2010年06月26日

『アクセル・ワールド(5) ―星影の浮き橋―』

「電撃文庫MAGAZINE Vol.14」 にて 蒼山サグ 先生と対談を行ったのはもちろんこの方。
『ロウきゅーぶ!』 と対を成す刊行ペースで登場するのは 川原礫 先生、HIMA 先生で
お送りする 『アクセル・ワールド』 第5巻。満を持しての登場です。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1006.php#new2


≪クロム・ディザスター≫ を巡る物語と ≪心意システム≫ に関わる物語。それらの
残滓とも言える要素が繋がって今巻の話が出来上がっていることを理解したとき、
驚愕の念を隠せませんでした。

偶然とは言え “黒雪姫” とお泊りすることになって何とも羨ましかったり、憎しみの
気持ちに翻弄されつつも何とか最悪の事態を免れた “ハルユキ” と賞賛に値しますが
やはり今回の主役は “楓子” さんだったのではないかとラストを見て思った次第です。

今回起こった ≪ラスト・ジグソー≫ との争いが ≪加速世界≫ へ新たな一石を投じる
ことになったワケですが、そんな緊張感の中で何やら三角関係にでもなりそうな展開も
含め引き続き目が離せないであろうことは変わらず申し上げることができます。

posted by 秋野ソラ at 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ロウきゅーぶ!(5)』

「てぃんくる」 のお二人、はるかぜせつな 先生と ベル 先生のイラストが絶妙な
蒼山サグ 先生のローリングスポコメディも第5巻。「電撃G's Magazine」において
たかみ裕紀 先生によるコミック化も決定し、その勢いは留まるところを知りません。

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1006.php#new4


自分も学生時代に部活でバスケをやっておりまして、夏には合宿で野山を駆けずり回って
肉体的にも精神的にも鍛えられたものです。今回、読了したときにその頃を思い出して
「あのとき頑張ったからこそ今の自分があるんだよな」 と思わず感慨に耽ったり。

ということで女子バスケ部員たちが海の夏合宿でレベルアップを図る中、“ひなた” を
心配に思うが故にバスケを続けることを快く思わない妹 “かげつ” への対応に苦慮する
“昴” たちの様子が等身大で描かれています。う〜ん、青春してますね、色々と。

それにしても “葵” は相変わらず自爆気味ですし、“羽多野” 先生も性癖ダダ漏れで
行動してくるし、で女バス関係者の回りは賑やかなことこの上ない。羨ましい状況にある
“昴” と、それを具現化する 蒼山 先生の妄想具合には敬意を表さねばなりますまい。

posted by 秋野ソラ at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『なれる!SE 2週間でわかる?SE入門』

・・・何と言いますか、タイトルからして見逃すワケにはいかない気持ちを彷彿とさせる、
『葉桜が来た夏』 の 夏海公司 先生が送る新作にして異色作。読ませて頂いております。
(イラスト/Ixy 先生)

http://dengekibunko.dengeki.com/new/bunko1006.php#new13


「SE(システム・エンジニア)」 という言葉を聞いてどんな姿を思い浮かべるでしょうか。
「パソコンに向かってプログラムを書いている」 というのも確かにありますが、他にも
色々な仕事に携わる人たちの総称であることが読んでお分かり頂けるかと思います。

そういう側面があるため一概には言えないのですが、「新3K」「7K」と例えられるIT業界の
実情を垣間見るための書籍として参考になるかも知れません。物語としての誇張表現なども
含まれておりますが、ワリとありがちな背景は描かれていると思いますので。(^_^ヾ

労働基準法って何? みたいな職場でそれこそ身を粉にして頑張っている “室見” さんの
ような人たちがたくさんいるからこそ、昨今の便利な社会が成り立っているということを
是非ご理解いただきたく思い、ここに推薦文を寄せる次第であります。


#何も考えずにただ「サービス残業を無くします!」とか安易に実現させようとしたら、
#システムの運用が回らなくなって社会基盤が崩壊するか、残業代の精算で経済が
#破綻するか、の二択でしょうね。現在の日本という国はそんなもんだと認識してます。

posted by 秋野ソラ at 00:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『ヘヴィーオブジェクト』『ヘヴィーオブジェクト 採用戦争』

正直、積みっぱなしでしたけれども第2巻が刊行されたことを機に纏めて読ませて
頂いております。『とある魔術の禁書目録』 『とある科学の超電磁砲』 でおなじみ
鎌池和馬 先生が 凪良 先生と組んで送る近未来アクション、のはずです。(^^ヾ

http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/A0904690
http://asciimw.jp/search/mode/item/cd/A1002340


“クウェンサー” が設計に関わる知識と軍属として持つわずかな資源を活かして戦場に
君臨する有史以来、最強と謳われる 「オブジェクト」 に次々と対峙していく様子は往年の
『冒険野郎マクガイバー』 を観ていたときの緊張感を思い出させてくれます。

そして 「オブジェクト」 と対峙し、窮地に立たされ、それでも勝利をモノにしていく
ところは 『ダイハード2』 のラストシーンのような爽快感を与えてくれます。各章が
短編のような構成になっているのでテンポ良く読めるのがまた良いところかと思います。


2巻では “フローレイティア” の窮地を 「どうにかしたい」 と思い、行動するなど
対機械以外にも気に掛ける様子が描かれています。この他、要所要所で笑いを誘う描写を
見ていると 鎌池和馬 先生の文章らしいところが窺えてまた面白いところです。

何だかんだ言って行動を共にする “ヘイヴィア” や “ミリンダ” の言動にも注目です。
低周波治療器のところはマジで笑わせてもらいました。“フローレイティア” にジト目を
向ける “ミリンダ” を描く 凪良 先生の挿絵なども賞賛に値するかと。


刊行ペースとしてはインターバルが空くシリーズかと思いますが、こちらもオススメです。

posted by 秋野ソラ at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『欺きのウォーシンドローム Replay:トリニティ×ヴィーナスSRS』

  原作: 是空とおる
  著: 三輪清宗
  ビジュアライズ: 合鴨ひろゆき

以上敬称略でお送りしてきた 「トリニティ×ヴィーナスSRS」 リプレイセッションも
第3巻をもって惜しまれつつ完結の運びと相成ります。

http://integral.jive-ltd.co.jp/index.html


  阿東 : そう、倒せばいいというのがどれほど楽か!
  みとな : 力で世界が平和になるんだったら、とっくに世界は
        平和になってますよね・・・・・・。
  オメガ : とりあえず、俺の感想はだ。GMが鬼だということだ(笑)。
  レン : とりあえず、罵倒しておこう。鬼、悪魔、三輪清宗(笑)。
  GM : それは罵倒の言葉なんだ(笑)。


・・・日頃、ダイスの出目があまりよろしくない 三輪 GMが考えた秘策と 「4年後」 を
見据えた ── それはまさに「攻勢」とも言うべき ── シナリオ構成を前にして
プレイヤー諸氏が口にしたセリフが今巻の様々な要素を捉えているように感じました。

今巻では各自の能力を活かした通常の戦闘だけでなく、大規模戦闘を実現するために
導入された 「Sフェイズワーク」 を適用したりなど、サプリメントの活用例を提示
するリプレイ本来の役割もしっかりと果たしています。

ヴィーナスの大参謀 “イレブン” が仕掛けた謀略と、それに立ち向かい個々の結末を
手にした “オメガ” たちの姿はぜひ本編を読んでご確認いただければと思いますが、
鍵となったのは結局のところ “千秋” でしたね。ラストも切なかったです。


コミックス最終巻を見ていて 「えっ、それはどういうこと?」 というシーン、というか
気になる方がいらっしゃいましたけど、それについては明らかにされることはありません
でした。その方針を決めた、原作者である 是空 先生の想いは後書きで確かめて下さい。

何はともあれ、三輪 先生を始めとしてプレイヤー諸氏、関係者の皆様には「お疲れ様です」
の一言と楽しいセッションを垣間見る機会を与えて下さったことに感謝の意を表したいと
思います。ここまで楽しいリプレイも中々無いと思います。ありがとうございました。

・・・さて、オビに書かれた 『トリニティ×ヴィーナス』 クライマックスキャンペーンが
ゲームリプレイCD応募者全員プレゼント、という何とも気になる企画となっているので
早速応募してきます。果たしてどうなる? 1時間TRPG、ということで楽しみにしてます♪

posted by 秋野ソラ at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ライトノベル

『トリニティ×ヴィーナス(4)』

ぜくやん こと 是空とおる 先生の原作を 合鴨ひろゆき 先生がコミックで綴る本作も
いよいよ大詰め。今巻、第4巻でクライマックスを迎えます。

http://www.jive-ltd.co.jp/catalog/4861767708.html


・・・「俺、顔出ししてないけど実は十仮面やねん」って、友野詳 先生ステキです。(w


  ・ “アルファ” たちが 「ビッグ3」 たる由縁
  ・ “トオル” が思いを託した能力
  ・ “藤原素子” の行動理由
  ・ “ウーシエンダー” の正体
  ・ “ノエル” との激闘
  ・ “リン” 自身の能力への信心
  ・ “シン” が語る 「トリニティ」 の存在意義

・・・そして見せつけた 「人類の力」 といろいろ見えてきて驚かされること、切ないこと。
何よりも熱いアクションの連続で、文字通り手に汗握るような感覚のまま最後まで
読了した感じです。

作中、「煉獄の炎」「銀の雨」・・・・と何とも気になる、思わず「ニヤリ」とさせられる
単語なんかも盛り込まれていて、様々な角度から楽しませてもらった作品である、と
申し上げることに何ら躊躇いもありません。

posted by 秋野ソラ at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | コミックス