2010年12月04日

『アリアンロッド・サガ・リプレイ(5) 激闘のピースメイカー』

菊池たけし 先生/F.E.A.R. のシリーズ最新巻であると同時に 『〜ブレイク』 からの
無茶振りに対してどう応えていくのかが注目の第5巻が刊行されております。
(イラスト:佐々木あかね 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201008000126


「ライオン天狗」とか、何てトコを 佐々木あかね 先生に挿絵指定してるんすか。(w


先ほど述べた前振り、「グラスウェルズ」 からの救援要請を受けて国対国の戦乱という
色合いが強く感じられる内容となっております。「大規模戦闘ルール」 を適用しての
城攻めとか、ホントに三国志みたいなイメージが頭の中をかすめていきましたよ。

まぁ、そういった大規模戦闘の面白さもありますが、そこに至るまでの過程、派兵決定から
情勢を踏まえて実際にどうやって軍を動かすか決める軍議のやりとりにもぜひ注目して
おきたいところです。“アル” からのネタバレ告白もありますし。

・・・それにしても “ステラ” 姉様のキャラの壊れっぷりとか、“ピアニィ” の強兵策とか
コメディ全開な所と対比するかのようなラスボスの死闘とかエンディングフェイズの
シリアスな展開には驚かされますね。2年も隠し通した伏線とかもうね。


「アルディオン大陸」 に訪れる一大転機。それを纏めるのは 「平和を作る者」 としての
器か、あるいは 「戦略兵器」 としての力か。次巻の動向が楽しみな流れになりました。


#今度は 「〜デスマーチ」 に無茶振りされちゃってますよ〜。(w

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『アリアンロッド・サガ・コンチェルト(1)』

『アリアンロッド・サガ・リプレイ』、通称 「無印」 の挿絵担当としてもおなじみの
佐々木あかね 先生が描く、菊池たけし 先生/F.E.A.R 原作の王道学園ファンタジー。
「電撃G's Festival! COMIC」 にて連載中の本作が1冊にまとまっての登場です。

http://dc.dengeki.com/


  「あ あのっ・・・・・・」
  「ためしに・・・」
  「殺してみてもいいでしょうかっ」

って、しょっぱなからこのセリフですか、姫様は。この頃からすでに殺意高ッ。(w
まだまだ不安定ながらもすでに 「フロストプリズム」 が撃てるあたりとか特に。
“セシル” が気苦労で倒れないか思いやられるというか、その辺どうなの的な。(^^;

その彼が所属する羽目になったギルドのメンバー、“ラミリーズ” “ニナ” そして
“ピアニィ” に1話1話、焦点を当てて紹介しながら最後に “ピアニィ” の母親が
残した大事なものを見つけにダンジョンアタックするまでが収録されています。

・・・というか、あの母親はどこまで強いんだ。でも、“ヤンヤン” を連れ添っている
理由付けがこれで上手くいったので良しとしましょう。「がんばれエルザ先生!!」 も
含めた彼女の先生ぶりも気になりますし、ぜひとも注目しておきたいシリーズです。

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス

『101番目の百物語(2)』

サイトウケンジ 先生が綴る、「百物語の都市伝説」 を巡る主人公を軸に据えた
ノンストップ学園アクションラブコメ。新キャラを迎えての第2巻、登場です。
(イラスト:涼香 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=26579


今回扱う都市伝説は 「人喰い村の噂」 と 「妖精の神隠し」、ということに
なりますが、前巻と同様にそれぞれが単一の物語として動くだけでなく、設定も
含めて絶妙に絡み合う話の構成具合は秀逸と言う他にありません。流石です。

今巻では “モンジ” だけでなく “キリカ” も結構な窮地に陥りますがそこは
“一之江” も含めた 「ロア」 の力も上手に駆使して乗り切ってくれています。
そのあたりの解決方法も読み応えのある点として評価できるかと。

前巻で一番人気となった “キリカ” の可愛らしさというか 「魔女」 らしい
振り回しっぷりもさることながら、“一之江” のヤキモチ焼きぶりも相変わらずで
とても満たされた感じがします。ということで次巻の刊行にも期待しておきます。


#“アラン” のピュアボーイぶりも何気に微笑ましくて好きだなぁ。

posted by 秋野ソラ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル