂波” と “猫屋敷” は
〈協会〉 の思惑に触れ、その中で自分自身とも向き合うことになってまた一段と、
特に精神面での強さが増している様子。「大魔術決闘」 にどう活かすのか注目です。

“オズワルド” と “隻蓮” の珍妙なる縁から紐解かれる 〈ゲーティア〉 の過去、
そして “勇花” が “アディリシア” に告げた現実が去来する場面を見れば、目前に
迫る決戦の時をいやが上にも感じさせてくれます。次巻も大いに期待しております。

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『黒のストライカ(2)』

十文字青 先生が送る漆黒の学園異能バトルラブコメ第2巻は “椋郎” に訪れる
体の異常 ── 性衝動の増大と元婚約者の登場で幕を開けます。
(イラスト:硯 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=27083


十文字 先生はテキストで、硯 先生もイラストでぐいぐいと攻めてきています。
何を? というのは言わずもがな、ではありますがそんな状況下において“椋郎” が
悶々とする様子はまさに人としての彼と夜魔としての彼、二つのせめぎ合いそのもの。

彼の苦悩を知ってか知らずか、ここぞとばかりに仕掛けてくる“蝦夷井” のアプローチ
や “蔵島” の対抗意識あふれる行動、さらには “シャーリー” の登場も相まって
彼のヘタレ具合が二重の意味合いで印象付けられる展開であったと言うべきでしょう。

まぁ、それを補うかのように “シャーリー” の窮地を救う活躍ぶりも目を見張るところ
かと思います。“タチヤナ” の話がやや横に置かれた感じでしたので次巻ではその点も
進展がみられることを期待しつつ刊行を待つことに致します。

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『神なる姫のイノセンス(3)』

鏡遊 先生の学園ラブコメ第3巻。落ちた 「ヒメ神」、新たに登場する 「ヒメ神」
との絡みが波乱万丈な “祐貴” の女学院生活に新たな騒動を巻き起こします。
(イラスト:鶴崎貴大 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=27085


今巻は新たな 「ヒメ神」 の紹介と、攻略済みの 「ヒメ神」 との交流を深める流れに
終始したこともあって話としては大きな動きは無く。しかしながら 鶴崎 先生の挿絵に
後押しされるラッキー・スケベ的なシチュエーションには事欠かないワケで。

今回 “祐貴” に接触してきた “千華” “慧” “朱音” の3人もこれまた一癖二癖
あるキャラクターのようで。中でも “千華” は “貴理” と少なからず因縁がある
みたいですので 「ヒメ神」 の件を抜きにしても気になるところではあります。

・・・何よりも 「失墜の星(ダウン・フォール)」 の能力もありますし。おおよそ予想の
つく力のようなので私個人と致しましては大いに期待している次第です、ハイ。次巻は
“朱音” にスポットが当たりそうなので進展の行方としても楽しみにしたいと思います。

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『はぐれ勇者の鬼畜美学[エステティカ](4)』

上栖綴人 先生が送るファンタジー作品、シリーズ第4巻。場を 「アレイザード」 に
移し、「BABEL」 の人々も巻き込んだ新章へと突入していきます。
(イラスト/卵の黄身 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1102.php#novel110203


今まではどちらかと言えば武芸で押してきた “暁月” が政治的策謀が渦巻く場面に
おいてもしたり顔で獅子奮迅の働きをみせてくるところが展開としてとても熱いです。
熱くさせるのは女性の体も、というのが異世界に渡っても彼らしいところで。

そんな彼に想うところがあり過ぎるに余りある “リスティ” と “美兎” の、互いに
対する印象や心揺れ動く機微がロマンスの雰囲気を存分に醸し出しております。特に
自分の身が御身だけのものではない、という立場がそれを引き立てているように思います。

魔族と人との関係、あるいは 「シェルフィード」 「アレクラスタ」 「ディスディア」 の
三国が抱える思惑や渦を巻く陰謀の数々といった世界観としても面白くなってきた感が強く
これは良い化け方をしているな、と期待を寄せているところです。次巻も楽しみにしてます。

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2011年02月05日

『六畳間の侵略者!?(7)』

個人的な想いとしては 「アニメ化を決めて欲しいタイトル」 である 健速 先生の
圧縮系ラブコメ第7巻。“晴海” さんに焦点が当たる注目の展開を見せます。
(イラスト/ポコ 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1102.php#novel110204


これまでに見せてきた思わせぶりな設定が少しずつ形を成してきたような雰囲気を
感じさせてくれる展開でいやが上にも期待が高まります。“晴海” さんはそういう
立ち位置でしたか。“ティア” との機微の対比も見せ方が上手いな、と思いました。

また、これまでに巻き込まれた六畳間の面々とのあれやこれやな騒動を思い返して
“孝太郎” 自身がその心に培ってきた感情、あるいは思いの変遷に気がついた描写が
彼らの関係を新たな土台に押し上げた象徴でもあったのかな、とも思いました。

ラストのこれまたうらやまけしからん関係を築いたっぽい “孝太郎” の空白の時間も、
“ルース” さんの特訓の成果も、六畳間の女性陣が抱く想いの行方も気になるところで
続巻の刊行が早くも待ち遠しい限り。ますます面白くなってまいりました。

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『バカとテストと召喚獣(9)』

TVアニメの第2期放送を今夏に決め、OVA上下巻も発売予定とその勢いを崩さない
井上堅二 先生の大人気ラブコメディ、最新の第9巻が刊行されております。
(イラスト:葉賀ユイ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_04


“明久” と “雄二” のハイタッチ。イラストとしても、シナリオ展開としても
爽快感のある場面でございました。今回は “雄二” の戦略、謀略も成功率が低い
流れでしたし、ここぞというときの “明久” の頑張りが格好良かったと思います。

それにしても今巻はこれまでに輪を掛けてデザイナーさんに助けられた感じの内容
だったかなぁ、と思います。“雄二” の戦略に関する説明しかり、テストの問題
しかり、フォント弄りしかり。ホントにご苦労様です、という印象を受けました。

もう女の子にしかみえない “秀吉” の扱いや “姫路” さんの前向きな姿勢を
見ていると 「やはり面白いなぁ、バカテスは」 と感じざるを得ません。次巻は
短編集を刊行予定ということでまた様々な逸話が見られるものと期待しております。

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『ココロコネクト ミチランダム』

ファミ通文庫ドラマCDレーベル 「FB CollectDrama」 SPキャンペーンの対象作。
庵田定夏 先生が送る愛と青春の五角形コメディ 「ココロコ」 第4巻の登場です。
(イラスト:白身魚 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_05


今回 〈ふうせんかずら〉 が仕組んできた 「感情がランダムで筒抜けになる」 現象に
置かれても 「文化研究部」 の5人は 「普通に生活しよう」 と生活を続け、だから
こそ “太一” は自分の気持ちに正直なままで “伊織” へ告白したワケで。何とも潔い。

ただ、「普通」 という言葉の意味、「普通である」 という姿勢に人一倍敏感な彼女
だったからこそ頑なに拒否の姿勢を示すほど「壊れていった」 という話の流れは流石
だなぁ、と感じました。等身大の人格がしっかりと描かれている気がして。

そして 「壊れた」 原因を突き止め、解消しようと挑み、撃沈していく残りのメンバー
の中でその糸口を掴むのはやはり “稲葉”。自身も悩み、もがきながらも体当たりで
心をぶつけていくその様子は眩しいほどに、羨ましいほどに青春していたと思います。


5人の絆も更に強く、深く。恋愛感情も一歩、二歩と進んでいく展開が楽しみな本作。
次巻は短編集を予定しているそうで楽しみです。〈ふうせんかずら〉 の変化する思惑を
垣間見るのはひとまず置いておいてどんな挿話が上梓されるのか、期待しておきます。

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『パパのいうことを聞きなさい!(6)』

松智洋 先生のドタバタアットホームラブコメ第6巻。近付くバレンタインデーに
思う所のある小鳥遊家や 「ロ研」 メンバーの様子が描かれております。
(イラスト/なかじまゆか 先生)

http://dash.shueisha.co.jp/_papa/#b06


“菅谷” さんが可愛らしくて驚く。流石は なかじま 先生、と言う他にありません。
「とらのあな おまけ小冊子」 でキャラクター・デザインが決まるまでのエピソードが
載っておりますが 「なるほど〜」 という内容でございました。

今巻は “莱香” の普段の言動が如何にして形成されてきたか、という経緯が見所の
話運び。バレンタインや大学での生活が一区切りを迎える時期を目前にして思う所の
ある彼女の機微が見られたのは新鮮でしたし、人格が深堀り出来て良かったと思います。

“祐太” も主人公属性よろしく想われる所があることに気付いた “空” “美羽” の
気を揉む、というか気を許せない様子は微笑ましく映るものがありました。次巻は短編集
とのことでどのような小編が出てくるか楽しみにしておきたいと思います。

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