2011年01月08日

『ミスマルカ興国物語(8)』

「角川スニーカー文庫」 の屋台骨を支える 林トモアキ 先生の大人気シリーズ。
前巻の引きからファンの注目を集める第2部がいよいよ幕を開ける形となります。
(イラスト:ともぞ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200907000518


「治世の能臣、乱世の奸雄」 なんて言葉が頭を過ぎるのは私だけではないかも。
前巻のラストを受けての “マヒロ” の在り様を見ている分には。そんな彼の様子に
戸惑い、やきもきする帝国側の姿勢が、特に “ルナス” の言動に表れているかと。

もちろん戸惑っているのは彼自身でもあるワケで。父という目標も失い、生き残って
しまったことに疑念すら抱くような “マヒロ” を再び 「蛇」 として甦らせんと
発破をかける対象となるのがかつての仲間である “パリエル” や “シーナ” たち。

帝国が手を焼く抵抗勢力の立てこもる城を陥落させる下命に “マヒロ” がとった
奇策を見るに 「命を懸ける」 ことの意味を見失っていないのは確か。“ルナス” が
敷いたシナリオに乗る彼が行く先に期待を寄せつつ、次巻を待つことに致しましょう。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『百億の魔女語り(2) やっぱり都会の女なのね、そうなのね。』

竹岡葉月 先生の新シリーズ、魔女と現代科学が混在するファンタジーラブコメ。
1巻から様子を見させて頂きましたが、2巻も納得の内容でしたのでご紹介です。
(イラスト:中山みゆき 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_03


前巻を様子見した理由はその内容がこの第2巻への大きな導線だと思ったから。
いや、それ単体でもトリッキーで面白いことしてくれるなぁ、と感じてはいたのですけど。
やはり3人の魔女が街に出てきてからが本番かな、という気がして。

現役時代から “アルト” に心を寄せる “フォリーナ” の登場で俄然騒がしくなる
彼の周辺も面白いですが、現代科学に魔術が絡む世界観の描写が中々に魅力的です。
ホームに戻ってきて “アルト” も随分と見せ場が増えています。

そしてやはり注目すべきは “アルト” の妹 “アディリシア”。「FB Online」 に掲載の
連載小説などを見る限りではどうやら一癖も二癖もある人物のようで。今巻の引きが
どう繋がっていくのか、次巻の刊行がとても楽しみです。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/03novels/03_1101majo/03_1101majo.html

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『氷結鏡界のエデン(5) 絶対聖域』

ドラマCDも発売となり、人気度の高まりを感じさせる 細音啓 先生の本作。
“シェルティス” の過去に絡む人物がまた1人、その存在をあらわにします。
(イラスト:カスカベアキラ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201004000023


“シェルティス” と “ユミィ” の似たもの同士的なエピソードから始まる
「統政庁」 訪問と新たな騒動。“シェルティス” と “イグニド” の邂逅、
“イリス” の過去、“ユミィ” の選択・・・見どころはたくさんあります。

その中でも注目なのは “イーシャ” の姉にして練護士筆頭の “イシュタル”。
平時と戦時でキャラクターを使い分けて “シェルティス” たちを翻弄するだけ
でなく、前作 『黄昏色の詠使い』 との絡みも匂わせてくるところは特に。

“華宮” と “ヴァイエル” はのんびりと順調に距離が縮まりつつあるよう
ですし、“モニカ” も気苦労が絶えないのは相変わらず。そんな彼女たちの
預かり知らぬところで進んでいく思惑の表出と絡み具合が引き続き楽しみです。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『乙女はお姉さまに恋してる2 〜二人のエルダー〜』

ゲーム公式シナリオライター&イラストレーターが紡ぎ出すもう一つのドラマを
ご堪能ください、ということで手に取らせていただいた 嵩夜あや 先生の作品です。
(イラスト:のり太 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/otome/


はい、ということで原作は未プレイな身です。前作はやりましたが。何しろ時間が。(^^ヾ
ただ、嵩夜 先生が自ら執筆されているので違和感なく世界観に浸れるのは間違いなく。
もう、それは色んなシーンが頭の中にフラッシュバックするくらいには。

「聖應女学院」 に入学してからだんだんとその生活に慣れていく様子と、本来の
性別を意識させられる出来事の去来に男女の境界線が混濁していくことへの懊悩と、
それでも女学院の生徒として斯く在らんとする言動を見せる “千早” が魅力的です。

もちろん、ここまで魅力的に映るのは のり太 先生のイラストもあってのことですが。
“薫子” や “香織理” たち同級生メンバー、“史” や“雅楽乃” たち下級生メンバー
とのやりとりにもそれぞれ目を引くところがあって最後まで一気に、楽しく読めました。


ということで巻数が入っていなかったので油断していたのですが続き物になるそうで。
ういらあくる 先生のコミカライズで明らかになっていない部分を補完させてもらった
更にその先をどう見せていただけるのか、楽しみにしたいところであります。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『enigmatic LIA4』

同じく 「コミックマーケット79」 にて 「ビジュアルアーツ」ブースより販売の、
「queens label」 が満を持して世に送り出した 『Anthemical Keywords』 SIDE、
『Anthemnica L's core』 SIDE の2枚組構成となるCDです。

http://blog.lias-cafe.com/?eid=1061867


『Anthemical Keywords』 SIDE が 「清」 とするならばその対極、「濁」 としての
『Anthemnica L's core』 SIDEについて触れておくことにしようかと思います。いや、
通して聴いてみて私的に大好物な感じでしたので。

何で大好物かというと、聴いていてほぼ違和感がない仕上がり具合であったため。
『絆-kizunairo-色 (kors k vs REDALiCE Remix)』 からガツンとノせてくるのと
『願いが叶う場所 (JAKAZiD's Nu Hardcore Breaks Mix)』 からの怒涛の攻勢が特に。

JAKAZiD 氏のリミックスが今回は一番胸に響きました。というか気が昂って涙出ました。
これも収録曲を全部どこかの箱で流してほしいと思います。そして体を動かしたいw。
他の曲もイイものだらけで買っておいて間違いはないと断言できます。オススメです。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

『plan B』

「コミックマーケット79」 の 「EXIT TUNES」 ブースにて販売されておりました
冬コミ限定書き下ろしマキシシングル、という位置付けのこの1枚。初日で完売
という結果が Ryu☆ 氏の人気の高さを窺わせます。

http://exittunes.com/event/c79/


『plan B』 『White Garden』 『COME BACK TO MY HEART (Ryu☆Remix)』 と曲が
遷移していく中で BPM がおよそ 151、135、180 と推移していくワケですがどれも
ダンサブルです。是非イベントなど開催して全曲を箱で流して欲しいところです。

・・・これ、ホントに再販しないんですかね? どれもかなり気に入ってるんですが
聴く方が限られてしまうというのは何とも惜しい気がします。まぁ、Ryu☆ 氏の
3rd アルバムなど出る際にこっそり収録されることを期待しておくことにします。

話を戻して、Mayumi Morinaga さんの歌声も魅力的なのがポイントですね。曲と
合っている感じが良いかと。ということで、何か機会がありましたら聴いてみて
頂きたいと是非是非オススメする次第です。


#握手&サイン会イベント、参加させて頂きました。改めて御礼申し上げます。

http://twitpic.com/3l7ju3

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD