2011年01月08日

『乙女はお姉さまに恋してる2 〜二人のエルダー〜』

ゲーム公式シナリオライター&イラストレーターが紡ぎ出すもう一つのドラマを
ご堪能ください、ということで手に取らせていただいた 嵩夜あや 先生の作品です。
(イラスト:のり太 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/otome/


はい、ということで原作は未プレイな身です。前作はやりましたが。何しろ時間が。(^^ヾ
ただ、嵩夜 先生が自ら執筆されているので違和感なく世界観に浸れるのは間違いなく。
もう、それは色んなシーンが頭の中にフラッシュバックするくらいには。

「聖應女学院」 に入学してからだんだんとその生活に慣れていく様子と、本来の
性別を意識させられる出来事の去来に男女の境界線が混濁していくことへの懊悩と、
それでも女学院の生徒として斯く在らんとする言動を見せる “千早” が魅力的です。

もちろん、ここまで魅力的に映るのは のり太 先生のイラストもあってのことですが。
“薫子” や “香織理” たち同級生メンバー、“史” や“雅楽乃” たち下級生メンバー
とのやりとりにもそれぞれ目を引くところがあって最後まで一気に、楽しく読めました。


ということで巻数が入っていなかったので油断していたのですが続き物になるそうで。
ういらあくる 先生のコミカライズで明らかになっていない部分を補完させてもらった
更にその先をどう見せていただけるのか、楽しみにしたいところであります。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『enigmatic LIA4』

同じく 「コミックマーケット79」 にて 「ビジュアルアーツ」ブースより販売の、
「queens label」 が満を持して世に送り出した 『Anthemical Keywords』 SIDE、
『Anthemnica L's core』 SIDE の2枚組構成となるCDです。

http://blog.lias-cafe.com/?eid=1061867


『Anthemical Keywords』 SIDE が 「清」 とするならばその対極、「濁」 としての
『Anthemnica L's core』 SIDEについて触れておくことにしようかと思います。いや、
通して聴いてみて私的に大好物な感じでしたので。

何で大好物かというと、聴いていてほぼ違和感がない仕上がり具合であったため。
『絆-kizunairo-色 (kors k vs REDALiCE Remix)』 からガツンとノせてくるのと
『願いが叶う場所 (JAKAZiD's Nu Hardcore Breaks Mix)』 からの怒涛の攻勢が特に。

JAKAZiD 氏のリミックスが今回は一番胸に響きました。というか気が昂って涙出ました。
これも収録曲を全部どこかの箱で流してほしいと思います。そして体を動かしたいw。
他の曲もイイものだらけで買っておいて間違いはないと断言できます。オススメです。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

『plan B』

「コミックマーケット79」 の 「EXIT TUNES」 ブースにて販売されておりました
冬コミ限定書き下ろしマキシシングル、という位置付けのこの1枚。初日で完売
という結果が Ryu☆ 氏の人気の高さを窺わせます。

http://exittunes.com/event/c79/


『plan B』 『White Garden』 『COME BACK TO MY HEART (Ryu☆Remix)』 と曲が
遷移していく中で BPM がおよそ 151、135、180 と推移していくワケですがどれも
ダンサブルです。是非イベントなど開催して全曲を箱で流して欲しいところです。

・・・これ、ホントに再販しないんですかね? どれもかなり気に入ってるんですが
聴く方が限られてしまうというのは何とも惜しい気がします。まぁ、Ryu☆ 氏の
3rd アルバムなど出る際にこっそり収録されることを期待しておくことにします。

話を戻して、Mayumi Morinaga さんの歌声も魅力的なのがポイントですね。曲と
合っている感じが良いかと。ということで、何か機会がありましたら聴いてみて
頂きたいと是非是非オススメする次第です。


#握手&サイン会イベント、参加させて頂きました。改めて御礼申し上げます。

http://twitpic.com/3l7ju3

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

2011年01月01日

『アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ(3) 孤立無援の大ピンチ』

「無印」 第5巻の無茶振りから続く死の行進。社長、副社長の想いにどう応えるか。
田中信二 先生/F.E.A.R. のマスタリングに注目が集まります。
(イラスト:猫猫猫 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201008000128


  たのあきら : どうしてそこまでしてお互いに無茶振りをし合うんですか?
  GM : そうですよ。しかもそのしわ寄せは私にくるんですから(笑)。
  鈴吹・きくたけ : だってその方が面白いんだもん!(笑)
  たのあきら : 駄目だこの会社(笑)。


・・・とは言うものの、着実にエンターテインメント性あふれるシナリオに仕上げてくる
姿勢と実行力には毎度敬服することしきりです。というか 「なんだってー!!?」 の
使いどころが多すぎる事実の連続でこちらも驚かされっぱなし。特に “ドラン” とか。

絶対的不利な状況における高度な駆け引き、熾烈を極める戦闘、と見どころも満載。
“マルセル” の裏目力がここまで映える話運びや、GMと “ドラン” の出目の違いが
命運を分けまくる力の応酬も注目に値するものがあるかと。防具の件は心配しましたが。

猫猫猫 先生のイラストも上手く使われてました。“ギィ” と “オーレリー” が
対峙するあたりのカットの入れ方とか好きですね。最後の力を振り絞る “アキナ” の
気迫ある様子を描いた挿絵も印象深いものがありました。


無茶振りはどこまで進化すればいいのか。「エンジェルファイヤー」 の4人の
今後の活躍に引き続き期待したいと思います。・・・田中 先生のご武運を祈りつつ。

posted by 秋野ソラ at 01:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『GJ部(4)』

新木伸 先生のゆるふわ4コマ小説も気が付けば丸1年。気が付けば書店平積みの
減り具合も早くなっている、そんな気がする最新第4巻の登場です。
(イラスト/あるや 先生)

http://gagaga-lululu.jp/gagaga/newrelease/index.html#01


“森” さんの謎がますます深まった・・・w。口絵の一回転、あるや 先生いい仕事を
されています。“キョロ” の妹の名前が判明したり、“綺羅々” の妹がキャラデザも
決まっていてさりげなく登場してきたり、と隠し要素にニヤリとさせられます。

「スーパーキョロ」 に色めき立つ女性陣やバレンタイン・デーにやきもきする
“キョロ”、相変わらず一般常識が欠落した “紫音” のとまどいぶりなど、
今巻も微笑ましいエピソードを満喫させてもらいました。・・・てか「協定」て。(w

キャラクター最優先の本作が2年目突入となる第5巻の刊行をすでに決めている
ということで嬉しいです。バックボーンとなるストーリーも無しにここまで波に
乗れているのもライトノベルであるが故でしょうか。ともあれ続刊に期待です。

posted by 秋野ソラ at 01:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル