2010年11月27日

『トリニティ×ヴィーナスSRSライト:TRPGリプレイCD【イーグルの乱】』

合鴨ひろゆき 先生の『トリニティ×ヴィーナス(4)』、そして 三輪清宗 先生の
『欺きのウォーシンドローム Replay:トリニティ×ヴィーナスSRS』 とで応募していた
『トリニティ×ヴィーナス』クライマックスキャンペーンのCDが届いたのでご紹介です。

http://www.fear.co.jp/tvs/
http://comicrush.anisen.tv/e246571.html


まずは出演者と収録内容のご紹介です。

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 《 出演者 》

  是空とおる : ゲームマスター

  下野紘   : 主役   (プレイヤーキャラ01)
  原田ひとみ : ヒロイン (プレイヤーキャラ02)
  今井麻美  : 支援役  (プレイヤーキャラ03)
  安元洋貴  : 責任者  (プレイヤーキャラ04)

  三輪清宗  : システムサポート
                        ※以上敬称略


 《 収録内容 》

  TRACK01[ 08:42 ] : プロローグ
  TRACK02[ 12:28 ] : キャラクターフェイズ
  TRACK03[ 07:21 ] : オープニングフェイズ
  TRACK04[ 14:58 ] : ミドルフェイズ
  TRACK05[ 22:31 ] : クライマックスフェイズ
  TRACK06[ 06:51 ] : エンディングフェイズ
  TRACK07[ 01:04 ] : お礼と諸注意
 ______________________________


ということで商業GMデビューおめでとうございます〜、是空とおる 先生。これまで
リプレイではキャラクターをやっていたり傍で後ろに控えてたり、という場面しか
なかったので 「何でかな?」 と思ったらそういう理由だったんですね。納得です。

まず 「トリニティ×ヴィーナスSRSライト」 の解説をしておくと、長時間かかる
だとか、初心者には難しそう、といったTRPG特有の問題を解決すべく1時間ほどで
完結できる簡易ルールのゲームシステムを差します。通称 「ワンアワーシステム」。


過去、リプレイというものはテキストに起こすだけでなく、リファインしてドラマCDに
にしたり、最近ではキネティックノベル化したり、などという形で現場の様子を間接的に
伝えてきましたが、これは約1時間まるごとそのままにお届けするまさに真のリプレイ。

キャラメイクでワイワイ騒いだり、ダイスの目に一喜一憂する様子がダイレクトに
届きます。それも声優さんの演技付きで。そこはホントずるいなぁ、って思いますが
声でお仕事されている方々ですからそこは大人しく脱帽ということで。


TRPGで昔遊んだことがある、という 安元洋貴 さんの的確なアドバイスに支えられて
下野紘 さんの熱血なキャラクターがチーム全体を前のめりに引っ張っていくスタイル。
女性陣は・・・何とも個性的なキャラクターに落ち着いてしまっていましたが。(^^ヾ

発生した事件にどう対処していくか一緒に考える場面や、慣れないながらもバトルでは
各々の能力を活かしてあれやこれやとダメージを叩き出し、受け止め、そして最後には
勝利を掴み取るまでの過程が、とても楽しげな雰囲気と共に伝わってきました。


「トリニティ×ヴィーナスSRSライト」 の初GMを務めた 是空 先生を始めとして、
これだけ初心者を集めても遊べるんだ、ということを示すリプレイ本来の意義も
十分に果たせたのではないかと思います。実験としては成功と言えるでしょう。

また機会があればこういったリプレイを出してみるのもアリかと思いつつ、参加された
主演者の皆様ならびにスタッフの皆様、お疲れさまでございました〜。

posted by 秋野ソラ at 01:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | CD

『はぐれ勇者の鬼畜美学[エステティカ](3)』

勇者と魔王、剣と魔法、といったキーワードが全体的に散見されるレーベルと
なりつつある 「HJ文庫」 にて上梓している 上栖綴人 先生の最新巻となります。
(イラスト/卵の黄身 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup1011.php#novel101105


今巻は更に挿絵がえちぃを通り越してエロい方向へ進化していたので通勤途中に
読むのはなかなか気苦労が要る感じでしたが、“美兎” もようやく素直になったな
というところが如実に表せていたのでよろしかったかと思います。

“フィル” が 「勇者」 に固執する理由、「BABEL」 の生徒たちを凌駕する力の背景。
“暁月” が彼と対峙する最中で見えてきた異世界 「アレイザード」 との切っても
切れない縁が上手い具合に絡み合ってきた感じがします。

片や 「生徒会」 の面々、“暁月” の兄、“海堂” といった現実世界のこと。片や
「シェルフィード」王国の面々、そして “リスティ” といった 「アレイザード」 の
こと、と “暁月” の周囲を取り巻く状況の予断の無さに注目しておきたいところです。

posted by 秋野ソラ at 01:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『魔法の材料ございます(5) ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』

何かと評価の上がり具合を感じる 葵東 先生の 「魔材」。第5巻は “三代目” の
アキレス腱となりつつある “サシャ” に改めてスポットが当たります。
(イラスト:蔓木鋼音 先生)

http://ga.sbcr.jp/novel/mahou/


まずはようやく “三代目” の容姿が活かされた、という感じです。イラスト的には
これまで 「そう?」 という感覚でしたので。それでも新しく登場した女性キャラに
好感を持たれるあたりはその病的なまでの信念ゆえ、といったところでしょうか。

で、話の本筋である “サシャ” ですが、いわくのある騎士様に言い寄られて戸惑い
ながらもとりあえず気持ちは定まったかな・・・・と思ったらつけ入られる隙は残してそう。
大丈夫だとは思うんですがね。ちょっと不安ですね。

ということで今回の騒動から “三代目” が正面きって 「クラウト王国」王宮側と
対峙していく流れが鮮明になってきました。“タバラン” や “タトラ” の動きも
矮小になったとはいえ気になるところですし、次巻も注視が必要と言えるでしょう。

posted by 秋野ソラ at 01:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『妖異暗躍譚(3) 青梅の幽香 Replay:天下繚乱RPG』

  原作: 小太刀右京
  著: 三輪清宗
  ビジュアルライズ: すがのたすく

以上敬称略、ということで 「あの井上純弌が泣いた!」 と書かれたオビの煽りが
目に惹かざるをえない 「天下繚乱RPGリプレイ」 第3巻、読者の高い支持を得て
満を持しての登場です。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861768026.html


・・・あと1ヶ月遅れてたら 「あの中国嫁日記の〜」 と枕詞が付いてもおかしくない。(w


鋼屋ジン 先生が冒頭から仕掛けてきたネタで “ホームズ” 氏が勝手にピンチです。
ただ、そのネタとレベルアップの効果も相まってメタ視点モードの目が超人じみた
変化を見せておりますが。そのへんは 鋼屋 先生のロールプレイをご確認頂きたく。

それと、同人誌でも見せていた すがのたすく 先生の “鳥居” に対する愛の深さを
確かめられたのは重畳と言うべきでしょうか。キャラクター的には “小十郎” に随分
想いを寄せているんですけど、垣間見えるギャップが微笑ましいところです。

“茜” と “真白”、“小十郎” と “新九郎”、“ホームズ” と “森脇”、そして
今巻一番の見せ場となる “金銀” と “細川ガラシャ” の関係が物語により一層の
厚みを加え、面白さを増してきています。1月中旬発売予定の次巻が楽しみです。


#“東雲” は “茜” たちの容赦ない要求によく耐えた! 頑張りました!(^^;

posted by 秋野ソラ at 01:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年11月23日

『このライトノベルがすごい!2011』

ということで 「ライトノベルBESTランキング ウェブアンケート」 のページで回答しました。
その他諸々の結果が今年も1冊にまとまりましたので所感など述べておこうと思います。
(イラスト:ヤスダスズヒト 先生)

http://tkj.jp/book/?cd=01796301


・・・ググってもなぜか上記のページが出てこないのはなんでだろう、と思いつつ。


それにしても 「作品部門」 「キャラクター女性部門」 「キャラクター男性部門」 そして
「イラストレーター部門」 をも席巻するまさかの4部門制覇は予想していませんでした。
・・・個人的には違和感を残す感じではありますけどね。

作品部門の 「BEST60」 に挙げられているタイトルのうち、既読なのは 「42 作品」。
読者層から見たトレンドっぽいところは読みにいってるのかな、というところでしょうか。
個人的には 杉井光 先生の作品が初めて BEST10 入りした点を嬉しく感じるところです。

キャラクター女性・男性部門、ならびにイラストレーター部門の特筆すべきは合計点数を
投票者数で割った平均値が軒並み 2.5 を超えるというダントツの人気ぶり。アニメ効果と
見ていいのかどうか、一概には言えないかも知れませんが確かに凄い勢いを感じました。


ランキング以外の部分も追っていきましょう。新人賞を受賞したタイトルが 45 作品ほど
紹介されておりますが、その中で読んだことがあるのは 「32 作品」。最近、新人さんの
タイトルも読むようにしようとした結果の表れ、と言えるかと。

「LNF読書会」 でも触れましたが、「電撃文庫」 は受賞作が奮わない分を最終選考作が
補ったような気がします。そして 「ファミ通文庫」 の新人作が今回かなり健闘したと
思っています。『ココロコネクト』 を特に推しておきたいです。


ジャンル別ガイド 「今、面白いライトノベルはコレだ!」 で紹介されている 230 作品。
まずそれぞれで読んだことのあるタイトルを数えてみると以下のような結果となりました。

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  世界の命運!       : [ 14 / 23 ] (= 60.9 %)
  働く人々         : [ 14 / 21 ] (= 66.7 %)
  愛しき日常        : [ 21 / 31 ] (= 67.7 %)
  恋がいっぱい       : [ 24 / 31 ] (= 77.4 %)
  忍び寄る闇        : [ 9 / 23 ] (= 39.1 %)
  バトル!バトル!バトル! : [ 7 / 23 ] (= 30.3 %)
  微笑みと涙と       : [ 6 / 15 ] (= 40.0 %)
  いざ、冒険へ!      : [ 9 / 21 ] (= 42.9 %)
  ノベライズ        : [ 1 / 7 ] (= 14.3 %)
  リプレイ         : [ 10 / 15 ] (= 66.7 %)
  ボーダーズ        : [ 0 / 13 ] (= 0.0 %)
  モダンクラシックス    : [ 4 / 7 ] (= 57.1 %)
 _______________________________


最初に言っておきたいのは 「リプレイの記事を全部書いてる 高橋義和 氏がスゲェ!」
ということ。自分は 「グループSNE」 「F.E.A.R.」 系のしか読んでないからこれだけの
シリーズを読んで、なおかつ記事まで書くのがマジでハンパないと素直に思いました。

既読総計は 「119」。半分以上か。「リプレイ」の割合が高いのは相変わらずとして
タイトル数が多いにも関わらずパーセンテージの高い 「愛しき日常」「恋がいっぱい」
を見るとやはり 「日常系」「ラブコメ」 あたりが自分の好みなのかな、とも思ったり。

あとは各ジャンルごとに、特にオススメしておきたい作品を列挙して筆を置くことと
致しましょう。・・・この先1年、また面白い物語たちに出会えることを期待しつつ。


 「世界の命運!」
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  『ヘヴィーオブジェクト』
  『蒼穹のカルマ』
  『アクセル・ワールド』
  『氷結境界のエデン』
  『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン』
  『ミスマルカ興国物語』
  『剣の女王と烙印の仔』
  『小さな魔女と空飛ぶ狐』


 「働く人々」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『なれる!SE』
  『レイセン』
  『魔法の材料ございます ドーク魔法材店三代目仕入れ苦労譚』
  『レンタル・フルムーン』
  『アイゼンフリューゲル』
  『神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルシリーズ』
  『神様のメモ帳』
  『本日の騎士ミロク』
  『狼と香辛料』
  『「オオカミさん」シリーズ』


 「愛しき日常」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『這いよれ! ニャル子さん』
  『さくら荘のペットな彼女』
  『パパのいうことを聞きなさい!』
  『僕は友達が少ない』
  『あかね色シンフォニア』
  『バカとテストと召喚獣』
  『GJ部』
  『うちのメイドは不定形』
  『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』


 「恋がいっぱい」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『ロウきゅーぶ!』
  『10歳の保健体育』
  『まよチキ!』
  『101番目の百物語』
  『IS〈インフィニット・ストラトス〉』
  『SH@PPLE ─しゃっぷる─』
  『はぐれ勇者の鬼畜美学』
  『みすぷり!』
  『ハイスクールD×D』
  『迷い猫オーバーラン!』
  『六畳間の侵略者!?』


 「忍び寄る闇」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『煉獄姫』
  『月見月理解の探偵殺人』


 「バトル!バトル!バトル!」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『東京レイヴンズ』
  『カンピオーネ!』
  『とある魔術の禁書目録』


 「微笑みと涙と」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『サクラダリセット』
  『「文学少女」シリーズ』
  『とらドラ!』
  『さよならピアノソナタ』
  『とある飛空士への恋歌』


 「いざ、冒険へ!」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『クロノ×セクス×コンプレックス』
  『星刻の竜騎士』
  『アリアンロッド・サガ』
  『ソードアート・オンライン』
  『星図詠のリーナ』
  『蒼海ガールズ!』
  『「笑わない科学者」シリーズ』


 「ノベライズ」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『STEINS;GATE ─シュタインズゲート─ 円環連鎖のウロボロス』


 「リプレイ」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア』
  『アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ』
  『アルシャードガイア リプレイ 君といるセカイ』
  『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・ジェネシス』
  『妖異暗躍譚 Replay:天下繚乱RPG』
  『ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち』



#「LNF読書会」の予想、結構イイ線いってたんじゃないですかね。

# ◆ このライトノベルがすごい!2011 作品ランキング予想
# 【 http://lnf.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-ab6f.html

posted by 秋野ソラ at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年11月20日

『藍坂素敵な症候群(3)』

フェチ系美少女学園ストーリー、と銘打った 水瀬葉月 先生のシリーズも3巻め
にして最終巻。幕引きを惜しむ気持ちを胸に、気合を入れて読ませていただきました。
(イラスト/東条さかな 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1011.php#new8


あぁ、もうエピローグが秀逸! 期待を裏切らない偏執的な “浩介” の独白が
タイトルにもある想いの強さをことのほか強調していて、ある意味こっ恥ずかしい
くらいです。見事な大団円でした。間違いなく良作としてオススメしておきます。

史上最大の凶悪な 「耽溺症候群」 に罹患した相手と立ち向かう合間に “空” が
凄く可愛らしく見える言動の数々が散りばめられていて一気に株が上昇した感じに。
緊迫した場面にあってもコメディな要素を逃さない構成も良かったと思います。

ここでおしまい、というのが本当に惜しいと感じると共に 東条さかな 先生の挿絵が
見られなくなるのが何とも寂しい限りですが、そちらは 『Rewrite』 のコミカライズ
を追いかけて補充するとしてひとまずは 『C3 ─シーキューブ─』 新刊待機とします。

posted by 秋野ソラ at 09:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『@HOME 我が家の姉は暴君です。』

『煉獄姫』 とは別に 「電撃文庫MAGAZINE」 にて連載を始めた 藤原祐 先生の
新シリーズは色んな意味でお手並み拝見な 「家族もの」 となっております。
(イラスト/山根真人 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1011.php#new13


雑誌でも拝読しておりましたが、こうして1冊にまとまりますと読みやすくて
いい感じです。今巻の話におけるターニング・ポイントは “リリィ” 姉さんが
本性を、そして本心をさらけ出すところかと思います。

そこから “響” が身を寄せることになった新しい家族、「倉須家」 の面々が
表面に見せている言動のその裏に、いろいろと爆弾を抱えているであろうことが
見えてくるとキャラクターが少しずつ魅力的に映ってきます。

そんなイメージを 山根 先生のイラストが下支えしてくれているのがなお良くて。
私見ではありますが、藤原 先生が打ち出した新シリーズの出だしとしては順調と
見て問題ないものと思います。次巻の刊行に期待しておきたいところです。

posted by 秋野ソラ at 09:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影』

アニメ 『とある魔術の禁書目録II』 も放映中の 鎌池和馬 が送るもう一つの物語。
逆境を好機に変えてテンション高く突き進む近未来アクション、第3巻の登場です。
(イラスト/凪良 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1011.php#new3


Gカップの “おほほ” さんにまさかのフェイク。しかも挿絵付き。これはインパクト大。


“クウェンサー” と “ヘイヴィア” の以心伝心ぶりが信頼関係の強さをあらわに
していてある意味、気味が悪いほどですが。いやいや、褒め言葉としてですけど(笑)。
暗号・符丁というキーワードであそこまで話が繋がるとは思いも寄らず、でしたよ。

相変わらず “クウェンサー” のマクガイバーぶりにはハンパないものを感じると共に
それが上手く繋がった時の爽快感も見ていて心地良いものです。戦争してるんですがね。
・・・いや、「オブジェクト」に乗って痴話喧嘩してる「エリート」たちもいますけど。

そんな彼に新たな女性関係の影や、新しい敵勢力の片鱗が見え隠れしたり、とまだまだ
話は興味深い要素を残しつつ続いていきそう。さりげなく猥談を挟み込むのにも抜け目が
無い本作の続きが刊行されるのを楽しみにしておきたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 09:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『クロノ×セクス×コンプレックス(3)』

TS、魔法、タイムリープ・・・・とキーワードてんこ盛りで綴る 壁井ユカコ 先生の
最新巻は “三村” と “ミムラ” の対面で更に過酷な運命を呼び起こします。
(イラスト/村上ゆいち 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1011.php#new9


〈永久時間剥奪者〉──。

今回、“三村” が “ミムラ” に会いに行ったことで彼が誰なのか、ということを
印象深い感情と共に強く暗喩してくれたように思います。それにしても口絵の
感じからしても随分と “ミムラ” は肉食ですな。(w

また、“オリンピア” が引き起こした騒動から “小町” が元居た世界からなぜ
消失したのか、彼女はどこにいるのか、ということが残酷なまでの事実を伴って
明らかになりました。これは流石に “三村” が気がふれたとしてもおかしくない。

だが、そんな絶望的な状況を止められるのは “オリンピア” 以外に無く。すでに
“三村” は 「そうなること」 にいささかの躊躇も無く進むことを決意しており
どういった落としどころを見せてくれるのか注目しておきたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 09:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(7)』

TVアニメ放映もスタートし、各種イベントにも引っ張り凧な 伏見つかさ 先生の
「俺妹」 最新巻で “桐乃” の 「お願い」 が及ぼす影響は如何に。
(イラスト/かんざきひろ 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1011.php#new1


・・・最後の2行と挿絵はとても凶悪で衝撃的な引き具合。どうすんだ “京介”〜。


縦書きの文章に横文字のAAを挟み込んだり、フォントを弄ったりとデザイナー・編集さんが
随分と気を遣ってくれているおかげもあって更に読みやすく、雰囲気が伝わってくる気が
します。ご苦労様です、という感じです。

オビによる秀逸な隠し具合も含めた表紙絵、“あやせ” や “瀬菜” とのやりとりを
踏まえると “桐乃” の考えていることもおおよそ見当はつくというものですが・・・・
今回のラストを受けてどうなるか分かったモンじゃありません。(^_^;

今巻のナニゲに注目だと思うシーンは親父さんの崩れっぷり。ここは譲れません。(w
ぜひあの厳格な親父さんがみっともなく暴れる様子をご堪能いただれければと思います。
ということで様々な期待を胸に、続巻の刊行を待つことに致します。

posted by 秋野ソラ at 09:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年11月13日

『ナイトウィザード The 2nd Edition リプレイ 蒼穹のエンゲージ』

陸上自衛隊に所属し、イラクへの派兵にも参加していたという異色の経歴を持つ
齋藤幸一 先生/F.E.A.R. が送るミリタリー色の強いリプレイを読了しました。
(イラスト:石田ヒロユキ 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_06


「エンジェルシード」を超えるべく作られた試作箒 「ヴァルキューレ・シリーズ」 を
巡る物語。その話に 大竹みゆ さん、菊池たけし 先生、田中信二 先生、大畑顕 先生が
プレイヤーとしてキャンペーンに挑むワケですが

  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  かわたな: 挑戦することは悪くないと思いますが・・・・・・。
  大竹: 大丈夫ですっ! ちゃんと正統派ヒロインをやりきりますから!
  GM: ごめんなさい。その言葉に一片の期待も持てない自分がいます(一同爆笑)。
  大竹: え──っ!?
 _____________________________________

・・・ということでキャラメイクの段階から波乱含みなのですが、大竹みゆ さん演じる
“茜月古都” が正統派ヒロインとしてその身を立てることができたかどうかは是非
読んでご判断いただければ、と言葉を濁したりしつつ。(^^ヾ

シナリオとしてはNPCである“A2”との絡みや、何よりも “レオ・クルーゼ” と
“アルフレッド” への伏線の張り方が上手いな、と感じました。しょっぱなに行った
【精神】 の判定があそこまで尾を引くことになるとは思いも寄りませんでした。

あと、“サクラ” ・・・だけじゃないですけど全体を通してファンブル発生率が高すぎる
のも注目でしょうか。それと魔王が弱くなってる気がするけど大丈夫か? ってトコも。
箒をモチーフとした更なる物語の登場にも期待できる内容で楽しませてもらいました。

posted by 秋野ソラ at 15:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『おれと一乃のゲーム同好会活動日誌その2 さよならの週末はささやかな結末』

葉村哲 先生が送る新感覚ラブコメディ第2巻。“宗司” をめぐって異能バトルが
行われるやらそうでないやら、なゲーム同好会の面々が今回も騒動を引き起こします。
(イラスト:ほんたにかなえ 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=26356


・・・まぁ、確かに「ゲーム同好会」だけどゲームらしいことは全然していないし、
異能の力も使われてはいるのにどこかのほほんとした雰囲気に満ち溢れてますけど
ラストのエピソードで改めて非日常ぶりが印象付けられたように感じます。

前述の観点からすれば “キリカ” の設定には驚かされたと言ってよいかと。
“一乃” はすっかりキャラ崩壊、というか 「デレ」 の部分がそこはかとなく
所作に表れていてツンデレとしてのキャラの魅力が存分に醸し出されております。

短編形式での読みやすさは変わらず、それぞれの立ち位置・・・というよりは
“宗司” に対する想い、アピールの仕方も明確になったので次は “一乃” や
“リリス” を掘り下げるか新キャラを出すか、というところで待ちの姿勢です。

posted by 秋野ソラ at 15:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『まよチキ!(5)』

シリーズ刊行開始から1年を待たずしてアニメ化が決定した あさのハジメ 先生の
大人気学園執事ラブコメ。にぃと 先生のコミックスも合わせて刊行されております。
(イラスト:菊池政治 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=26357


「ちにゃうんです」 ってのも 「ちなうんです」 とはまた違った可愛らしさが。(w
まぁ、巻数が進んでいくうちに頭身が下がってきている気がしなくもない “スバル”
自身の発言だからこそなのかも知れませんが。「──ジロぅ」 も破壊力あるなぁ。

今巻は短編集仕立て、ということでヒロイン級の各キャラクターに焦点を当てた話が
終わりゆく夏休みと共に描かれています。“涼月” の腹黒さと “紅羽” の兄思いな
ボディ・ランゲージぶりは迷惑極まりない感じで何よりです。(ぇ

さて、“涼月” も含めて “坂町近次郎” へとベクトルが向いていることが、そして
想いが強まっていることが明示されたことでこのまますんなりと進むのか、それとも
泥沼へとむかってしまうのか、展開が非常に興味深いところです。次巻も期待してます。

posted by 秋野ソラ at 15:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき』

「第15回スニーカー大賞」 大賞受賞作 『なるたま〜あるいは学園パズル』 を
改稿・改題した 玩具堂 先生のデビュー作。漫画化&ドラマCD化を早々に決めています。
(イラスト:籠目 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201008000072


「枕」イラストチームの攻勢が目に付く昨今ですが、これは見た目だけではなく
中身も十分に読みやすい仕上がりになってますね。主人公以外の優秀な人間が
難題を解決する配役はさながら 『GOSICK―ゴシック―』 のようでもあります。

「よろず相談承ります」 という公約を果たす生徒会のメンバー “成田真一郎” と
“佐々原三月”、その解決に巻き込まれる文芸部員の “仙波明希”。この3人の
視点を巧みに切り替えて解決方法のみならずキャラの特異性にまで言及できています。

毒舌な彼女が 「なるたま」 を嫌う理由だとか、生徒会長である “竹田岬” の思惑
だとか、後々どういうふうに持っていくんだろうと気になる雰囲気にさせてくれる
展開と、何よりも突然の引き際も相まって続刊の刊行が楽しみなところです。

posted by 秋野ソラ at 15:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『東京皇帝☆北条恋歌(7)』

「祝・東京帝国民35万人突破!!」 ということでマニフェスト公約(4)まで
達成した 竹井10日 先生の最新巻は 「ザ・スニーカー」 掲載分の短編集です。
(イラスト:要河オルカ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201004000208


ゆるゆる読書感想文は後日改めて送らせてもらうとして、前巻の引きを全く無視して
「しいにゃんペロペロ」 とか 要河 先生に口絵を描いてもらったりしてるのがステキ。
さりげなく都営線の運賃の高さに触れられているだけでも評価に値します。(ぇ

“恋歌” と “来珠” と “ゆかり子” の恋愛(百合)シミュレーション、
バトラー “一斗”、1日東京皇帝☆愛藤四菜、“夕鶴” の(兄)ラブアタック、
九州でも大人気な “一斗” 卿、“りせ” お母さん、 と自由度の高さがたまらない。

『10歳の保健体育』 とはまた一味違ったキャラの掛け合いやセリフ回しは短編でも
十二分に発揮されているんだなぁ、と分かっただけでも満足してます。ということで
次巻はいよいよ怒涛の展開を見せて下さるそうなので期待させてもらうことに致します。

posted by 秋野ソラ at 15:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『黒のストライカ』

「MF文庫J」 にて 『いつも心に剣を』 をリリースしていた 十文字青 先生が送る
新シリーズ。漆黒の学園異能バトルラブコメ、ということで読ませて頂いております。
(イラスト:硯 先生)

http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/books.php?id=26354


硯 先生のイラストも相まってキャラのイメージが掴みやすい上に、昼と夜の顔を
併せ持つ “椋郎” の設定だとか、ラストの戦闘パートで敵味方がより強い技を
仕掛けあうところとか、少年漫画的なノリがあって読みやすいのではないかと。

キャラクターとして一番印象的だったのは “蔵島” さんでしょうか。Mなんだか
Sなんだか分からない変態ぶりは特筆に価するような、そんな気がしてなりません。
気が強いんだかヘタれなんだか掴みにくい “椋郎” も興味深いところですが。

ラストの引き具合でこれからいろいろなエピソードを紡ぎだしてくれそうな予感を
ひしひしと感じさせていますので続きも気になる装いです。シリーズの滑り出し
としてはまずまずではないかと思いつつ次巻の出方を待ちたいと思います。

posted by 秋野ソラ at 15:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

2010年11月06日

『アリアンロッド・リプレイ・レジェンド(4) 貧乏姉妹の伝説』

  著: 丹藤武敏/F.E.A.R.
  監修: 菊池たけし
  イラスト: ヤトアキラ

以上敬称略、でお送りしてきた「アリアンロッド・リプレイ・レジェンド」もシリーズ最終巻。
前巻のラストから発生した一千万Gの身代金を用意する苦難に風雲児の娘たちが
どう立ち向かうのか、注目が集まります。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=200912000660


“ジュライ” きたぁー!(w ヤトアキラ 先生が描く “ジュライ” も可愛い。
ということで今巻はNPCが総出で 「ココローナ商会」 の活躍を後押しする展開。
あんなのや、こんなのも・・・・って 「セレスチャルフォース」 オイシイな、それ。(w

父を助けるべく求めた 「風雲児の秘宝」 がプライスレスだったり、お家騒動に
巻き込まれて史上最大の敵と御前試合を行ったり、と話もだいぶ大きくなって。
それでも “フレア” や “セレネ” たちが貫く信念にブレが無くて何よりです。

“サントス” から語られた 「Fリーグ」 創設のきっかけは辻褄が合っていて
良い印象を残してくれていたと思います。そんなこんなで最後まで楽しませて
頂いたキャンペーン。GMならびにプレイヤーの皆様、お疲れ様でした〜。

posted by 秋野ソラ at 02:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア(3) 孤影の死都』

三田誠 先生 による Twitter でのセッション実況でファンが沸いたのも記憶に新しい
加納正顕 先生/F.E.A.R. のリプレイ・シリーズ第3巻、満を持しての登場です。
(イラスト:片桐いくみ 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201008000130


B級映画のにおいがするシナリオだからといって口絵が遊びすぎなのがステキ。(w


前巻で “美奈子” が、“真” が、そして “タクミ” が行方不明となり、更には
「至高天」 にも悪影響が出始めて、とまさに混迷極める状況。それをまとめる立場
となって暗躍する矢野俊策 先生演じる “晃士朗” の苦労性が見え隠れします。

敵勢力もレベルアップが図られ、「十字傷の男」 も登場して、と激戦に次ぐ激戦
において輝かしい功績を上げたのが 三田誠 先生演じる “九鬼”。彼らしい欲望を
貪欲に追い求める姿勢が表れたロールプレイも見どころだったように思います。

その宿敵から明かされる衝撃的な過去。FHエージェントとはいえ一介の少女には
容易に受け止めきれない事実に困惑し、迷い、それでも前に進むことを止めない
のが 合鴨ひろゆき 先生演じる “ミユキ”。機微の演出が丁寧なのは不変です。

今巻のシナリオを通して 「愛されロイス」 に満ち溢れた 朱香 を演じるのは
声優の 若林直美 さん。こちらも悩む場面はいろいろありました。そしてそれを
活かしたロイスの取り方、ロールプレイが印象に残っています。


バックトラックでも戻ってこられるかヒヤヒヤものの「ウロボロス」との戦闘を
くぐり抜けても未だ謎な部分は多く、ラストのマスターシーンでは波乱含みな
引き際を見せてくれていたりと更に続きが気になる展開に目が離せません。

posted by 秋野ソラ at 02:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『蒼穹のカルマ(6)』

橘公司 先生の 「第20回ファンタジア長編小説大賞」 準入選作となる本作も6巻目。
毎度突拍子もない表紙が物議をかもす今巻の内容は一体全体どこへ向かうやら。
(イラスト:森沢晴行 先生)

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201003000134


読み終えてから表紙を改めて見直してみると 「なるほどなぁ〜」 って思います。
いや、遺影の顔は流石にどうかと思いますけど、そこがまた味なのだから仕方ない。
・・・身内だけでこうも騒動が絶えない、というのはある意味すごいことですが。(w

いかにして 「“鷹崎駆真” を萌え死させない」 ようにするか trial and error で
真剣に挑んでいるのですが、あの手この手で阻止される。結果として大量出血で死亡
する姿を想像すると何ともアホな感じですが、話の折り合いのつけ方は申し分なく。

そんなコメディなんだかシリアスなんだか、という状況を切り抜けてきたら今度は
アレが伏線として鎌首をもたげるように姿を現してから引きをみせるという何とも
本作らしい繋ぎ方で続きが楽しみなのは言うまでもありません。

posted by 秋野ソラ at 02:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ソード・ワールド2.0リプレイ from USA(1) 蛮族英雄─バルバロスヒーロー─』

  著: ベーテ・有理・黒崎/グループSNE
  監修: 北沢慶
  イラスト: H2SO4、双葉ますみ

以上敬称略。黒船がやってきた、というワケではありませんがRPGの本場アメリカ
からやってきたゲームマスターが書くリプレイがどんなものに仕上がっているのか
確かめるべく、読ませて頂いております。

http://www.kadokawa.co.jp/lnovel/bk_detail.php?pcd=201006000691


  GM: いやあ、でも、ダイスはいろいろ使う方が楽しくない?
  アンセルム: てめえ清松さんに殺されてえのか!?(一同爆笑!)
  GM: うーん・・・・・・じゃあ2d6で・・・・・・
  クリフ: せめて1d6にしてください・・・・・・

・・・って、いきなりD20かっ! しかもしょっぱなからそんなに敵出たらヤバい。(w


合間に挟まれるGMのモノローグがアメリカと日本、それぞれの国での「RPG」の違いを
アメリカ人として見た視点で語って下さっております。これがなかなかに興味深い。
一風変わったTRPGを通じての異文化交流、これは一読の価値アリというものです。

本編は蛮族側の種族 「ドレイク」 のプレイヤーをパーティに迎えてのキャンペーン。
その彼 “アンセルム” の出自ゆえの背景を織り交ぜたシナリオを、残念なキャラの
“クリフ” がテープに残らないリアクションなどで場を攫っていくのが印象的です。

そんな卓の雰囲気を H2SO4 先生のファンタジーも十分にイケるイラストが的確に、
『鋼殻のレギオスの4コマ フェリの詩』 のテイストを残す 双葉ますみ 先生の
4コマ漫画が面白おかしく伝えてくれているのも好感触かと。


ということで新たに始まったリプレイ・シリーズ、大いに期待しております。

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