TVアニメ第二期も始まりました。ガイドブック『アニメ「とある魔術の禁書目録」ノ全テ』
も発売になっています。まだまだ勢いのある 鎌池和馬 先生の「禁書」最新の第22巻です。
(イラスト/灰村キヨタカ 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1010.php#new2 】
・・・あ〜、もう「凄い」としか言いようがないくらいの熱い展開が連続して去来してくるのが
たまりません。誰かの窮地をその場に居ない別の誰かが救ったり、とか “当麻” だけ
ではない登場人物全員の活躍に目を奪われることしきりです。
“当麻” が振るった拳が、“一方通行” の差し伸べた手が、“浜面” が引いた引き金が、
それぞれ信じるものを、守りたいものを思うが故の象徴であったかのように思います。
本当に一般人、「レベル0」としての代表たる “浜面” が一番頑張っている気はします。
その彼が欲していた 「学園都市」 の秘部、「交渉材料」 も見えてきて気になるところ
ですが、その更に上を行く “上条当麻” という少年の秘密とその行方。第三次世界大戦が
終結した世界がどうなっているのか。明かされるその時を楽しみに待ちたいと思います。
2010年10月23日
『ハロー、ジーニアス』
「電撃小説大賞」 に応募した作品を改稿した 優木カズヒロ 先生のデビュー作。
天才少女と脚を故障した少年による青春物語、ということで読ませて頂きました。
(イラスト/ナイロン 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1010.php#new15 】
陸上競技の特待生として高校に進学し、陸上部でその才を発揮していた “高行” が
脚の怪我を理由に自分の行く末を改めて見つめ直さなければいけない事態に陥る。
そんな中で 「第二科学部」 部長、“八葉” からの勧誘を突如受けるワケですが──。
今や居る理由もない、と高校を辞める決意をした “高行” を、それこそ体を張ってまで
求めた “八葉” の真意。彼女の研究 「空を泳ぐ魚」 を手伝うことになった彼がそれを
知ってから気持ちを、想いを入れ替えるまでの流れが何とも瑞々しい。
剣も魔法もメイドも猫耳も出てこない、確かに地味な内容に見えるかもしれませんが
舞台背景を元にして地道に、そしてしっかりと少年少女の機微を描いた青春ストーリー
として評価に値すると感じました。10月刊の新作での推奨作品として挙げておきます。
天才少女と脚を故障した少年による青春物語、ということで読ませて頂きました。
(イラスト/ナイロン 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1010.php#new15 】
陸上競技の特待生として高校に進学し、陸上部でその才を発揮していた “高行” が
脚の怪我を理由に自分の行く末を改めて見つめ直さなければいけない事態に陥る。
そんな中で 「第二科学部」 部長、“八葉” からの勧誘を突如受けるワケですが──。
今や居る理由もない、と高校を辞める決意をした “高行” を、それこそ体を張ってまで
求めた “八葉” の真意。彼女の研究 「空を泳ぐ魚」 を手伝うことになった彼がそれを
知ってから気持ちを、想いを入れ替えるまでの流れが何とも瑞々しい。
剣も魔法もメイドも猫耳も出てこない、確かに地味な内容に見えるかもしれませんが
舞台背景を元にして地道に、そしてしっかりと少年少女の機微を描いた青春ストーリー
として評価に値すると感じました。10月刊の新作での推奨作品として挙げておきます。
『ロウきゅーぶ!(6)』
ドラマCD化が決定した 蒼山サグ 先生のさわやかローリングスポコメディ最新巻。
オビにある時雨沢恵一 先生の推薦文が何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
(イラスト/てぃんくる)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1010.php#new5 】
純心無垢な少女たちを描いているんだ、と思いつつも「アウト」っぽい挿絵が多い
気がするんだよなぁ。というか、そういう目でしか見れない自分が邪なだけなのだ
と言えばそれまでなんですが。まぁ、美麗な絵であることに変わりはないのですが。
今巻は短編集っぽい構成で場面はころころと変わりますが、全体を通してみると
“智花” の家族背景を描きつつ、彼女と “昴” との距離が家族公認でより一層
近くなったのではないかな、と思います。
まぁ、他の女子バスケメンバーとの距離もだいぶ狭まっているとは思いますけど。
その分 “葵” が不憫で仕方が無いんですがね。出番的にも、というかページ数的に
見ても。次巻はまたバスケの話で魅せてくれるのかな、と期待しておきます。
オビにある時雨沢恵一 先生の推薦文が何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
(イラスト/てぃんくる)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1010.php#new5 】
純心無垢な少女たちを描いているんだ、と思いつつも「アウト」っぽい挿絵が多い
気がするんだよなぁ。というか、そういう目でしか見れない自分が邪なだけなのだ
と言えばそれまでなんですが。まぁ、美麗な絵であることに変わりはないのですが。
今巻は短編集っぽい構成で場面はころころと変わりますが、全体を通してみると
“智花” の家族背景を描きつつ、彼女と “昴” との距離が家族公認でより一層
近くなったのではないかな、と思います。
まぁ、他の女子バスケメンバーとの距離もだいぶ狭まっているとは思いますけど。
その分 “葵” が不憫で仕方が無いんですがね。出番的にも、というかページ数的に
見ても。次巻はまたバスケの話で魅せてくれるのかな、と期待しておきます。
『アクセル・ワールド(6) ―浄火の神子―』
コミックの連載も順調に進行中。川原礫 先生の次世代青春エンタテインメント。
予定通りの刊行ペースで順調に第6巻の刊行を迎えております。
(イラスト/HIMA 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1010.php#new3 】
“楓子” さんがキャラクターとして一気にはっちゃけた気がしなくもない。(w
そこがまた可愛らしくてイイのですが。“謡” との親密な繋がりとか特に。
“ハルユキ” と “黒雪姫” との関係はもう言いようも無く良好ですな。
ということで今巻から登場した “謡” が、“ハルユキ” の 《シルバークロウ》 を
浄化する鍵となり、それと同時に旧 《ネガ・ネビュラス》 メンバーの想いの残滓を
今いる “ハルユキ” たちに繋げるキー・ウーマンとなる展開はやはり魅せ方が上手い。
「レベル9」 に到達したバーストリンカーにも強さの違いがあることが分かったのと
同時にエネミーにも桁違いなヤツらがいることが判明してどうするんだ? と思ったら
またとんでもない方向に話が進んで引かれてるし。なので身悶えしつつ、次巻待ちです。
予定通りの刊行ペースで順調に第6巻の刊行を迎えております。
(イラスト/HIMA 先生)
【 http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1010.php#new3 】
“楓子” さんがキャラクターとして一気にはっちゃけた気がしなくもない。(w
そこがまた可愛らしくてイイのですが。“謡” との親密な繋がりとか特に。
“ハルユキ” と “黒雪姫” との関係はもう言いようも無く良好ですな。
ということで今巻から登場した “謡” が、“ハルユキ” の 《シルバークロウ》 を
浄化する鍵となり、それと同時に旧 《ネガ・ネビュラス》 メンバーの想いの残滓を
今いる “ハルユキ” たちに繋げるキー・ウーマンとなる展開はやはり魅せ方が上手い。
「レベル9」 に到達したバーストリンカーにも強さの違いがあることが分かったのと
同時にエネミーにも桁違いなヤツらがいることが判明してどうするんだ? と思ったら
またとんでもない方向に話が進んで引かれてるし。なので身悶えしつつ、次巻待ちです。
『電撃文庫公式海賊本「電撃“にせ”ん!!」』
先日、9/26(日) に行われた 「電撃文庫 秋の祭典2010」。物販でコレだけを買うために
長い列に並んだのですから一筆入れておこうと思った次第であります。
【 http://db2010fes.dengeki.com/store/index.php 】
元ネタになっている原作を全部読んでいるワケでは無いので平等な評価、というのは
とても出来ないのですが、逆にそういった観点からすると
「キノの旅 -the Beautiful Nisemono-」
(時雨沢恵一)
「高浦さんちの家族計画 偽執事あらわる」
(竹宮ゆゆこ&ヤス)
「ニセきゅーぶ!?」
(蒼山サグ&てぃんくる)
「さくら荘のペットな彼氏」
(鴨志田一&溝口ケージ)
「シイきゅーぶ!」
(水瀬葉月&さそりがため)
「惨憺ガールズトーク
ルナティック・ムーン&レジンキャストミルク&アカイロ/ロマンス合同企画」
(藤原祐&椋本夏夜)
「血吸われ村へようこそ!」
(阿智太郎&あらきかなお)
「竜と勇者(あいつ)と可愛げのない私 風紀委員桜井アンジュは可愛げがない」
(志村一矢&ぎん太)
「神様のメモ帳 ニート探偵のどうせ働かない一日」
(杉井光&岸田メル)
以上敬称略、な各タイトルについては特に楽しく読ませて頂きました、ということで。
佐藤ケイ 先生 & 渡瀬草一郎 先生による 「素敵な女の子になりたい! 海賊本出張版」
とか 「電撃新聞」 みたいなネタも好きなので同様に。思わずクスッとする感じがもうねw。
機会があれば入手して一通りご覧の上、「にせ」具合を確かめて頂ければと思います。
========================================================
あと、会場で 「電撃文庫 総合目録 2010」 も頂戴してきました。・・・行きつけの本屋に
全然置いてなくて困ってたんですよ。「でんげきったー」も読めて満足してます。
「シリーズガイド」 で紹介されている作品は、『デュラララ!!』 『バッカーノ!』
『電波女と青春男』 『ヴァルプルギスの後悔』 を除いたものについては目を通して
いることになりますね。・・・「みーまー」 は途中までなんですけど。
「作品カタログ」は絶版になっているものを含めなくても読んでないタイトルのほうが
多いのは変わりませんけど、作家買いしたもの、絵買いしたもの、作品買いしたもの、
数多の想いが想起されて感慨深いところもまた相変わらず、というところで。
そうした中から自分が良いと思ったものを、宣伝するのは大手サイトにお任せするとして
作り手側に伝える手段としてこれからも自分の言葉で綴っていきたいと思い直した次第。
別に「電撃文庫」・・・というかライトノベルに限った話ではないのですがね。(^^ヾ
長い列に並んだのですから一筆入れておこうと思った次第であります。
【 http://db2010fes.dengeki.com/store/index.php 】
元ネタになっている原作を全部読んでいるワケでは無いので平等な評価、というのは
とても出来ないのですが、逆にそういった観点からすると
「キノの旅 -the Beautiful Nisemono-」
(時雨沢恵一)
「高浦さんちの家族計画 偽執事あらわる」
(竹宮ゆゆこ&ヤス)
「ニセきゅーぶ!?」
(蒼山サグ&てぃんくる)
「さくら荘のペットな彼氏」
(鴨志田一&溝口ケージ)
「シイきゅーぶ!」
(水瀬葉月&さそりがため)
「惨憺ガールズトーク
ルナティック・ムーン&レジンキャストミルク&アカイロ/ロマンス合同企画」
(藤原祐&椋本夏夜)
「血吸われ村へようこそ!」
(阿智太郎&あらきかなお)
「竜と勇者(あいつ)と可愛げのない私 風紀委員桜井アンジュは可愛げがない」
(志村一矢&ぎん太)
「神様のメモ帳 ニート探偵のどうせ働かない一日」
(杉井光&岸田メル)
以上敬称略、な各タイトルについては特に楽しく読ませて頂きました、ということで。
佐藤ケイ 先生 & 渡瀬草一郎 先生による 「素敵な女の子になりたい! 海賊本出張版」
とか 「電撃新聞」 みたいなネタも好きなので同様に。思わずクスッとする感じがもうねw。
機会があれば入手して一通りご覧の上、「にせ」具合を確かめて頂ければと思います。
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あと、会場で 「電撃文庫 総合目録 2010」 も頂戴してきました。・・・行きつけの本屋に
全然置いてなくて困ってたんですよ。「でんげきったー」も読めて満足してます。
「シリーズガイド」 で紹介されている作品は、『デュラララ!!』 『バッカーノ!』
『電波女と青春男』 『ヴァルプルギスの後悔』 を除いたものについては目を通して
いることになりますね。・・・「みーまー」 は途中までなんですけど。
「作品カタログ」は絶版になっているものを含めなくても読んでないタイトルのほうが
多いのは変わりませんけど、作家買いしたもの、絵買いしたもの、作品買いしたもの、
数多の想いが想起されて感慨深いところもまた相変わらず、というところで。
そうした中から自分が良いと思ったものを、宣伝するのは大手サイトにお任せするとして
作り手側に伝える手段としてこれからも自分の言葉で綴っていきたいと思い直した次第。
別に「電撃文庫」・・・というかライトノベルに限った話ではないのですがね。(^^ヾ