業界でも話題、そして注目? の 夏海公司 先生が送る 「萌えるSE残酷物語」。
新入社員である “工兵” が今度は無茶振りされた 「営業」 活動に挑みます。
(イラスト/Ixy 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1101.php#new8 】
物語仕立てになっているとはいえ、「SE」 という職業の複雑怪奇さをまた一つ
明らかにしてくれている気がします。ホント、何してるんだろうねって感じです
からね、この職業。就職希望者ガタ落ちするかも、この本がバカ売れしたら。(^^ヾ
オールマイティーに何でも出来る人、なんて世の中には居るもんじゃありません。
どうしても 「専門バカ」、何かに特化した人たちのほうが圧倒的に多いです。
そんな人たちが集まって社会を支えていることも本作から理解できると思います。
・・・まぁ、今回のプレゼンで見せた隠し玉は弱小企業だからといっても採れる奇策
でもない気がしますがお話としては至極盛り上がりますし、何よりも熱かった。
特にラストにおける “工兵” の言動はカッコイイと言わざるを得ません。
ということで 「萌えるSE残酷物語」、今巻もオススメできる内容で大満足でした。
「スルガシステム」 の面々が挑む苦難の道のりに引き続き注目したいと思います。
2011年01月15日
『オオカミさんと亮士くんとたくさんの仲間たち』
アニメ化も果たした 沖田雅 先生の 「オオカミさん」 シリーズも遂に本編最終巻。
最後まで引っ張ってきた “大神涼子” と “森野亮士” の恋の行方や如何に!?
(イラスト/うなじ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1101.php#new3 】
うわぁ〜、この “大神” さんのデレ具合はキましたね。ようやく見れたと思うと
感慨深いものが。ツンデレの妙、というものを体現しています。一見の価値アリです。
“亮士” もこういう形態に進化したのか、と妙に納得されられるものが。(w
最後に残された “羊飼” と “亮士” の対決も実に互いの 「らしさ」 が出ていて
良かったと思います。絶望の淵に再び立たされる “大神” さんの描写も演出として
上手く効いていたかと。オールスターなキャラ総出の展開もお約束な感じで好きです。
そんな二人が恋人として歩みだした門出を祝った後ですが、最近の 「電撃文庫」 では
おなじみの展開となる 「本編終了後のもう1冊」 が出ることは決まっているそうで。
これは楽しみと言う他になく。事後の話やら “りんご” さんの話やらを期待してます。
最後まで引っ張ってきた “大神涼子” と “森野亮士” の恋の行方や如何に!?
(イラスト/うなじ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1101.php#new3 】
うわぁ〜、この “大神” さんのデレ具合はキましたね。ようやく見れたと思うと
感慨深いものが。ツンデレの妙、というものを体現しています。一見の価値アリです。
“亮士” もこういう形態に進化したのか、と妙に納得されられるものが。(w
最後に残された “羊飼” と “亮士” の対決も実に互いの 「らしさ」 が出ていて
良かったと思います。絶望の淵に再び立たされる “大神” さんの描写も演出として
上手く効いていたかと。オールスターなキャラ総出の展開もお約束な感じで好きです。
そんな二人が恋人として歩みだした門出を祝った後ですが、最近の 「電撃文庫」 では
おなじみの展開となる 「本編終了後のもう1冊」 が出ることは決まっているそうで。
これは楽しみと言う他になく。事後の話やら “りんご” さんの話やらを期待してます。
『アルシャードff リプレイ 天使がくれた世界滅亡』
3つのリプレイがクロスオーバーする 「アルシャードトライデント」 シリーズの
最後の一角、緑谷明澄 先生/F.E.A.R. 担当のリプレイを読ませて頂いております。
(イラスト:しのとうこ 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06 】
アプフェル : 《スノトラの英知》! 振り直せっ!
GM : うぐっ、仕方ない・・・・・・(ダイスを振る)あ、クルティカルしました。
アプフェル : くっあー!?
グラーフ : 6ゾロ・・・・・・だと・・・・・・? あんた何者だ(笑)。
GM : はっ、緑谷明澄です(一同笑)。
・・・と、爆運を見せつける 緑谷 GMのダイス目も注目ですが、何よりも 鈴吹太郎 先生や
遠藤卓司 先生の助力を得て洗練されたシナリオがポイント。ミドルフェイズの段階で
お腹いっぱいなところにクライマックスフェイズへの畳み掛ける構成と攻勢が絶妙です。
更にそのセッションを盛り上げるプレイヤー諸氏のロールプレイが熱い。
・大竹みゆ さん (TRPG部 「ルティナス」 部長、声優)
・井上純弌 先生 (ゲームデザイナー、イラストレーター)
・菊池たけし 先生 (「F.E.A.R.」 代表取締役副社長、ゲームデザイナー)
・小太刀右京 先生 (ゲームデザイナー、ライター)
(相変わらず)殺意が高くツンデレ要素のある “シルダ”、「オラクル」のイメージを覆す
“アプフェル”、格好良いセリフがバンバン飛び出す苦悩の帝国軍人 “ミハエル”、
真帝国に弓引く名の知れた船長 “グラーフ”。コネクションも見どころです。
最終的には 「アルシャード」 のゲームデザイナーである 井上 先生をも唸らせた
世界の危機とその顛末はまさに必読の価値があると言って良いでしょう。ここから
話がどこへ向かうのか、どうクロスオーバーしていくのか目が離せない状況です。
最後の一角、緑谷明澄 先生/F.E.A.R. 担当のリプレイを読ませて頂いております。
(イラスト:しのとうこ 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06 】
アプフェル : 《スノトラの英知》! 振り直せっ!
GM : うぐっ、仕方ない・・・・・・(ダイスを振る)あ、クルティカルしました。
アプフェル : くっあー!?
グラーフ : 6ゾロ・・・・・・だと・・・・・・? あんた何者だ(笑)。
GM : はっ、緑谷明澄です(一同笑)。
・・・と、爆運を見せつける 緑谷 GMのダイス目も注目ですが、何よりも 鈴吹太郎 先生や
遠藤卓司 先生の助力を得て洗練されたシナリオがポイント。ミドルフェイズの段階で
お腹いっぱいなところにクライマックスフェイズへの畳み掛ける構成と攻勢が絶妙です。
更にそのセッションを盛り上げるプレイヤー諸氏のロールプレイが熱い。
・大竹みゆ さん (TRPG部 「ルティナス」 部長、声優)
・井上純弌 先生 (ゲームデザイナー、イラストレーター)
・菊池たけし 先生 (「F.E.A.R.」 代表取締役副社長、ゲームデザイナー)
・小太刀右京 先生 (ゲームデザイナー、ライター)
(相変わらず)殺意が高くツンデレ要素のある “シルダ”、「オラクル」のイメージを覆す
“アプフェル”、格好良いセリフがバンバン飛び出す苦悩の帝国軍人 “ミハエル”、
真帝国に弓引く名の知れた船長 “グラーフ”。コネクションも見どころです。
最終的には 「アルシャード」 のゲームデザイナーである 井上 先生をも唸らせた
世界の危機とその顛末はまさに必読の価値があると言って良いでしょう。ここから
話がどこへ向かうのか、どうクロスオーバーしていくのか目が離せない状況です。
『7秒後の酒多さんと、俺。』
おっちょこちょいな美少女 “酒多” さんが7秒後に放つ悲鳴が聞こえる “朗”。
奇妙な縁で繋がる二人たちを描く 淺沼広太 先生の新作を読ませて頂きました。
(イラスト:飴沢狛 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02 】
淺沼 先生の作品はこれが初読み? ・・・じゃない。『ようこそ青春世界へ!』 があった。
まぁ、それはともかく。まず言えるのは 「とても読みやすくて面白かった」 という点。
小一時間もしないで読み終えられたような。それだけ自然な文章だったのではないかと。
異能の力を持つ “朗”、ドジッ娘属性を有する “酒多” さん、そんな彼女をずっと
見守り続けてきた “縁”、それぞれに思うところがあって、胸に潜める悩みがある。
そんな彼らの機微をラブコメという舞台にのせて上手く演出できていたのではないかと。
3人の関係に割り込んできた “信人” も無関係なようでいて要所要所では持ち味を
如何なく発揮してくるところも面白かったです。ムダにハイスペックなようですし。
シリーズの出だしとしては良い滑り出しではなかろうかと思いつつ推薦しておきます。
奇妙な縁で繋がる二人たちを描く 淺沼広太 先生の新作を読ませて頂きました。
(イラスト:飴沢狛 先生)
【 http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_02 】
淺沼 先生の作品はこれが初読み? ・・・じゃない。『ようこそ青春世界へ!』 があった。
まぁ、それはともかく。まず言えるのは 「とても読みやすくて面白かった」 という点。
小一時間もしないで読み終えられたような。それだけ自然な文章だったのではないかと。
異能の力を持つ “朗”、ドジッ娘属性を有する “酒多” さん、そんな彼女をずっと
見守り続けてきた “縁”、それぞれに思うところがあって、胸に潜める悩みがある。
そんな彼らの機微をラブコメという舞台にのせて上手く演出できていたのではないかと。
3人の関係に割り込んできた “信人” も無関係なようでいて要所要所では持ち味を
如何なく発揮してくるところも面白かったです。ムダにハイスペックなようですし。
シリーズの出だしとしては良い滑り出しではなかろうかと思いつつ推薦しておきます。
『お嬢様のメイドくん』
大樹連司 先生が送る、時代のナナメ上を行くオトコの娘ラブコメ。主人と従者、
女の子とオトコの娘が名門女子高へ通うことから始まる物語を拝読しました。
(絵 : ま@や 先生)
【 http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804196 】
凰翔学園へ通うことになった “雪風” が学園内で巻き込まれる騒動であるとか、
倒錯した関係であるとか、何よりも学園の特異な気風についつい目を奪われがち
になりますが、この話のポイントはやはり “咲夜” お嬢様が学園に登場してから。
それまでのお祭り気分を一気に払拭するかのような、厳しい現実と抗えない過去に
翻弄されてきた少女と少年の内面が、苦悩が、葛藤が見えたことで物語に緊張感と
深さを与えてくれたように思います。
そうであるが故に、安易に 「オトコの娘萌え」 という要素を残さない、とても
読み応えのある作品に仕上がっていると感じました。丸く収めているところも
良かったと思います。ラブコメ全開な続刊が出ても問題ないのではないかと。
「一迅社文庫」 も頑張ってます! ということでオススメしておきます。
女の子とオトコの娘が名門女子高へ通うことから始まる物語を拝読しました。
(絵 : ま@や 先生)
【 http://data.ichijinsha.co.jp/book/booksearch/booksearch_detail.php?i=75804196 】
凰翔学園へ通うことになった “雪風” が学園内で巻き込まれる騒動であるとか、
倒錯した関係であるとか、何よりも学園の特異な気風についつい目を奪われがち
になりますが、この話のポイントはやはり “咲夜” お嬢様が学園に登場してから。
それまでのお祭り気分を一気に払拭するかのような、厳しい現実と抗えない過去に
翻弄されてきた少女と少年の内面が、苦悩が、葛藤が見えたことで物語に緊張感と
深さを与えてくれたように思います。
そうであるが故に、安易に 「オトコの娘萌え」 という要素を残さない、とても
読み応えのある作品に仕上がっていると感じました。丸く収めているところも
良かったと思います。ラブコメ全開な続刊が出ても問題ないのではないかと。
「一迅社文庫」 も頑張ってます! ということでオススメしておきます。